石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
すごい虫たち

ある展覧会を観に中野に行った。
新聞でたまたま案内を目にして、
これはすげえんじゃねえの?
と思って行ったのだが、
想像以上だった。

この昆虫たち、まあ見てください。







わかった人、います?



これ、ぜんぶ、なんと紙でできているのです。
紙を切って、折って作っています。
トンボの羽は半透明の樹脂ですが。。
(細かな網目はエッチングでつけたそうな。
クリックで拡大して見てみてください)

小さなギャラリーで点数は多くないですが、
見応え十分。
お近くの方、ぜひどうぞ。
といっても22日までなんですが…。

詳細はこちら。
小林和史展


明日から取材で、またちょっと更新休みます。

| 生活 |
ホタテは全部食べられる?

日本最北端、宗谷岬に
民宿「宗谷岬」という宿がある。
10年ぐらい前に一度利用してからというもの、
ずっと懇意にさせてもらっている。
これまで5回ぐらい泊まっただろうか。
みんな爽やかで本当にいい人たちで、
また会いに行きたくなるのだ。
いい人、なんて漠然としすぎているけど、
それ以外言いようがない。
で、彼らから今年の夏もまたまたホタテが届いた。30枚!
(マスターにみどりさん、いつもありがとうございます!)

ということで、ホタテパーティー。



いやあ、とにかくウマいです。

ところで、今回初めてネットでホタテの下ごしらえを調べてみて、
愕然となった。
ホタテのあの黒いまるっこい部分、ウロというらしいのだが、
あれは「加熱しても食べられないから捨てましょう」と書かれていたのだ。
ガーン。
毎回食ってた…。
まずいな、苦いな、と思いつつ、でも栄養あるっぽもんな、と思って、
我慢して食ってた…。



| グルメ |
旅客機撃墜

朝から吃驚した。
ウクライナでのマレーシア機撃墜事件。
旅客機の撃墜なんて、
30年ほど前の大韓航空機のとき以来じゃないか?
と思って調べてみたら、
2001年にもウクライナであったのですね。
こちらはウクライナ軍の演習のミサイルが
シベリア航空機に当たったとか。
(ウクライナ政府は事故と主張。そりゃどんな確率だ?)
この2001年は、僕はまだパキスタンの山奥や
インドの田舎地帯を走っていたので、
それほどの大事件でも僕の耳にはまったく届いていなかった。

今回は、新ロシア派の武力集団がやったのでは?
ということで、ウクライナ側が非難しているけれど、
13年前のその事件があるだけに、
ウクライナ政府の非難声明も
奥歯に物がはさまった感じになっているのだろうか?
慰安婦問題で口角沫を飛ばしていた韓国大統領が、
米軍慰安婦問題が出た途端にダンマリを決め込むみたいに。

ともあれ、今回被害に遭われた方のご冥福をお祈りします。
まったく、ふざけるなよ。

| 社会 |
衝撃の冷蔵庫

以前から冷蔵庫に不安があった。
あまり冷えないのだ。
冬はまだいいのだが、夏場になると、
ビールなんかはタライ水に浸けておいたほうがマシ、
という状態になる。

なぜだろう?
日本製のちゃんとしたやつなのに。
ちゃんとヤフオクで7000円ぐらいで買ったのに。
わずか22年前のモデルなのに。

シリアル好きの僕は、
キンと冷えた牛乳でないと気が済まない。
だから、夏場はこんな風に牛乳を入れている。



クリップで口をとめ、
一番冷える最上段に、横にして入れる。
水平にすると漏れるから、
納豆を下に置いて角度をつける。
これでバッチリである。

しかしここ数日のうだるような暑さで、
これは本気で冷蔵庫ヤバいんでない?
と危惧されるようなレベルになってきた。
それでも仕事にかまけて考えることをやめ、
ぬるい生玉子や、ぬるいヨーグルトや、
ぬるい漬物を食べ続けていたのだが、
実際どのぐらいの温度なのだろう、とふと興味を覚え、
温度計を買ってきて、冷蔵庫のポケットに入れた。
で、ひと晩おいて、最も温度が下がっていると思われる朝方、
冷蔵庫を開けて、温度計を見てみたら、、、



…19度。


よかった。夏日より下で。

いや、そうじゃない。
これは、たぶんアウトだろう。
よく食中毒を起こさなかったものだ。

ということで、本が重版になったことを記念し、
9年ぶりに冷蔵庫を買い直した。
ちゃんと新品のやつ。

冷凍庫でちゃんと氷ができているから、驚愕している。


| 生活 |
残念と歓喜
アルゼンチン、残念!
でもま、妥当な結果だったのだろうな。
ドイツはほんと隙がなかった。
対してアルゼンチンも予想以上に善戦したけど、
いかんせん、交代選手がイマイチ…。
パラシオじゃなくディマリオだったら、
と解説の岡ちゃんと同じことを思ってしまった。

ま、とにもかくにも、
楽しい1ヵ月でした。
これで寝不足からは多少解放されるけど、
ああ、めっちゃ寂しい!

そんな中、嬉しいお知らせが。
拙著『行かずに死ねるか!』が重版になったとのこと。
これで22刷目です。
いつもいつも同じことを書いていますが、
ほんとに心から。
読んでくださったみなさま、
ありがとうございます。
| お知らせ |
出たー! 腰グキッ

最高にいいものを見れた!
美しい日本語は「見られた」だけど、
「見れた!」とあえて言いたい!
(とくに意味はないけど)

東京ドームですよ。
1−3と我が阪神が敗色濃厚な7回表。
なんとかランナーがたまって、
関本が告げられ、
で、なんと、代打逆転満塁ホームラン!!
出たー! 野球漫画的展開ー!
あまりに興奮して腰をひねってしまった。
いててて。

最後はオスンファンがきっちり3人でピシャリ。



いやあ、ここ1ヵ月はサッカーに夢中だったけれど、
やっぱ野球もすんげえおもしれえ。
(今朝の3位決定戦はブラジルが弱すぎて
おもしろくなかったし…)


やった! 初めて聞けた生「必死のパッチ」!
てか、代打逆転満塁ホームランも生で観るのは初めて!
痛快すぎて笑いがとまらん! 

今年はこれで観にいった試合は4勝1敗。
なかなかのもんです。

ということで、
明日は4時起きでアルゼンチンを応援する!
今の俺の勝率からすればあのドイツを倒せるかも…!


| スポーツ |
手紙の機微

ちょっと前のことだが、
川端康成の手紙が発見された。
初恋の女性にあてたものだ。
日本近代文学史における第一級の資料だそうで、
その赤裸々な紙面の写真が新聞に載っていた。

ちなみに若いころの康成と、お相手の初代。


初代さん、きれい…。 

初代は岐阜、康成は東京、という、いわゆる遠距離恋愛である。
双方、楽しげなやりとりが何通か続いたあと、
康成にとっては青天の霹靂、
理由も知らされず、急に風向きが怪しくなった。
今回見つかったのはそのころの手紙だ。
22歳の康成が初代にあてて書いている。

抜粋すると、
 
「君から返事がないので毎日毎日心配で心配で、
ぢつとして居られない」

「もしかしたら病気ぢやないか、
本当に病気ぢやないのかと思ふと
夜も眠れない」

「恋しくつて恋しくつて
早く会はないと僕は何も手につかない」
 
なんという狂おしさ。
康成の張り裂けんばかりの苦悩に胸を打たれるが、
でもそれとは別に、
かの時代における
人情の機微の深さや濃さを想像したりもした。

今ならおそらく、こうはならない。
さしずめこんな感じだろうか。
 
「あれー? メール届かなかった? 
朝出したのに、もう昼じゃん。
返信ないからマジ心配…」

「あれー? もう夕方だよ。
7時間も返信ないけど…。
もしかして病気とか? 
げぇ。病気とか考え出したら夜も眠れないよ(笑)。
なんてね(笑)。
返信待ってるヨ!」

「え? マジ? もう夜なんだけど…。
1日返信くれないと何も手につかないyo! なんてね(笑)」
 
便利すぎると、そのぶん
心の襞(ひだ)が薄くなるのかもしれない。なんてね(笑)。
 
しかし、僕も手紙類はきれいに処理しておかなくちゃ。
没後発見され、
「第一級資料」として
大々的に公開されたら恥ずかしいもんなあ。あはは。

| 社会 |
大雨につかまってしまい
ある食べ物の取材で山形の新庄に行ったら、
みごとに大雨で新幹線が運休!
なんでピンポイントで当たるねん。

駅にはこんな張り紙が。


レールの下の礫がごっそり削られ、レールが宙に浮いた状態。

ま、連泊もええか、と思ったのだけど、
日本の交通網はそれを許してくれませんでした。
鈍行を乗り継ぎ、奥羽山脈を越えて仙台へ。
仙台からの新幹線は走っていたので、
トータル6時間半ほどかけて
なんとか東京に帰って来れました。

ま、僕はこれですんだけど、
南木曽とかすごいことになってたんですね。
被災された皆様にお見舞い申し上げます。



ところで、これが新庄祭りの山車。

青森ねぶたのように職人さんが作るのではなく、
町内会の人たちが夜なべして作るそうな。
祭りにかける東北人のエネルギーが山車からも伝わってきますね。


 
| |
マジ気持ち悪い酒

オエ。
気持ち悪い。
怪しい軍団と飲んだのだが、
2軒目は最下級のチェーン居酒屋へ。
メニューに「マルシンハンバーグ」とかある店。
角ハイが290円って、何を混ぜてるんだ?
たいして飲んでいないのに
(というか、味が凄くて飲めなかった)
今なんか頭が痛ェ。

何年も前に一度だけ同じような居酒屋に行ったが、
そのときもまったく同じように頭が痛くなった。
いったいなんなんだ?


メニューのひとつ、コンビーフ。

明日は取材で早朝から山形へ。
なのにこの頭痛…。大丈夫だろうか。

ところで“怪しい団”のひとり、
嵐よういちくんの新刊が出ます。
ま、以前出た単行本の文庫版なんだけど、
未読の方はぜひ。
普通は見られない世界を、
なんのリスクもなく見せてくれます。



スラムの少年たちの夢の話が凄絶すぎます…。
アマゾンのページはこちら

オエ。
マジ気持ち悪ぃ。頭痛ェ
あの酒、何が入っていたんだ?
ひとり2000円とたしかに安かったが、
ここまでひどいと値段の問題じゃない。
金を払って、殴られたようなものだ。

あかん。もう寝る。
明日はせめて前半だけでもブラジル戦観たいし。
グッナイ。オエ。




| グルメ |
見送りに

友人が自転車世界一周に出発することになったので、
成田空港に見送りにいった。
彼、翔くんとは10年の付き合いになる。
2004年夏、僕は北海道の宗谷岬に張り付き、
やってくるチャリダーにかたっぱしからインタビューする、
という仕事をしていた。
そこにやってきたのが当時、自転車で日本一周をしていた翔くんだった。
自分を大きく見せようとしたり、
かっこつけたりするところのまったくないその素朴な人柄に魅かれ、
交友が始まった。
日本一周中は、南紀白浜の僕の実家にも寄ってもらった。
(当時、僕はまだ実家にいたのだ)
礼儀正しくて素直な翔くんに、ウチの両親も感心していた。
 
日本一周後、彼は「世界一周を目指します」と言って書店員になった。
大丈夫かな、と僕は少し心配になった。
世界をそれなりにちゃんとまわろうと思ったら、
自転車だと3〜5年はかかる。
だから少なく見積もっても300万円はいる。
あまつさえ、翔くんは超マイペース。
日本一周には2年半もかかった。
世界一周には10年ぐらいかけたいとのこと。
いったいいくらかかるんだろう?
てっとり早くお金を貯めようと思ったら、
書店員という仕事の序列はかなり下のほうになる。
でも彼は「好きな仕事で資金をねん出したいので」と言った。
 
僕が新刊を出したとき、
彼は自分の書店でサイン会などを催してくれた。
「仕事、楽しいです」
とイキイキした目で話す彼を見て、
僕は世界一周計画についてこっちから彼に聞くのをやめた。
仕事熱心な彼は一店員から店長にまでのぼりつめた。
書店員としての人生はすこぶる順調だった。

だから去年、
「出発が近づいてきたので、話を聞かせてください」
と相談されたときは驚いたし、
なんだか理屈抜きで嬉しかった。
彼は書店員を7年やって、1,000万円貯めたらしい。
控えめで、物静かで、はにかみ屋の翔くんだが、
その芯の強さはまるで武士のようだな、と思った。
武士に会ったことはありませんが(本田調で)。
 
出発前、空港でお茶をしながらいろいろ話を聞いた。
最も驚いたのが海外旅行保険の話。
最長5年までしかかけられなくて、
で、5年の旅だと保険料はなんと……!
 
69万円! ひえええっ!
「これでも一番安いやつなんですよ」
と翔くん。
ずいぶん値上がりしているらしい。
僕が出発した1995年時は、3年で8万円ぐらいだった。
(当初は3年半で帰る予定だった)
 
なんだかんだ話をしたあと、
「じゃあ10年後に」
と言って握手をして別れた。
ゲートをくぐっていく翔くんの背中を見ていると、
ふいに奇妙な気分になった。
自分の出発シーンと重なって、
昔の自分を見送っているような気がしたのだ。
胸がいっぱいになるとか、体が熱くなるとか、
そういうのではなく、
恬淡と自分の過去を見つめているような、
ひたすら不思議な感覚だった。
ああ、でもやっぱり体はちょっと熱くなったかな(笑)。
とにかく翔くんの小さなうしろ姿は、
映画でも観ているように、くっきりと目に焼き付いた。
彼の行き先は、アラスカのアンカレジ。
それもまた僕の旅と同じなのだった。
 
行ってらっしゃい。
とにかく、無事で。


 
その夜、
「いまごろ太平洋上を飛んでいるころだな」
と考えていたら、翔くんからこんなメールが入った。
 
「いま成田の日航ホテルで
テレビ見ながら日記書いています。
飛行機、欠航しました。
エンジントラブルだそうです。
まさか初日に成田に泊まるとは想像していませんでした。
でも急ぐ旅じゃないし、
ホテル&豪華な食事がつくうえ、
乗客同士で一体感が生まれて仲良くなれたので、
おもしろい出だしだな、と思いました」
 
本当に、なんて愛すべき男なんだ!
僕はげらげら大笑いしてしまった。
 
彼はパソコンを持っていかないので、
ブログとかは書かないらしい。
いまどき珍しいんじゃないかな。
そのあたりもほんと翔くんらしい。
ということで、この記念すべき出発のてんやわんやは、
僕がここに書かせてもらいました(笑)。
 
じゃあ、もう一度。
今日17時、再出発する翔くんに。
 
今度は、ちゃんと行ってらっしゃい(笑)。




彼の出発前のブログはこちら

| |
新刊が出ました! 2014.2.28発売
『大事なことは自転車が教えてくれた』小学館刊・1400円+税。「冒険と自転車の楽しみ方」をテーマにしたエッセイ集です。ひと言でもいいので感想いただけると嬉しいです→ yusukeishida@hotmail.com
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