石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
ひとつの命

僕の友人の友人が基金を立ち上げました。
「なおちゃんを救う会」という名の基金です。
なおちゃんは静岡に住む6歳の女の子です。
去年の6月、心臓の病気にかかってしまいました。
この子の命の火を消さないためには、
心臓移植しかありません。
現在なおちゃんは補助人工心臓をつけていますが、
さまざまな問題があり、
一刻も早く移植しなければならない状態です。
日本ではドナーが見つかるまで数年かかるとのこと。
そのため海を渡り、
アメリカでの移植手術という決断に迫られました。
しかしそれには莫大な費用がかかり、
両親や関係者だけではとても賄えるものではなく、
多くの方の善意にすがるしかありません。
よろしければ、ご賛同いただけると幸いです。

「なおちゃんを救う会」サイト

なおちゃんに関するテレビ報道&新聞記事の一覧


| 生活 |
幸せな気分に浸れる映画

『舞妓はレディ』はほんと
幸福感を味わえる映画だよなあ、
という話を、元隣人の映画監督
まつむらしんごくんにしたら、
彼はその意見に同意しながらも、
それなら『はじまりのうた』も絶対観てほしい、
ほんとに幸せな気持ちになれるから、
とかなり強く薦めてくれた。

ということで、観にいってきた。
主演はキーラ・ナイトレイ。
売れないミュージシャン役。
「やってきた電車に飛び込んで、
人生を終わりにするの」
みたいなどうしようもない歌ばかりうたっている。
でもその才能に惚れ込んだ
やはり負け組の音楽プロデューサーが、
彼女とニューヨークの路上で
アルバム作りをするというもの。


これは撮影風景ではなく、映画のワンシーン

いやはや、これまた実に気持ちのいい映画だった。
観ていて多幸感に浸れるって、
それは文句なしにいい映画ということじゃないの? と思う。
こんな台詞がとても印象に残った。

「平凡な風景が意味のあるものに変わる。
陳腐でつまらない景色が
美しく光り輝く真珠になる。音楽でね」

ラストは『舞妓はレディ』のような
幸せいっぱいの大団円ではなかったけれど、
これはこれで、後を引く終わり方だった。
そのおかげで、観にいってから数日たっているのだが、
いまもいろいろ思い出してしまう。

と、まあ、こうやって紹介しても、
公開からだいぶ経っているので、
まだやっている映画館はほんとにわずか。
なので不親切な記事になってしまったけれど、
ま、DVDでも観られる機会があればぜひ。
でも映画館のいい音響で観てほしい映画です。

ところでキーラ・ナイトレイについて。
この人は『パイレーツ・オブ・カリビアン』でメジャーになったけれど、
それ以降は超大作にはほとんど出ていない。
『はじまりのうた』もかなりの低予算映画だ。
あちこちで報じられている話だと、
キーラは年間500万円ぐらいしか
事務所から受け取っていないらしい。
人生の価値をセレブな世界には
まったく見出していない様子。
だから『はじまりのうた』のようなマイナーな映画だろうと、
脚本がよければギャラを気にせず出るようだ。
なんて素敵なんだろう。自由だよなあ。

| 映画 |
そのエラそうな態度

原発再稼働差し止めを求めた住民らの訴えを
福井地裁が認めたことについて、
菅官房長官は
「それはそれ。我々は粛々と再稼働の方針を進める」
といった発言をしたらしい。
粛々がよっぽどお好きと見える。

なんか、このところますます、
モヤモヤが増えてきた。

こんな報道もあった。
福島原発事故の影響が懸念される食品の輸入について、
台湾が規制を強化する、と発表した。
そもそもこれは台湾で
日本の食品の産地偽装が行われたことに
端を発するもの。
(その偽装が台湾内で行われたのか、
日本で行われたのかは不明)

その台湾に対し、菅氏は公式にこう発言したそうだ。

「日本側の説明、要請にもかかわらず、
規制を強化するということは、極めて遺憾だ」
「台湾側に対して、科学的根拠に基づいた
適切な対応をとるように強く求めていく」

ああ、なんかすんげえモヤモヤする。
言っておくと、菅氏個人に対してではない。
いや、多少あるか。
でも立場上仕方がないと思うところはある。
僕のモヤモヤは何かといえば、
アメリカやEUが同様の行動をとったら、
「極めて遺憾」
「強く求めていく」
なんて言い方をするのかよ、ということ。
なぜ台湾に対してこういう強硬な言葉が出るのか。
その背景にあるものを想像するにつけ、
何か釈然としないものを感じてしまう。

ちなみに、上に書いたテーマとは実はあまり関係ないのだが、
アメリカとEUは日本の食品に対してこんな輸入規制をしている。

EUの最新規制情報

アメリカの最新規制情報 
  ↑
このページの上方にあるPDFファイルを開くと詳細が見られます。

原発再稼働の問題も、食品の汚染問題も、
何が正しくて、何が正しくないか、
対応として、適切なのか、あるいは過剰反応なのか、
本当に知りたいのはそこだけれど、
究極的にいえば、正しいも何もなくて、
どういう考えを持ち、どういう生き方を選ぶか、といった
思想の問題になるのではないかという気がする。
原発が倫理的に「No」の人は、
原発がいかに危険かという説を選択するだろうし、
経済発展が最優先だと考えている人は、
日本の原発がいかに安全構造の上になっているか、
という説を選択するだろう。単純な図式に落とし込めば。

だから各問題の是非はさておくとして、
僕がとにかくモヤモヤするのは、
原発再稼働問題にしても、
放射能汚染問題にしても、
はたまた、自衛隊法の問題にしても、
普天間基地移設の問題にしても、
何かにつけ、
このところやけに目立つ
彼らの傲然とした気配に対してだ。
その雰囲気にいちいち神経が逆撫でされるのだ。
進む方向が正しいか否かではなく、
力を持ったヤツらがエラそうにしている図や、
それが普通になってしまう社会には、
心底、反吐が出そうになるのだ。オエー。

| 社会 |
ヨーグルトを5割増うまくする法

健康オタクではないのだが、
少しは気を遣っている。
で、朝はサラダやパンを食べたあと、
プレーンヨーグルトなんぞもすすっている。
で、最近になって、
このヨーグルトをさらにおいしくする法
というのを考案してしまった。
まったくもって簡単な工夫なので
既にやっている人も多いに違いない。
いまさら嬉しがって書いても
バカみたいだろうな、
と思いつつ、
いちおうインターネットという
バーチャル空間に問い合わせてみたところ、
同じ意見をつぶやいている人は、
とくに見当たらなかった!
(時間かけて探していないけど)

ということで、嬉しがって書きます。

こうするのだ! ドーン!



泡立て器で混ぜる!
これです。
ダマがなくなるまで、ぐるぐると
20〜30回ぐらいですかね。
これをするだけで、なめらかな食感になり、
控えめに言っても5割増しおいしくなります。
注意すべき点は、混ぜすぎないこと。
やりすぎると“飲むヨーグルト”になっちゃうので。
あと、スプーンで混ぜてもダメ。
なんか違う。なめらかになりきらない。
必ず、写真の小さな泡だて器を使うべし。
持っていないなら買うべし。
このためだけに買ってもいいぐらいの違いがある。

不思議なことに、
これをやり始めてから好みも一変した。
それまではビヒダスが一番だったけど、
泡だて器作戦を始めてからは、
それまで最下位だった雪印のナチュレ「恵」がトップに躍り出た。
ていうか、まあ、どのヨーグルトもほんとおいしくなるので、
未経験の方は騙されたと思って、ぜひやってみてちょ。

ちなみに僕はバナナにかけて食べています。



めっちゃヘルシー、かつ、マジうまい。


| グルメ |
傑作菓子

最近のお気に入りはこれ。



おじゃこのあられ。

渋い!

と思われた方、
いやいや、騙されたと思って
いっぺん食べてみてください。
めっちゃくちゃウマいから。
ジャコのダシがきいています。
あおさもいい感じに香ります。

一度、ドラッグストアで
安売りしているのを見つけたときは、
理性を欠いて一気に3袋買ってしまった。
そのとき家にもすでに1袋あったから、
在庫が4袋、と大量に抱えることになり、
おじゃこ揚げ屋さんを開こうかと思った。
って、4袋じゃ無理ですわ。あっはっは。

ところが、そんなおじゃこ揚げが、
昨日西友に行ったら、売り場から消えていた。
え? なんで? 
あんなにウマいのに、売れてないの?

いやいや、マジでみなさん食べてみてください!
ほんと病みつきになるから!
で、どんどん食べて、
この傑作あられを市場から
なくさないようにしましょう!

| グルメ |
元特攻隊員の方のご尽力

元特攻隊員の板津忠正氏が亡くなったと聞いて、
なんだか深いため息が出るのを覚えた。
戦後、特攻隊員の遺族を訪ね、
遺書や遺影の収集に努めた人だ。
それがやがて知覧の
特攻平和会館へとつながった。
先々月、僕はそこを訪れていたのだ。
特攻隊員たちの遺書に書かれた
言葉のひとつひとつが、
体じゅうに突き刺さってくるようだった。

《お母さん、お母さん、今、俺は征く。
母を呼べば母は山を越えてでも
雲の彼方からでも馳せ来る。
母はいい。母ほど有り難いものはない。母! 母!》

よろしければ一度、訪ねてみてください。
知っておかなければならないことだと思うし、
生きることの重さをあらためて
考えさせられる場所だと思います。

広島と長崎に加え、
ここも修学旅行の訪問地として、
もっともっと奨励していいと思うんだけどな。

| 社会 |
写真展

僕の地元で、
僕の後援会をやってくれている山本賢くんは
長らく広告会社に勤めていたのだけど、
去年一念発起し、デザイナーとして独立した。
それにあわせて写真の腕も磨こうと、
もともと広告写真はやっていたけれど、
一から学ぶために写真学校に入って
3年間みっちり勉強したのだとか。
とにかく、がんばる男なのだ。

その山本くんが写真学校を卒業するにあたり、
グループ展を大阪で開くことになりました。
来週の火曜〜日曜まで。

出品作品がなんとも素敵なので、ご覧ください。





さあ、これはなんでしょう?

計12点出しているそうです。

4月14日(火)〜19日(日)
11:00〜18:00(最終日は16:00まで)
会場:江之子島文化芸術創造センター
    (阿波座駅すぐ)
詳細はこちら

お近くの方、よろしければ!



ところで阪神はオープン戦ばかりやっていて、
まだ開幕していないそうです。
長い冬だなあ。
昨日書いた、“胸の奥の氷塊”の正体がわかりました。






| お知らせ |
やっとひと山

GW進行で、雑誌関係の仕事が一気に押し寄せ、
かなりテンパったけど、
とりあえずひと山越えました。ふう。
それにしてもなんなんですかね、この寒さ。
集中力マックスでやっていたから、
昨晩は気が付いたら、体がめっちゃ冷えてしまっていて、
布団に入ってからもガタガタ震え続け、
なんか一晩中、胸の奥に氷塊を抱えている感じでした。
しかもその氷塊が今朝になっても溶けずに残っていて、
目が覚めてからもずっとブルブル。
風邪でもないのに、ほんと異様な冷え方でした。
まったく、どんな4月や。






| 生活 |
天才数学者の映画になぜオオグソクムシ?

ドイツが作った史上最強の暗号「エニグマ」を
天才数学者が解読する、
という第二次世界大戦時の実話をもとにした映画、
『イミテーション・ゲーム』を観にいった。

まがりなりにも文章で食っている僕である。
自分の中のあらゆる語彙を駆使して感想を書けば、

すごい映画だった。

以上。

いや、ほんとにこんなことが実際あったのか? 
と驚愕しっぱなしの2時間でした。
あの時代にこんな高度な情報戦が
繰り広げられていたのかと思うと、
真珠湾攻撃からして日本の作戦はダダ漏れで、
アメリカにいいように操られていた、
という話にも納得せざるをえません。

ところで、映画館にはこんなものが。



この真ん中の四角いところに水槽が入っています。
近づいてみると、こんなヤツらが。



オオグソクムシだ。

……なんで?

パネルには、こんな説明が。



1か所、完全に間違っているので、
余計に意味不明になっています。
そこを直して、下に抜き書きしてみます。


「イミテーションゲーム」の公開を記念して、
5年以上も絶食し、
息を引き取ったニュースで
昨年メジャーデビューした
世界最大のダンゴムシの仲間、
ダイオウグソクムシと同じ海生甲殻類で、
体長が最大で15僂砲覆
オオグソクムシの生体展示です。

オオグソクムシは水の中の数学博士と
呼ばれている! こともありませんし、
もちろん(映画の)本編にも現れません。

清涼感あふれる癒しのリラクゼーション?
上映前のひと時、
ゆったりとした時間をお過ごしください。

以上。

なぜこのオオグソクムシが
『イミテーション・ゲーム』のパネルに囲まれて
展示されているのか、
3回読んでもわからなかった。
この展示を企画した人も天才だと思う。

| 映画 |
赤ちゃんポスト

昨日はポストの話を書いたが、
今日は赤ちゃんポストの話を。

昨晩、打ち合わせから帰って、
『クローズアップ現代』をつけると、
赤ちゃんポストがテーマだった。
その中である言葉を聞いたのだが、
その瞬間、ふいに涙腺がゆるんで感情が乱れ、
これで泣かない人っているのか?
などと思ってしまった。

赤ちゃんポストについては、
当然だけど、僕にはその是非はわからない。
簡単には賛成できないし、
簡単に反対もできない。

でもそんな混沌としたイメージを、
ほんの一瞬だけ、“彼”は吹き払ってくれた。

その彼は、8年前に赤ちゃんポストに
入れられた子供だった。
今はたしか10歳。
物心ついたころに預けられたから、
その光景が記憶に残っているらしい。

彼は今、里親と共に暮らしている。
「お父さん」「お母さん」と彼らのことを呼び、
仲睦まじく遊んでいる姿が映っていた。
でも彼は預けられたときの小さな靴を今でも持っている。
それが自分と本当の両親をつなぐ鍵だという思いで。
その彼がこう言っていたのだ。

「赤ちゃんポストに入れてくれてよかった。
そうしてくれたおかげで、
今のお父さん、お母さんと会えたから」

また、パソコン画面がにじんできた…。


| 社会 |
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