石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
三重の奇祭へ

三重県の小さな集落に行ってきました。

奇祭の取材です。

この県にはいい印象しかないんですが、

それがますます強くなりましたね。

ひなびた様子が、なんというか温かいというか。

人もいいし、魚もびっくりするくらいうまかったなぁ。

サザエはこれまで食べた中で一番甘かったかも。

 

片田の「じゅんやん」という店のお造り盛り合わせ。

どの魚も最適な状態で出してくれます。こりゃいい店だ。

食べログにのっていないのがまたいい。

 

ほら貝。初めて食べたけど、甘い!

左はサザエです。

リアス海岸の内海のサザエだから角がほとんどありません。

 

ところで、今回の取材は大学の後輩で

(元)めっちゃ男前のカメラマン岩波に頼みました。

僕のカメラを宿に置いてきてしまったので、

上の料理の写真も彼に撮ってもらったという…。

プロのカメラマンにブログ写真を撮ってもらうなんて

贅沢にもほどがありますが、そこは先輩風を吹かしました(笑)。

岩波、ごめんね。でもありがとう。

 

彼のHPにリンクを張ろうと思って名前で検索したら、

とあるラジオのサイトに行き当たりました→こちら

イケメン写真家と紹介されており、

彼の写真も載っていて、

「お? 美貌の面影がまだ残ってるな。

15年前ぐらいの写真か?」

と思って日付を見たら、2年前でした。

岩波……この2年間に何があったんや?

 

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国内版『行かずに死ねるか!』

都電荒川線沿いを自転車で走り、

ドヤ街、山谷のラーメンを巡る旅の後編が

アップされています。

麺店ポタリング紀行「泪橋で泣いた夜」  

食の雑誌『dancyu』ウェブ版の連載ですが、

今回はいつにも増して食レポというより、紀行です。

拙著『行かずに死ねるか!』の世界です(笑)。

都内の日帰りの旅も、

7年半の世界一周も、

僕が書いていることは実は変わらないし、

書いているときの熱量も変わりません。

よかったら前編から読んでもらえるとうれしいです。

麺店ポタリング紀行「鬼子母神とバラと矢吹丈」

 

 

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10年間チャリ世界一周のゴール

今日もタイガースの原口に泣かされた!

大腸がんから復帰し、さよならヒット!

なんというドラマだ!!

この感動をここにぶちまけたいのだけど、

それは僕の胸に収めておくとして、

今日は別の話を。

 

自転車世界一周という旅は

かなりポピュラーになっていて、

日本人だけでも毎年20人ぐらいは

世界のどこかを走っているように思う。

そのうちのひとり、

出堀良一くんが昨日東京にゴールする、

というので「お帰り会」が盛大に開かれた。

彼は出発前に僕のトークライブに来てくれたのだ。

 

ゴール会場となったのは同じ旅仲間、チャオくんの店、

秋葉原の古民家ビストロ「kufuku±」。

たくさんの人が待ち構える中、

 

現れた! 

カメラを持って走っているのがこの会の仕掛人、

伊藤篤史くん。彼も元世界一周チャリダー。

 

って、ちょ、ちょっと飛ばしすぎ!

カメラちゃんと用意していない!

 

わーっ、もうそんなところに!

連射撮影にすればよかった!

どのボタンだっけ?

と思っている間に、一瞬でゴール(笑)。

 

あ、泣いてる。ちょっと意外。

 

たくさんの仲間に迎えられ、最高のゴール。

 

なんと10年間も世界を走り続けた出堀くん。

 

ひとしきり騒いだあと、店でスライドショーがスタート。

ゴール直後にトークライブというのもすごい流れだ(笑)。

南米のアンデス越えルートや、

西サハラ〜モーリタニアの

サハラ砂漠越えルートが

全線舗装路だった、

といった話に心底驚いてしまった。

 

これが彼の走行ルート。

10年間でまわった国は115!

距離は約12万5000km!

 

彼が泣いてゴールしたところで、

ちょっと意外だな、と思ったのにはわけがあって、

本でも映画でも原口のサヨナラヒットでも

すぐに涙をこぼす涙腺ユルユルの僕が、

世界一周の様々なゴールの場面では

まったく泣けなかったからだ。

”最南端”や”最北端”など各大陸のゴールだけでなく、

日本に着いたときも淡々としていた。

実家にゴールしたときは懐かしい友人たちが

集まってくれ、迎えてくれたので、

めちゃくちゃテンションは上がったけど、

泣けてくるというのではなかったんだよなあ。

充実感と達成感は並々ならぬものがあるけど、

すごく落ち着いた心境というか。

そういうものだろう、と思っていた。

でも、当然だけど、

人の数だけ違う感じ方がある。

 

ともあれ、久しぶりに旅の”パワー”に触れ、

清々しい気分になりました。

出堀くん、お帰り!

 

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カメラの悲哀

白神山地周辺の旅から帰ってきました。

新緑の盛りは過ぎていたけど、

それでも緑がきれいでした。

 

白神山地の「核心地域」に向かう道。

 

「核心地域」の遊歩道。

まさに緑のシャワー。

 

天気がよかったので、

能代〜鯵ヶ沢間の西海岸も堪能できました。

ハリボテみたい。

ディズニーランドにありそうな岩だな。

 

この岩と自転車と俺、という写真を撮ろうと、

三脚にカメラをセットし、

岩のところに走っていって振り向いたら、

風でカメラが倒れており、

買ったばかりのキャノンG7Xが砂まみれに。

「ギャーッ!!!」

走って救助に行き、カメラを拾い上げると、

本体から飛び出したレンズの隙間にまで

細かい砂がびっしり。

半ばパニック状態で砂を丁寧に取り払い、

祈る気持ちで電源をオフにすると、

ガリガリガリといい音が鳴って、

ぎこちない動きで、

レンズが本体に仕舞われました。

G7Xの初舞台だったのに…。

一応修理に出すけど、

短命ランキング、堂々の1位になるか?

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巡礼路のうた

スペインに「サンティアゴ巡礼路」というのがある。

その距離約800辧それを何日もかけて歩く旅が人気らしい。

旅のスタイルは四国の八十八カ所巡りに似ているし、

巡礼路としての性格は我が郷里の熊野古道に似ている。

実際、熊野古道とは「姉妹道」として提携しているようだ。

 

この巡礼路を、

知人のアコーディオン奏者、

岩城里江子さんが40日かけて歩いた。

そして歩きながら生まれた曲を、

CDアルバムにした。

 

スピリチュアルなものが苦手、

というより、スピリチュアルなものに

傾倒する人たちのノリが苦手な僕は、

聖なる〇〇から生まれた〇〇、といったものには、

無意識に斜に構えるところがあるのだけど、

このアルバムは友人のよしみ抜きにして

「へえ、そうなるんだ」と大いに感心した。

聴いていると、スぺインの歩道を、

実際歩いているような気分になるのだ。

ヨーロッパのノスタルジーや、

山や野の空気や風が伝わってくる。

行ったことのない(そして天邪鬼な)僕ですら、

そうなのだから、歩いた経験を持つ人が聴いたら、

胸が熱くなるんじゃないだろうか。

 

この中に「Holy Holy」という曲がある。

最初聴いたとき、とても懐かしい感じがした。

子供の頃、何かの折に聴いた聖歌かなと思った。

で、岩城里江子さんに聞くとこんなメールが。

 

” 最後に一緒に歩いた
  オランダのリカちゃんって女の人がいてね。
  その人がこの曲のサビをずっと歌ってたの。
  オランダで流行ってるの?って言ったら、
  上から聴こえてくるっていうの。
  で、それ、録ってた。
  そのフレーズを歌いやすいように
  ちょっと変えて作った曲なの。
  旅のはじめの方で出会ってから
  最後にばったり再会したのだけど
  最後に旅を総括するようなことを話せた人だった。
  でね別れ際、彼女の名前のスペルを聞いたら
  RIEKA、だったのよ。
  私のRIEKOと1文字違いでしょ。鳥肌立った。”

 

気持ちのいいアコーディオンのアルバムです。

サンティアゴ巡礼路に行った人も、
これから行こうと思っている人も、
そうじゃない人も、よろしければ。
旅をつづったブックつき。
合わせて読むとますます旅している気分に浸れます。
5月26日(日)15時半から柏でコンサートもやるみたいです。
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台湾ツーリングの記事

昨日発売されたアウトドア雑誌

「BE-PAL」の巻頭を6ページ書かせてもらいました。

特集のタイトルはすばり「自転車ライフ」。

台湾チャリ紀行です。

台湾の人気ってやっぱりすごいですね。

アウトドア雑誌の自転車特集で

トップに来るぐらいなんだから。

僕の顔にご注目。

ここ、実は坂で結構キツいんですよ。

でも表紙を目指して必死で笑顔を作っています(笑)。

結局、顔が不細工だからか表紙からは外れましたが、

トビラの見開きで使ってもらいました。

そしてなんと、新聞の広告にも(笑)。

昨日の朝日新聞の広告です。

 

取材は予備日を入れて6日間。

これだけとっておけば、

1日は晴れるだろうと思っていたのに、

予報は全日雨で、降水確率も70〜90%と悲惨な状況。

でも実際行ってみたら、上の写真のとおり。

ラッキーだった、というより、

台湾の天気予報(というかネットの予報)、大丈夫?

ともあれ、よかったら読んでみてください。

 

ちなみに表紙。

こりゃ勝てません(笑)。

 

 

 

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出発

いやあ、新年早々ブログをサボりまくりました。

ちょっとこのところ大変で。

仕事も片付かないまま、

これからミャンマー取材に出かけます。

結局、ミャンマーでも原稿書かなきゃ。。

余裕があれば現地からブログもアップします!

でもたぶんない!

というわけで、いってきまーす。

 

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賢治の町の百貨店

岩手の花巻といえば宮沢賢治。

生家(賢治の母の実家)の立派さには驚いたし、

賢治記念館も非常におもしろかった。

でもこれらのことはおそらくサイスポに書くと思うので、

そのほかのことを書こうと思う。
 

花巻といえば、もうひとつ有名なもの。

そう、マルカンデパートだ。

地元の老舗百貨店で、

人気の大食堂は曜日を問わず繁盛していたそうだが、

老朽化のために2016年に閉店が決定。

しかし存続を求める高校生の署名活動を契機に、

若手事業家たちが立ち上がり、食堂の存続が決まった。

という話を、何かで読んだかテレビで観たか。

とにかくそれだけ愛されている食堂とはどんなものか

見にいってみると、これが本当に奇跡のような食堂だった。

 

まずは外観から。

 

うーん、懐かしい。屋上遊園地の音が聞こえてきそうだ。

で、何が奇跡かというと、これだけ図体の大きな建物なのに、

なんと6階の食堂しか営業していないのである。

いや、正確には1階にも土産物店が入っているが、

ぶっちゃけ申し訳程度で、メインはあくまでも6階だ。

2〜5階はもぬけの殻である。ほとんど廃ビルだ。

なのに、6階の食堂だけは大いににぎわっているのである。

平日の開店直後(11時)だったからまだこの状態だが、

このあと次々に客が来て、やがて正午の学食状態に。

しかし給仕さんの制服もいいですなあ。
聞けば、創業当時のままだとか。

 

展望レストランになっています。

 

ここで食べたのが名物のナポリカツ。

半券も昔のまま。しかし一眼レフ&単焦点レンズはやっぱりいいなー。

 

さらに名物のソフトクリーム。

この高さでなんと180円。

 

味はどちらも大騒ぎするようなものではないけど、

でも地元にいたら確実にリピートするな、という旨さ。

それになんといっても、ノスタルジックな空間が格別で、

居心地が最高にいいですね。

また身を浸しにいきたくなります。

 

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湯煙に猿

先日発売されたアウトドア雑誌『BE-PAL』に

温泉の記事を書いています。

このブログにもちょっと書いたけど

大学時代に僕が作った裸族探検隊の4代目隊長が

現在はカメラマンをやっていて、

その彼と初めて仕事をした、というのがこの記事なのです。

要するに裸族の4代目隊長と初代隊長が

初コラボした作品というわけで、それがこれ。

 

 

 

我ながら小学生並みの知能だなあ。

 

4代目隊長が

「石田さん、もうちょっと右、もうちょっと、

あ、行き過ぎです! 丸見えです!」

と微調整しながら撮ってくれました。

 

でもこの写真はたぶんボツだろうなと思ったので、

ほかのバージョンもたくさん撮ったんですよ。

なのにこれが採用(笑)。

BE-PALもよくわかっていらっしゃる。

 

しかし温泉ライターって大変ですね。

撮影でいろんなポーズをとっていたら、

(誰も求めていないのに)

めちゃくちゃのぼせて気が遠くなりました。

 

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天然なめこの底力

秋は旅するもんだなあ、としみじみ思った。

というのも先日秋田に行ったとき、

直売所で天然なめこを買ってきたのだ。

食べてびっくり。

なんちゅううまさだ。

甘くて、松茸みたいな香りがほのかにする。

 

考えてみると、この時期、

たいていの旅館などで出てくるなめこは

”原木なめこ”だ。

天然なめことはまるっきり別物である。

 

こちら↑は原木なめこ。某旅館の晩飯。

 

そしてこちら↓が天然なめこ

 

 

なめこ汁にしてもおひたしにしても

香りが全然違う。

これまた「ありがたいなあ」と感動する。

東京ではまず手に入らないだろう。

この味をいただけるだけでも、

秋に田舎に出かける意味があるなあと。しみじみ。

 

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★dancyuウェブに連載中
食の雑誌「dancyu」のウェブサイトに「麺店ポタリング紀行」というアホな記事を書いています。→https://dancyu.jp/series/pottering/
『地図を破って行ってやれ!』文庫改訂版出ました。
2016年8月発売。幻冬舎刊。650円(+税)。アホな日本紀行です。単行本をすべて書き直しました。感想いただけると嬉しいです→ yusukejitensha@yahoo.co.jp
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