石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
帰宅

東北ツーリングから帰ってきました。

雪と温泉が今回の旅のテーマだったんですが、

意外に雪が少なくて、あれ?って感じ。

新潟では大雪で15時間も電車が止まっていたのに、

太平洋側はすこぶる天気もよくて

快適なサイクリングになってしまいました…。

って残念がるのも変ですが。

 

今回の旅のゴールは仙台。

帰りの新幹線に乗る前に牛タンを食べてきました。

最古参の「旨味太助」にて

牛タン定食1500円(税込み)。

テールスープ含めて、いやあ旨かった。

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地元っ子が勧める白浜ベストプラン(永久保存版)

上野の子パンダを1〜2分見るぐらいだったら、

南紀白浜に来て、

野外で遊ぶ5頭のパンダをゆっくり見て、

世界一の泉質(石田調べ)を持つ共同浴場に入って、

奇岩が連続する海や白砂ビーチを見たほうがいいでー、

といった内容のブログ記事を書いたら、

二人の方が「行く。世界一風呂どこか教えて」とメールをくれた。

せっかく来てくれるのであれば、

白浜の魅力をとことん味わってほしい、

と白浜ベストプランを考えてみたので、

ここに紹介します。

もっとも、‟僕が考えるベスト”だけど。

 

ちなみに僕の考えはこう。

宿は寝るだけなので安宿で十分。

宿泊にお金をかけるぐらいなら、メシにかけたほうがいい。

(宿のメシはワンパターンなので、素泊まり&外食が基本)

少しだけ注文をつけるなら、

ベッドではなく、畳&布団で、

できれば部屋に床の間があればなおよし。

(装飾の効果だけでなく、空間に奥行きが出るから)

ということで、狙うのはボロい和風旅館。

 

はい、この考えに共感する方にお勧めの宿は、

ずばり、「国民宿舎ホテルシラハマ」!

もう名前からいいですよね。

「国民宿舎」と「ホテル」という言葉の重複が素敵。

俳句の先生に怒られそうです。

それはさておき、とにかく料金が最高です。

平日だと、素泊まりがなんと2,850円!

土曜日でも3500円!

もちろん個室です。

相部屋のユースホステルよりも安い!

しかも好立地。

温泉街の中心部にして、

ビーチにも石田的世界一共同浴場にも徒歩圏内です。

 

外観だけ撮ってきました。

うーん、昭和!

僕の好みど真ん中。

ただ、僕はさすがに泊まったことがないし(地元だけに)、

料金を考えると、どんな内容なのかちょっと怖いな…

と思いつつ、今回メールをくれた二人のうちの一人、

Kさんに勧めました(おいおい)。

ここに2泊した彼女からのメールを下に貼ります。

ちなみにKさんは大人の女性です。

子供ふたりとのご旅行。

メールの感じだと旅人度はかなり高めです(笑)。

つまり旅のハプニング大歓迎、的な。

以下、Kさんのメールから。

 

「部屋には広縁も、トイレも、洗面所も付いてます。
古いですが(笑)、全然問題なし。
エアコンと小さなテレビは、普通です。
冷蔵庫はありません。

建物は古いですが、ちゃんと手入れされてて、大丈夫です」

 

「古さとサービスを気にしなければ、

コスパ、本当にいいと思います」

 

以上。

サービスは、そもそも白浜に期待してはいけません(笑)。

ちゃんとしたサービスができるホテルや飲食店も当然ありますが、

基本的に”きめ細やかさ”というのは和歌山の文化にはありません(笑)。

よく言えば朴訥、悪く言えばぞんざい、未洗練、不作法…。

むしろ「こんな接客があるんかい!」

と異文化を堪能していただければ(笑)。

 

とにかく驚きなのは2,850円の部屋で

洗面所やトイレがついているということ。

Kさんが撮ってきてくれた写真で紹介していきます。

 

まずは部屋。

なんの問題もないやん!

てか最高やん!

床の間まであるがな!

(テレビ台になっているけど)

 

部屋の洗面所

 

そして部屋のトイレがこの↓の写真。

間違いなく和式、

下手すりゃ汲み取り式のぼっとん便所、

と思いきや、

 

ウォシュレットやがなーー!!!

なんちゅうコスパやああ!!!

 

さらに広縁

 

フロント上方にあるロビー。

向こうに見える石油ストーブがステキ。

 

お風呂はもちろん源泉かけ流し。

Kさん曰くここの泉質もよかったとか。

 

いやほんとすごいな。

これで2,850円とは。

白浜に実家があるけど、ここに泊まったろか、

と思ってしまった(笑)。

 

続いてモデルコース。

5頭のパンダがいるサファリパーク、

「アドベンチャーワールド」

通称アドベンは

1日たっぷり遊べるので、

2泊コースとなります。

列車旅行を想定して。

 

<1日目>

白浜駅到着。

駅から温泉地までは5劼阿蕕のイ譴討い襪里如

時間が合えば無料シャトルバスをどうぞ。

 

で、国民宿舎ホテルシラハマに投宿後、

近くのレンタサイクルで自転車を借りて

半島一周サイクリング(5辧

(クリックすれば拡大します)

ここは白浜屈指の絶景ルートです。

でも効率重視のカーナビではここには絶対行けません。

ほんともったいない!

時間がなくてもこの半島周回はぜひ。

一周約5劼悩笋發覆い燭瓠⊆転車でも楽々です。

走るだけならママチャリでも20分ぐらい。

白浜名物「円月島」もこのルート上にあります。

海のきわを走っていくので気分爽快!

(なので時計回りで。左側が海沿いになるから)

円月島がどんどん近づいてきます。

 

時間がある方は、半島一周にくわえ、

さらに下図、紫のルートもお勧め。

できれば,痢崎の湯」までは行ってほしいですね。

海のそばに広がる露天風呂で、

「白浜と言えばココ」みたいな場所です。

白浜は「日本最古の湯」のひとつですが、

その根拠となるのがこの崎の湯です。

女子風呂

 

男子風呂

昔は無料だったんですが、今は入浴料500円。

 

さらに時間があれば、◆銑まで行ってみましょう。

△痢崟蘊敷」は巨大岩場。

正直、僕はここのよさがよくわかりませんが、

いつも観光客でにぎわっています。

 

は自殺の名所「三段壁」。

60mの絶壁に目がくらみます。

 

体力に自信がある人はこの三段壁から左へ、

い療庫沼罎愎覆鵑任ださい。

(普段運動をしない人はやめといたほうがいいです)

レンタサイクルで、

電動アシストなしの自転車だと

間違いなく”押し”になる激坂ですが、

(しかも長い)

素晴らしい展望が待っています。

2枚目の地図の紫ルート一周で8劼任后

半島一周ルートと合わせると13辧

 

<2日目>

前日に「崎の湯」に入れなかった人は、

この日の朝イチで崎の湯へ。

(7、8月は7時オープン、

それ以外の月は8時オープン。

アドベンは基本10時オープン)

ホテルシラハマから崎の湯までは徒歩20分。

真っ白ビーチの「白良浜」を見ながら行くので、

退屈せずに歩けてあっという間に着くと思いますが、

歩くのが嫌ならレンタサイクルかタクシーでどうぞ。

あと、ハイシーズンだとなおさら崎の湯は朝入るのがいいかと。

午後からはかなり混むので。

 

午前10時からはアドベンへ。

宿からは無料シャトルバスが朝2便出ています(要予約)。

ホテルシラハマにもちゃんと来てくれます(笑)。

朝、崎の湯に入るなら、そのすぐ近くのホテル柳屋か

ホテルシーモアで乗せてもらうのもいいでしょう。

 

<アドベンのまわり方>

まずは各ショーの時間をチェック。

マリンライブとアニマルアクションは必見。

それ以外は自由にまわればいいですが、

パンダコーナーはあとまわしにしましょう。

なぜなら開園と同時にみんなパンダに殺到するから(笑)。

そんなに急がなくても午後から行けば、

のんびりゆっくりご覧になれます。

で、サファリパークは基本、

ケニア号という乗り物に乗ってまわるわけですが、

僕のお勧めは「ウォーキングサファリ」。

草食動物は歩いて見てまわれます。

これ、やらない人が多いけど、ほんともったいない!

ぶっちゃけ、ケニア号に乗らなくてもいいから、

ウォーキングサファリをするべし!と思います。

動物たちは野外で自由に動き回っていて、

その中を歩くのはほんと気持ちいいですよ。

サイとか間近で見ると、もう恐竜です。

キリンの餌やりもおもしろいです。

舌でべろりんちょしてくれます。

歩くのが嫌なら

自分で運転できるカートなど

いろんな乗り物もありますんで、ぜひ。

アドベンは17時ぐらい(夏場は18時か?)に閉まるので、

白浜に1泊しかできない人は閉園後に帰ればよいかと。

ちなみに東京への最終は白浜発18:19です。

 

<3日目>

崎の湯がまだなら、この日の朝に入って、

どうぞお気をつけてお帰りください。

 

そうそう、前にも書きましたが、

世界一の泉質(石田調べ)を持つ共同浴場は

ほんと小さな風呂なので、ここには書きません。

お知りになりたい方は僕にメールを頂ければ。

メアドはブログの右上にあります。

 

<食のお勧め>

昔から豊富な観光資源にあぐらをかいてきたせいか、

全体的に高レベルとは言いがたいのですが、

以下の店は個人的にお勧めです。

 

「マルキヨ」

11:30〜14:30、17:00〜21:00。火休。

フグよりうまいとされる紀州名物のクエを

最も安く食べたいならココ。

たいてい1人前1万円前後するクエ鍋セットが

税込み5,500円(しかも天然クエ)。

雑炊や唐揚げもめちゃうまです。

ちなみに店主は僕の友だち。

なので石田の紹介で、といえば、

そして店主の機嫌がよければ何かサービスがあるかも。

七輪海鮮BBQなどもあります。

 

「喜楽」

11〜14時、16〜21時。火休。

ホテルシラハマのすぐ近く。

Kさんはこの宿の利点のひとつとして、

「”喜楽”至近」を挙げています。

それだけこの店も気に入ってくれたみたいです。

居酒屋としても定食屋としても利用OK。

地魚や地元の味が楽しめます。

ここでも天然クエが食べられます。

(マルキヨよりかなり値が張るけど)

Kさんによると店の名物「葵寿司」がうまかったとか。

僕は未体験。地元の名物ってあまり食べないよなあ。

 

「甲羅館やまと」

8〜17時。無休。

モーニングや昼飯ならココ。

土産物屋に併設された昔ながらの喫茶店で、

味にこだわっている風には見えませんが、

シェフはもともとイタリアンの料理人。

イチオシは紀州名物の梅干しを使った「梅パスタ」

シェフがたまに留守にするので要予約です→0739-42-2784

あとオムライスもぜひ食べてみてください!

 

「ミルク&ビアホール九十九」

18〜翌0時。火休。

味も雰囲気も田舎らしからぬ店。

人気店なので予約必須。

石窯焼きピッツァ最高。

 

以上、すべて温泉街の中心部にあります。

今気づいたけど、甲羅館やまと以外は全部火曜休みだな…。

 

さらにもう1日時間がとれる人は、

レンタカーでこのコース。

熊野古道で知られる熊野三山(3つの神社)を巡りながら、

奇岩の連なる海と、秘湯を巡る南紀ドライブ。

一周190辧Aるだけなら約4時間。

でも見どころ満載だから、

できれば途中、本宮大社のまわりの温泉地か

勝浦温泉に1泊してじっくり見るのがお勧め。

 

ああ、これ書きだすとまた長くなるから、

ていうか、もうたいがい長くなったから

(ここまで読んだ人は何人ぐらいいるんだろう?)

次号へおそらく続く!

 

 

 

 

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温泉総選挙

今は年越しのために白浜に帰っていて、

毎日温泉に入っているのだが、

一昨日は僕の好きな”世界一の湯”が休みだったので

「牟婁(むろ)の湯」という共同浴場に行った。

すると番頭が中国人のオッサンだった。

中国人が日本の不動産や水資源を買い漁っている

というニュースが頭をよぎり、

すわ、我が郷里の温泉資源までも…と焦ったのだが、

その中国人オッサンと話をしてみると、

どうやら牟婁の湯は町営のままで、

オッサンは町に雇われているということだった。

もしかしたら中国人観光客が増えたことに合わせ、

雇ったのかもしれない。

 

ところでその牟婁の湯の休憩室に

「温泉総選挙2017」の結果

といった内容のポスターが貼られていた。

全国の温泉を対象に

投票で順位付けしているらしい。

今年は149万票を集めたそうな。

こういうのは「アホくさ」と思うのが自分の常だが、

結果次第では態度が変わる。

今年の結果はこうだった。

 

 

部門ごとの定義がよくわからないが、

とにかく白浜は二冠である。

さらにいえば、「スポーツ・レジャー部門」でも4位だ。

ということで、温泉総選挙はスバラシイ!

詳細はこちら→温泉総選挙2017結果発表

 

この良質の温泉にくわえ、

先日のブログにも書いたが、

白浜にはパンダが5匹もいて、

野外で活動している姿を観られるのだ。

シャンシャンの抽選に当たらず

もどかしい思いをしている人は

白浜にきたほうがええでー。

もっとも、1歳3か月のパンダ結浜は

もうオッサンの風格だが。

 

 

 

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鳳凰堂に唖然&インスタ映えたこ焼き

京都の宇治で講演したあと、

駅前からのびる土産物屋通りを冷やかしながら

人の流れに乗って漫然と歩いていると、

平等院まで来てしまった。

すぐに帰るつもりだったが、

ここまで来たなら見ないわけにはいかない。

平等院は32年前、自転車近畿一周をした際に立ち寄り、

10円玉のあの鳳凰堂の古色蒼然たる様子に感動した覚えがある。

ということで、拝観料600円を払って32年ぶりに対面すると、

「えっ……?」

きれいに塗られた鳳凰堂が

なんとも軽〜い存在感で立っているのである。

掃除をしていたおじさんに聞くと、

3年前に塗り直し修理が行われたらしい。

長くもたせるために仕方がないとはいえ、

こんなに印象が変わるものかと驚いてしまった。

 

もっとも、最初の落胆が過ぎ去ると感じ方も変わる。

宝物殿を見学し、ふたたび外に出てあらためて見ると、

やっぱりたいそう美しく感じられた。

デジカメを持っていってなかったので、

10年前のボロボロの携帯で撮影。

ガラケーで撮っている輩など

僕だけだったので誇らしかった。

 

ちょっと角度を変えて撮影。

僕が歩くと鳳凰堂も徐々に角度を変え、

いろんな顔を見せる。その変化が素晴らしい。

これが1000年前の遺産だなんてなぁ。

日本の文化はやっぱすごいわ。

 

宝物殿に陳列されている国宝の木像たちも

生唾をのむほど素晴らしかったが、

写真撮影禁止なので撮っていない。

 

優れた美を見て気分がよくなったので、

帰り道、何か買っていこうと土産物屋をのぞいた。

宇治だけに抹茶だんごの店が並んでいる。

見た目からうまそうなので味見に1本買って食べてみると、

思わず顔をしかめてしまった。

原材料を見ると案の定、トレハロースに加え、

カタカナ名のいろんな物質が入っている。

トレハロース特有の食感や風味は昔から苦手だったが、

最近、だんご原理主義者から過激思想を叩き込まれたため、

この手のだんごがなんか食べられなくなってしまった。

いいのか悪いのか、うーん…。

 

あと、こんなものも食べてみた。

宇治抹茶たこ焼き。

インスタ映えするやん、と思ったので。

6個入り500円。

(2個は撮影前に食べた。冷めると嫌だから)

 

生地とマヨネーズに抹茶が入っているらしいが、

目をつぶって食べてこれが抹茶入りだと

気付く人はいるのだろうかという味だった。

 

 

 

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お宝さがし

吉村昭の『高熱隧道』を読んで以来、

ずっと行きたかった黒部峡谷にようやく行けた。

紅葉がちょうど見ごろだったし、

三連休の初日だったので、

トロッコ列車も激混みにちがいない、と

早朝に起き、始発駅の宇奈月まで

自転車でぶっ飛ばして行ったら、

混雑ぶりはさほどでもなく、

トロッコ列車も余裕で一番いいポジション、

つまり進行方向に向かって右側の席を確保することができた。

(ピーク時で休日でも午前中なら問題なく乗れそう)

 

で、それから約1時間半、夢の世界に浸り、

写真もアホほど撮ったのだが、

走っている列車から撮ると、どうしてもブレるし、

構図もくるってしまう。

結局、宇奈月から列車を入れて撮った写真が一番よかった。

これです。

 

 

その後、糸魚川〜上越〜長岡とチャリで走ったのだが、

長岡の隣の宮内でとんでもないものを見た。

たまたまここを通りがかり、

それが目に入って、急ブレーキをかけたのだ。

コテ絵に彩られた蔵である。

日本広しといえど、これほど壮麗な蔵がほかにあるだろうか。

くわえて何の情報もない状態で見たから、

驚きも喜びもひとしおだった。

僕が旅に求める「お宝発見!」の興奮が久々にやってきた。

 

以下、その蔵の画像を載せますが、

できれば、みなさんにも、このときの僕と同じように、

何も知らない状態で見てほしいので、

画像も小さくしておきます。

ぜひ、情報ゼロのまま、現地で実物を見てみてください。

長岡まで行くことは生涯ない、という人は、

クリックして大きな画像でご覧あれ。

 

これが見えた瞬間、ブレーキをかけました。

この蔵の正面だけでもすごいのですが、

側面にまわると、さらに

 

どーん。

なんじゃこりゃあああ。

 

「機那サフラン酒本舗」という酒蔵の蔵です。

名前で検索すればいろいろ出てきますが、

画像は見ずに、下のこの地図だけを頼りに行ってみてください。

住所は「新潟県長岡市摂田屋4丁目6-33」

宮内駅から徒歩10分。

この一帯、摂田屋はほかにも

古い酒蔵や味噌醤油の醸造所があり、

楽しい散策ができますよ。

宮内駅の駅前には長岡ラーメンの元祖として知られる

青島食堂もあります。

 

いや、日本もまだまだ”お宝”だらけですね。

 

ちなみにこの旅の模様は

『サイクルスポーツ』の12月発売号に書きます。

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道南もいと楽し

北海道ツーリング取材から帰ってきました。

先週はじめまでは東京よりも気温が高いぐらいだったようですが、

僕が行ってからは連日涼しく、いい避暑になりました。

あ、いえいえ、仕事です、仕事。

 

今回は道南、苫小牧〜函館をまわりました。

テンションがあまり上がらない地域だったのですが(失礼!)、

いや、やっぱり北海道はいいですね。

おもしろい出会いもたくさんあって、

充実した1週間となりました。

 

この旅の模様は9月発売のサイクルスポーツに掲載しますが、

その前に、お気に入りの写真を1枚。

 

 

 

何万人が同じことやっただろう…。

(ちなみにこのクマ、本物の剥製ですよ)

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あじさいロードと陽気

広島から帰ってきました。

島根県の益田に近い地域に行ったので、

豪雨被害の影響がやっぱり多少ありました。

土砂崩れで道が通れなくなり、

迂回路を探しながら行くという感じ。

 

それよりなにより、

災害とは無関係の旅の取材だったから、

何かうしろめたい感じがするというか…。

この状況で遊びの取材なんかしていていいのか、みたいな。

でもま、仕事なので楽しい記事を書くだけなんですけど。

 

取材自体はとても内容の濃いもので、

日本にこんな場所があったのか、とびっくりしました。

それは8月6日発売のビーパルに書くとして、

その場所に向かう道中もなかなかのものでした。

道路が延々とこんな感じなのです。

 

 


その名も「あじさいロード」。

もしかして10劼阿蕕い△辰燭里任蓮

 

クマが出没しまくる山奥の町に一泊し、

帰りは広島市の名店「陽気」のラーメンへ。

 

 

拙著『洗面器でヤギごはん』の最終話に出てくるラーメンです。

サラリーマン時代、足しげく通った店で、

世界一周中はこのラーメンを食べる夢を何度見たことか。

こちら江波の本店で食べるのは、たぶん10年以上ぶり。

 

…うーん、麺変わった?

なんか感動量が以前より少ない気がするんだけど、

思い出の美化現象?

ま、うまいのはうまいんだけど。

 

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価格破壊の美食宿(北海道)

昼飯時、テレビをつけたら、

松居一代が激高していて、

ちょっと正視に堪えないので

すぐにチャンネルを変えた。

そしたらまた松居一代が激高し…

というループにはまった。

どのチャンネルも松居一代が叫んでいた。

ほんときつい。きつすぎる。

マジで見ていられないので消した。

豊田真由子様はおもしろいんだけど、

この差はなんだろう?

 

という深い思索は置いといて、

北海道のおすすめ宿、ご紹介。

増毛の「ぼちぼちいこか」。

 

 

建物はこのとおりかなりレトロ。

とほ宿」という旅人宿のひとつです。

基本、男女別相部屋で、

今でいうゲストハウスの走りですかね。

でもゲストハウスはちょっと機能的すぎるというか、

宿によってはやや冷たい印象を受けるところもあって、

「これはカプセルホテルのカプセルないバージョンやん」

と思うこともあったり。

ま、寝るだけならそれでいいんだけど。

とほ宿のほうはもっとアットホームで、

旅人同士、交流を求めて泊まりにくる感じ。

食事は居間で全員がそろってから、

「いただきます」といって食べる。そういう宿。

 

で、この「ぼちぼちいこか」の

最大おすすめポイントは何かというと、メシ!!

ここの女将さんも手からなんかへんなもんが出ています。

何を食べても最高にうまいです。

毎回ホント感心します。というか、なんか感動する。

女将はいつも謙遜するけど、

バターは高額なカルピスバターを使うなど、

相当にこだわっている様子。

 

で、一泊二食付きの値段がなんと、

 

5,000円…!(税込み)

 

利益出てるんかい!

カルピスバター使っている場合か!

 

しかも2泊目からは200円引きで、4,800円!

生ビールも中ジョッキが450円とか、

最北の蔵として知られる増毛の地酒「國稀」の

清酒1合が250円、純米酒1合が350円とか、

一休さん(宿主の名)、もっと取りなよ!

 

素泊まり3,000円てのも一応あるけど、

ここは何がなんでもメシ付きで!

ま、相部屋がダメな人はダメだろうけど、

そうじゃない人は、ぜひ。

 

宿に併設した女将の喫茶店「海猿舎」もいい雰囲気。

ネルドリップの美味しいコーヒーが飲めます。

 

増毛は町全体がレトロで、いいところですよ。

旧駅舎前の観光案内所に

高倉健の映画『駅』に登場する

居酒屋「桐子」のセットができました。

無料の貸し衣装もあって、なかなか楽しめます。

 

 

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『北の国から』巡り

北海道には、礼文島の花以外にもうひとつ目的があった。

ズバリ、『北の国から』ロケ地巡り!

ええ、ミーハーなんです、僕は。

 

『北の国から』のDVDを友達から借りて、

出発前に鑑賞しながら、いろんなシーンをデジカメで撮影、

36年たったいま、そこがどうなっているかを現地で検証し、

今後の人生設計に役立てようという試みである。

 

いや、これが想像以上におもしろかった。

宝探しのワクワク感に道中包まれ、

劇中のシーンと同じものを見つけるたびに大はしゃぎ。

レンタカーの中のBGMはもちろん『北の国から』。

これをかけて走るだけでもかなり笑えるし、

笑ったあとは、あのドラマの世界に浸って、

結構うっとりしてしまうのである。

 

では、早速いってみよう。

 

純や蛍が通った中ノ沢分校は…

 

 

今もあった!

鉄棒は撤去され、公民館になっていたけれど、

建物はほぼ昔のまんま。

 

 

弁護士さんと離婚の話し合いをした

レストラン「ワインハウス」は…

 

 

そのままの姿、名前で現存!

でも川のまわりにはいろんなものが増えている。

川沿いには土手なんかも。

 

 

五郎さんがよく繰り出した「へそ歓楽街」は…

 

 

2軒だけ当時の店があった。

「スナック潮」とその後ろの「炉ばた」がそう。

 

 

たびたび出てくる喫茶店「くるみ割り」は…

 

 

現在は名前を変えて昼だけ営業中(名前は失念)。

特徴的な照明や薪ストーブも当時のまま。

あと、2話目で草太がつららとこの店で落ち合うシーン。

ウェイトレスのお姉さんが美人さんなので一瞬、女優かな?

と思ったのだけど、

でも草太役の岩城滉一を見ながらめっちゃはにかんでいるので、

本物(富良野住民)かな? いや女優かな?

と一晩中寝ずに考えていた。

 

で、今回行ってみて、判明。

 

本物でした。

36年の時が流れていました。

(いや、でも今もおきれいでした)

 

 

で、気になっていた「渡部医院」。

木造のレトロなかっこいい病院なんだけど、

まさか残っていないよなあ、と思いつつ、

レンタカーのナビに「渡部医院」と入れ、

ナビの指示通りに走らせてみると…

 

 

 

ぐわ! あった! 残っていた!

「渡部医院」の看板もそのまま! 病院も現役!

 

「くるみ割り」の店主の話によると、

建て直したほうが安く済むけど、

医院長先生はこの外観の美しい建物を残しておきたく、

中をリノベーションしながら使っているとのこと。

 

 

あと、こちらはスペシャル版で、「87初恋」から。

 

「直してやろうか?」

 

はい。ファンにはおなじみのシーンですね。

れいちゃんの自転車のチェーンが外れたところへ、

純がしらじらしく現れるところです。

 

この場所が今は…

 

 

 

 

 

ちゃんちゃん。

 

 

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歌って踊る宿、再び。

礼文島ではキ○ガイユースホステルとして名高い

「桃岩荘」に泊まりました。

なんだかんだでここに泊まるのはもう6回目。

はっきりいって大好きな宿です。

 

ただ、悲しいかな、今年から夕食の提供はやめたとのこと。

(朝食と昼食の「圧縮弁当」は提供しています)

まわりは海しかなく、

町までは徒歩1時間ほどの距離。

バスはありますが、2時間に1本程度で、

そもそもバス停までが徒歩20分とまた遠いわけで。

このロケーションで夕食提供廃止というのは、

正直、耳を疑いました。

18時半と、たしか19時半の宿のピックアップ車で

拾ってくれるそうなので、町に出て晩メシを食べて、

ピックアップにのせてもらって帰るか、

あるいは宿の売店「ぶたなすび」で販売している

パックご飯やレトルトカレーやカップラーメン、

もしくは町で何か買ってきて自炊するかの二者択一。

(ただし、電子レンジと電気ポットのお湯しか使えません)

 

この夕食提供廃止は”縮小”ということなのかな?

と少し寂しく思いました。

やはり今の時代、このキチ○イユースのスタイルは

あまり受け入れられないのかな?

このままどんどん縮小していくのかな?

もしかしたらあの「ミーティング」も

今では形を変え、大人しくなったのかな?

そんなことをうだうだ考えながら、行ってみると、、

 

 

 

…昔と一緒でした。

 

万歳!

 

宿泊客も6月にしては多く、活気も以前のままでした。

 

 

爆笑礼文島ガイドもいつもどおり。

 

歌のコーナーも相変わらず大爆笑。

 

そして宿泊者たちも一緒に歌って踊る狂騒タイム。

(自由参加です)

 

礼文島で忘れられない思い出を作ってもらおうと、

宿のヘルパーたちが全身全霊でパフォーマンスをするのです。

 

宿泊者の中にはオーストラリア人や

ドイツ人のカップルもいました。

彼らのガイドブックにも

「歌って踊るクレイジーで楽しい宿」

と紹介されているようです。

ドイツ人の女性はほとんど日本語を話せないのに、

ここに来るのは2回目だとか。

前回楽しかったから、彼氏をつれてきたみたいです。

ドイツといえばユースホステル発祥の地。

君らの国にもこんなユースがあるのかい?

と聞いてみたら、「絶対ないと思う」とニヤリ。

彼氏のほうもずいぶん気に入ったようです。

 

みなさんもよかったら一度、ぜひ泊まってみてください。

飲酒厳禁、起床6時、消灯22時、

と昔のユースホステルの厳格なルールを守っているので、

ダメな人にはダメでしょうが、

このルールが実はすごく理に適っているんです。

礼文島では山歩きをしまくったので、

今回の旅行中で一番疲れていたはずなのに、

桃岩荘のおかげで、体は一番元気でした。

歌や踊りのエネルギーと笑いと適度な規律が、

肉体を活性させるのだと思います。これマジで。

 

ところで、泊まるのであれば、

ぜひ2泊以上を検討してください。

1泊だけだと、あっけにとられて終わるかもしれません。

でも2泊目からはすっかり場の空気になじんで、

心の底から楽しめると思います。

ヘルパーたちもみんなフレンドリーだし、

旅行者同士の交歓を支えてくれます。

 

そして何より、僕がここに泊まることを全力で勧める理由。

それがこれ。

 

見送り。船から撮影しました。

 

ヘルパーや宿の連泊組の方たちが

声を枯らして大声で歌いながら見送ってくれます。

毎回本当に泣けてきます。

人と会って、笑って、泣いて、強烈な思い出が胸に刻まれる。

これって、旅の最高の形じゃないですかね。

 

ところで今年から桃岩トンネルが新しくなり、

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抜けるのに歩いて20分ぐらいかかります。

フラワーロードやハイジの丘など、

高山植物を見るためには

このトンネルを抜けていくしかありませんが、

徒歩で行くのは正直、相当辛いです。

元地から香深へ行くバスの時間を調べて、

バスで抜けるようにしたほうがいいと思います。

ただ、先にも書いたとおり、

バスは2時間に1本ぐらいしかないので、

ある程度計画を立ててから行ったほうがいいかと。

礼文島内のバス時刻表

(宿の送迎車に乗せてもらうこともできますが、

定員オーバーで乗れないことも多いです)

 

6月から7月にかけて高山植物に包まれる礼文島は

僕が日本で一番好きな場所のひとつです。

未訪の方はぜひぜひ。

 

 

 

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2016年8月発売。幻冬舎刊。650円(+税)。アホな日本紀行です。単行本をすべて書き直しました。感想いただけると嬉しいです→ yusukejitensha@yahoo.co.jp
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