石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
震えるコラム

読売新聞朝刊のコラム「編集手帳」の前任者、

竹内氏の文章が好きで愛読していたのだけど、

悲しいかな、ちょっと前に執筆者が変わった。

それ以来、毎朝読むたびに

竹内氏の偉大さを再確認していた。

現在の執筆者もやりにくかっただろうなと思う。

それぐらい竹内氏の文章はよかったのだ。

 

ところが、しばらくするうちに、

それまで抑え気味だった執筆者のキャラクターが

どんどん前に出てくるようになった。

何か吹っ切れたような印象を受けた。

すると、あれ? なんか今日のはすごくいいな、

という日がどんどん増えてきて、

今ではすっかり毎朝の楽しみになっている。

竹内さんのユーモアも好きだったが、

今の方の文章にもかなり笑わせてもらっている。

 

今朝のコラムも執筆者の人柄が浮かぶようだった。

ただし、笑いの対極にある内容だ。

ちょっと耐え難くて、朝から涙が出た。

本当にやるせない。許せない。

きっと執筆者も心を震わせながら書いたんじゃないかと思う。

彼女に、わずかでも届けとばかり。

 

クリックすれば拡大します。

 

 

| 社会 |
抗議をする人たち

前回、一方の視点から書き殴ったので、

別の視点も書いておこうと思う。

エルサレムへの米大使館移転が行われる前日の新聞だ。

読み落としていた。

 

エルサレム市中心部で12日夜、

イスラエル人ら数百人が

「和平を壊すな」などと叫びながら、

米大使館の移転に抗議するデモを展開した。

米国出身のユダヤ人の男性は

「大使館移転はパレスチナとの和平を崩壊させる。

ユダヤ人として恥ずかしい」と話した。

 

途中まで読んで、えっ?と読み返した人が何人いるだろう。

僕もそのひとり。えっ、主語を読み違えた?と。

そう、「イスラエル人ら」が抗議デモをしたのだ。

 

当たり前だが、いろんな人間がいる。

僕が旅行中に仲良くなったイスラエル人の中にも

パレスチナ人に同情的な男がいた。

でも圧倒的少数派だったし、

その彼にしても結局は「仕方がない」と諦観していた。

 

エルサレムで、彼らユダヤ人がその抗議をするのは

勇気のいったことだと思う。

 

「ユダヤ人として恥ずかしい」という言葉は重い。

前回僕も書いたが、この「恥ずかしい」と思う心、

つまり客観視して自戒する心が、

人と人が交じり合ううえで、本来は大切なんじゃないか。

 

どこかの大統領には、ちょっとそういうのは見当たらない。

 

 

| 社会 |
トランプが平和賞?

ここ数日バタバタしていたので、

世の中にうとくなっていたのだが、

読めなかった最近の新聞を読んでいたら

腹が立って仕方がなかった。

アメリカ大使館のエルサレムへの移転。

前にも書いたが、

トランプの数々の愚行の中でも最たるものがこれだろう。

しかしまさかこんなに早く実施されるとは。

トランプの中間選挙のためという思惑が

露骨に見え隠れする。

 

さらに腹が立つのは

アメリカのこの動きに追随する国が

わらわらと出てきたこと。

イスラエルが誘っているのだ。

各国の大使館がエルサレムに移転することで、

エルサレムが首都だと

国際社会に認めさせたいのである。

イスラエルのやり方だ。

首相のネタニヤフは各国にこう伝えているらしい。

「初めに大使館を移転した10か国は

優遇扱いを受けることができる」

言っていて恥ずかしくないのか(ないだろうな)。

 

移転への抗議デモがパレスチナ各地で起こり、

その民衆に向けてイスラエル軍が実弾を撃ち、

60人以上が亡くなったらしい。

ラマッラでも抗議デモへの発砲があったとか。

僕が世界旅行中にイスラエルとパレスチナを訪れたときは

インティファーダ(民衆蜂起)の大きいうねりが起きたときで、

僕もラマッラのデモに参加した。

といってもまあ弾が届かない後ろのほうで

群衆にまじって歩いていただけだが。

石を投げるだけの、丸腰の民衆たちに

イスラエル軍は実弾を撃ちまくっていた。

そのとき交流したパレスチナ人たちのことが忘れられないから、

起承転結も考えずに推敲もせずに

ここにこうして書き殴っているのだ。

 

トランプの票集めのため、

というすこぶる個人的で矮小な目的のために、

パレスチナから平和が葬り去られたのだ。

北朝鮮との首脳会談がうまくいったとして、

万が一、万が一、トランプに

ノーベル平和賞が与えられるようなことがあったら、

同賞の権威も地に落ちる。アホすぎる。

このブログを読んでいるノーベル賞の選考委員のみなさん、

そこんところを肝に銘じるように。

 

 

| 社会 |
衣笠さんの最後の解説

衣笠祥雄さんが亡くなったそうです。

ほんの数日前、ナイターの解説をされていて、

そのハスキーな声質から衣笠氏だと思ったけど、

「いや違うか?」

と思うぐらい弱々しくて

でもデータボタンを押したら

やっぱり衣笠氏で、え?大丈夫?と。

あんなに弱っていたのに仕事を断らなかったなんて…。

衣笠さんは最後まで衣笠さんでした。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

| 社会 |
白浜殺人事件

バタバタしていて、

更新さぼっていました。

そんな折、わが郷里、

南紀白浜で殺人事件発生!

去年7月、夫が妻を故意に溺死させたとか。

テレビに映った殺害現場とおぼしき海岸は

めっちゃなじみの場所ですわ。

まったくなんというひどいことを。

白浜の海はそういうことに

使うところじゃないんで。

あ、この夫は白浜町民ではありません。一応。

 

 

| 社会 |
忖度しない社説

ブチ切れて、あるいはブチまけるか、

という佐川氏へのわずかな期待は、

大方の予想通り

あっけなく消えてしまったが、

証人喚問の生中継は

(ちらっと見ただけだが)

下手なコントよりおもしろかった。

 

それはさておき、

どの新聞も、あの産経でさえもが

「改ざん問題」と表記しているのに、

いまだに「書き換え問題」としている新聞社があった。

そう、読売新聞である。

その読売が今朝になって「改ざん問題」と書いていたので、

おおっ、どうしたんだ読売!と笑ったのだが、

どうやら昨日の国会で首相が改ざんと認める発言をしたらしく、

それに合わせての変更となったようだ。

 

どんだけ仲いいんだ君らは、

と逆にますます気持ち悪くなったが、

その読売新聞が一昨日の社説で、

安倍首相が目指している「放送事業見直し」について

猛反発しているのである。

この「放送事業見直し」の中身が一体どういうものか、

僕はきちんと理解していなかったのだけど、

なんか嫌だな、という漠然とした不安はあった。

それが、朝日や毎日からではなく、

かの読売から「否!」と激しく叩かれたのである。

相当ヤバイ案件であることはもはや疑いようがない(笑)。

 

この問題ってなんぞや?

という方は、よかったら。

読売新聞3月25日社説

「放送事業見直し」

 

わかりやすくコンパクトにまとまっています。

 

よく見たら、読売は今日も特集して総攻撃していた。

今は森友一色であまり目立っていないけど、

これも到底看過できない問題だよなぁ。

 

 

| 社会 |
笑えるニュース2

今日もたまたまオモロイニュースを読んだので、

笑いのおすそわけ。

 

加計学園問題のキーパーソンで、

「あったものをなかったことにはできない」

と官邸の圧力をぶちまけた前川喜平氏が

名古屋市の公立中学校で講師として呼ばれ、授業をしたら、

文科省から異様なほど大量の質問が学校に寄せられ、

授業内容の照会や録音データの提供を求められたという一件。

文科省に働きかけたのは自民党の参院議員、

赤池誠章氏(他1名)だとわかった。

 

以下、AERAの記事より、

笑えるエッセンスだけ抜粋します。

 

その赤池氏は、過去にも文科省に猛烈な抗議を入れたことがある。

しかも批判の対象は「ちびまる子ちゃん」だった。
赤池氏が問題視したのは、

2015年12月に公開された映画

『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』。

 

(みなさん、どこが批判の的になったと思います?

あれこれ考えてから以下を読むと、オモシロさ倍増)


内容について特に問題を感じる作品ではなさそうだが、

赤池氏はポスターに掲載されたキャッチフレーズ

「友達に国境はな〜い!」に噛み付いた。

赤池氏は同年12月3日の自身のブログで、

このポスターを見た瞬間に

《思わずのけぞりそうになりました》

と批判を展開。理由は、

《国際社会とは国家間の国益を巡る戦いの場であり、

地球市民、世界市民のコスモポリタンでは通用しない》

からだという。

そして赤池氏は、前川氏の授業の件と同じように、

文科省の担当者にキャッチフレーズを決めた経緯の説明を要求。

担当者からは、

東宝から複数のキャッチフレーズの提案があったなかで、

最終的に文科省が選んだとの説明を受けた。

納得がいかなかったのか、赤池氏は

《国家意識なき教育行政を執行させられたら、

日本という国家はなくなってしまう》

として、担当者に《猛省を促しました》と記している。

 

2年以上前の出来事であるが、

前川氏の授業への圧力と通じる姿勢に、

ネット上では

「戦前か!」

「国際感覚が欠落している」

などの批判が出ている。

 

この記事を読んで、僕も思わずのけぞりそうになった。

いろんな考えがあっていいと思うけれど、

こういう人が海外を旅したらどういう思考をするのか、

ちょっと興味がある。

 

| 社会 |
米大統領の愚行中の愚行

現米大統領によるこれまでの数々の愚行の中でも

最大のアホ行為ではないか。

エルサレムをイスラエルの首都と認定しやがった。

そのうえ米大使館をエルサレムに移すという。

本当にバカかと思う。

これまでの和平プロセスを

あいつはもしかしたら知らないのだろうか?

いやまさか。いや、でもあのアホならありえる。

それにしても日本の対応が情けない。

毅然と批判できないものか?

無理か…。ああ、情けない。

しかしテレビのワイドショーも

日馬富士問題(貴乃花問題?)はもういいから、

この問題をもっと伝えやがれ。

ホンマしょうもない。

いま気分が殺伐としているので、

感情に任せて殴り書きしました。

 

 

 

| 社会 |
中国が本気で再エネへ

昨日の「クローズアップ現代」がおもしろかった。

風力や太陽光など再生可能エネルギー事業に

中国が国をあげて取り組んでいるという内容だ。

再エネのコストは世界的に急激に下がっているという。

経済学者らの予想よりはるかに速いスピードらしい。

中国では再エネは今や火力よりも安価なエネルギーとなり、

安定供給も可能になってきているそうだ。

現実主義の中国人が再エネに力を入れるのは

経済的なうまみが十分あるからだろう。

 

くわえて、この大国が原発政策から再エネに

大きく舵を切った背景には、

大気汚染が深刻であることにくわえ、

日本の原発事故が大きく関わっているらしい。

再エネの成長ぶりを示す棒グラフを見ると、

中国は突出してのびており、

今後も極端に右肩上がりだ。

欧米も急速にのびている。

のびが鈍いのは、原発事故を起こした日本である。

あの事故から学んだのは隣人たちで、

火元である日本は何も学ばなかったというこの皮肉。

 

もっとも、日本も固定価格買取制度等、

再エネの普及に努めてはいるが、

送電の問題などで、撤退する企業が増えている。

再エネの弊害が多いのだ。この国は。

中国では再エネのベンチャー企業がどんどん成長して

世界に、そして日本にまで事業を展開してきているのに対し、

日本の再エネ企業はピーク時の半数近くが倒産しているのだ。

そして永久に核ゴミの処理に膨大なコストがかかる原発を

この国はせっせと稼働させようとしている。

ついでにいえば、原発の発電コストは頭打ちか、

あるいは今後どんどん悪化するとみられるのに対し、

再エネはさらなる技術革新ならびにスケールメリットによって、

今後ますますコストが安くなるといわれている。

 

いまや再エネは自然保護という観点からだけではなく、

事業としてもきわめて魅力的なものであり、

世界が注目しているというのに、

日本だけが別の方向を見ているようである。

『クローズアップ現代』のMC武田アナが

「知りませんでした」

と驚きながら進行しているのが印象的だった。

NHKのエースアナがあれだけ驚くところに、

日本の置かれているガラパゴス的状況が

顕著にあらわれているように思う。

 

風や太陽光などの再エネは気象条件に左右され、

安定供給できないから

ベースロード電源にならないんじゃないか、

という疑問に対しては、

『日本と再生』という映画が回答を提示しているので、

よかったら見てください。

投げやりな記事になってしまったけど、

年末進行でバタバタしているので(笑)。

 

 

 

| 社会 |
地元同意?

今朝の読売新聞に、ごく小さな文字で

こんな見出しがあった。

 

大飯原発「地元同意」が完了

 

またか、とため息が出る。

原発立地自治体の知事が再稼働に同意したのは

3.11後、5例目らしい。

しかし、ふと違和感を覚えた。

記事から抜き書きする。

 

すでにおおい町議会、おおい町長、県議会が同意しており、

「地元同意」の手続きが完了した。

これを受け、関電は3号機を来年1月中旬、

4号機を同3月中旬に再稼働させる方針だ。

(鍵カッコを含め、原文ママ)

 

ご丁寧に鍵カッコでくくっているが、

なにが「地元同意」なんだか。

実際、住民の何パーセントぐらいが同意するだろう?

住民投票など絶対しないからわかりようもないし、

それに大飯原発は近隣県の問題もあるから、

そもそもおおい町の住民の意思だけで進めても

ダメなんだけど。

 

ところで一昨日、広瀬隆氏の記事が

ヤフーニュースのトップに出ていた。

読んだ人も多いと思うけど、まだの方はぜひ。

原発事故“予言”の広瀬隆が再び警告

知識として読んでおいて損はない記事だと思います。

広瀬さんはいろいろ叩かれることもあるけど、

推進派たちはここに書かれていることに

どんな反論ができるのだろう?

 

 

| 社会 |
『地図を破って行ってやれ!』文庫改訂版出ました。
2016年8月発売。幻冬舎刊。650円(+税)。アホな日本紀行です。単行本をすべて書き直しました。感想いただけると嬉しいです→ yusukejitensha@yahoo.co.jp
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