石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
あの感動をもう一度ツアー

広島の竹原に行ったとき、

いい店を求めて町を歩きまわっていたら、

「伏見」というちょっと怪しい感じのする店が目に入り、

それ行けと入ってみると、

これが京都の「おもて」に並ぶ超大当たり。

カウンター席に座るやいなや、

主人が僕の前にワイングラスを置き、

勝手に日本酒をなみなみそそぐのである。

こういうのはちょっとなあ、

と思いつつ、その酒を飲んだら、

「ええっ⁉ なにこれ⁉」

衝撃的なうまさだった。

 

主人は僕のオーバーリアクションに気をよくしたようで、

お薦めを次々に注いでくれたのだが、

どの酒もちょっと格が違うのである。

聞けば、純米無濾過生原酒しか扱わないそうで、

しかも主人みずから全国の酒蔵を巡り、

気に入った酒しか置かないそうな。

 

何より感心したのが、温度管理。

主人が研究に研究を重ね、

無濾過生原酒に最適な温度を見出したらしい。

開栓前だとマイナス4度、

開栓後はマイナス1度なんだそうだ。

開栓前のほうが低いというのが

ちょっと不思議な感じがするが、

これが1度でも違うとダメらしい。

そのために食品工場を思わせる

巨大な高性能冷蔵庫を店に入れている。

温度を表示するディスプレイは常に、

「−4℃」「−1℃」

とターミネーターの目のように赤く光っていて、

その温度を寸分の狂いもなく守っている。

つまりまあ変態な店である。

 

しかしそのマニアックなこだわりが奏功しているのは明白で、

ひと口飲むたびに唸らざるをえなかった。

地元の常連客とも仲良くなった。

「この店に偶然入ったの?

よく見つけたねえ」とえらく驚かれた。

全国からファンがやってくる店らしい。

そりゃそうだろうなあ。

 

で、この「伏見」の主人T氏が新宿のある店を教えてくれたのだ。

T氏が監修し、同じように厳選した無濾過生原酒を

温度管理にこだわって出している店だという。

 

昨日、友人の再就職祝いでその店を予約していった。

ワイングラスになみなみ注ぐところまで「伏見」と同じだ。

ただ、「伏見」で飲んだ酒とは、印象が違った。

悪くはないのだが、何かが違う。

冷蔵庫が普通の業務用で、

客も多かったから頻繁に開け閉めされており、

あれじゃ温度を一定に保つのは難しいと思えたが、

そのことが原因だろうか?

あるいは「伏見」で飲んだときは、

隠れ家のようなあの怪しい雰囲気が

日本酒の味を何割か増しにしていたのか。

それとも旅先で偶然見つけた喜びに酔っていたのか。

 

よくわからないが、大量に飲んでも翌朝はスッキリして

まったく二日酔いにならないところは、

昨日の店も伏見と同じだった。

 

こちらは竹原の「伏見」

あっち方面に行くことがあったら是非。

 

 

| グルメ |
博多の感動店

今回、五島列島には博多からフェリーで往復しました。

で、帰りは博多に一泊してメシを食べたのですが、

ここがちょっといい店だったので、書きたいなと。

ま、めっちゃ有名な店らしいのですが。

天ぷらのひらおというお店。

友人から薦められて行ったんですが、感動した!

 

全席カウンターで揚げたての天ぷらが食べられます。

で、これが信じられない安さ。

キス、イカ、アジ、イワシ、すべて130円。

しかも結構でかい!

ナスやサツマイモやシイタケなど野菜はすべて90円。

「こんなに安いんだったら、味もそれなりでしょ?」

と思うでしょ。ノンノン。

はっきりいってうまいうまい。

立派な天ぷら屋の味です。

カリッとして油っぽさが全然ない。

揚げたて以外はもはや天ぷらじゃないな、

とあらためて思いました。

 

しかもこの店、

もやしのナムル、高菜漬け、大根漬け

の3品が無料で取り放題なのです。

で、いずれもうまい。

東京から行ったせいか、

そのコスパに衝撃を受けました。

東京とはなんか感覚というか文化が違うなと。

そのときふと思いました。

博多ラーメンって高菜漬けやニラが

取り放題だったりしますよね。

てことは、これは博多の文化なのかも。

で、韓国もキムチなどのおかずが複数出てきて、

それらはサービスです。

博多はその影響を受けているのかなと。

近いからありえますよね。

 

ひらおの写真

天ぷらを食べ終わったとこ。…載せる意味ないがな!

 

これらがサービスの品。

 

 

| グルメ |
バナナの裏ワザ検証

テレビで紹介される家事や料理の裏ワザと、

その成果に対するタレントたちの反応は、

眉に唾を塗って見ている。

以前、味噌汁の隠し味にヨーグルトを入れる

という裏ワザが紹介されていて、

それを飲んだタレントたちが目をまん丸にしながら

「ええ? うっそ? おいしい〜!」

とやっていたのを見て、

俺もやろ、とヨーグルトを入れたところ、

味噌汁を台無しにしてしまった。

テレビ局に執拗に電話してやろうかと思った。

 

でもなかには例外もあって、

バナナは発泡スチロールに入れると長持ちする、

という裏ワザがそう。

先日このブログにも書いたが、

我が家では毎朝バナナをつぶしてシリアルと食べるため、

常にバナナをストックしている。

ただ、この猛暑ではいたむのも早いし、

冷蔵庫に入れるとすぐに真っ黒になる。

で、半信半疑で発泡スチロールの箱に入れてみると、

 

これ、3日目ですよ。常温で。

 

4日目から急速に黒くなるので、

冷蔵庫に入れるが、

1日目から冷蔵庫に入れるより、

ずっとバナナの状態がいいです。

これはほんとオススメ。

 

 

| グルメ |
朝食用シリアルのめちゃウマな食べ方

僕は昔から朝食用シリアルが大好きで、

世界一周中も欠かさなかった。

シリアルは世界中で売られている。

アフリカでもちょっとした町なら手に入ったし、

牛乳が手に入らない地域では、

粉牛乳を水に溶かしたものをかけて食べていた。

 

帰国後もずーっと食べているが、

朝食用シリアル歴おそらく40年にして、

最近めっちゃうまい食べ方を考案したので、

惜しげもなくここに披露しようと思う。

メモの用意はいいですか?

 

食器の中にバナナを入れ、

それをスプーンでくっちゃくっちゃと粗くつぶし、

そこにシリアルを入れ、牛乳をかけて食べる。以上。

 

これまでは輪切りにしたバナナを

シリアルにのせて食べていたのだが、

上のようにしたほうがバナナがはるかに強く香るし、

牛乳とバナナが融合して

ミックスジュースのようになるのだ。

これマジうまいんで、ぜひ。

 

え? すでにやっている?

僕は40年かかりました…。

 

 

| グルメ |
ベルギーと蕎麦

やった!

ベルギーがブラジルを撃破!

このまま優勝目指して突っ走れ!

そして「あのベルギーを苦しめた」という

称号をわが日本代表にくれー!

 

ということで、

ベルギーの勝利を祝って、

蕎麦を打ちました。

玄人はだしなんです。

 

じゃーん。

 

 

びっくりするくらいまずかった…。

 

| グルメ |
けっこう変態な菓子パン

ちょっと前に秋田に取材に行ったとき、

ファミリーマートで菓子パンを買って食べたら

「え? なにこれ、すごいやん」

と独り言が出るくらいうまかったのでご紹介。

ま、カロリーとかバカ高いけど。

その名も「チョコづくし コッペパン」。

あまりにうまかったので、

続けざまにもう1個買って、旅館内でパチリ。

 

チョコホイップ、板チョコ、チョコパフ入りチョコクリーム

という3種のチョコをチョコパンでサンドするという

ちょっと頭のおかしいパンである。

4種のチョコのバランスが秀逸。

味や香りだけでなく歯触りもそれぞれ違う。

なかでもチョコパフ入りチョコクリームがいい仕事をしている。

板チョコがカリッと音を立てたあと、

チョコクリームに隠されたパフがパフッと鳴り、

パフの香ばしさが脳髄を突く。

ところでこのパフって、

そのパフッていう歯触りから名づけられたそうですよ(ウソです)。

 

ともあれ、相当数のトライ&エラーを繰り返した果てに

たどり着いたバランスだろうなと。よくできています。

156円とコッペパンにしては強気な値段設定だけど、

見かけたらまあ食べてみてください。

 

 

| グルメ |
体が温まる羊肉

いま発売中のグルメ雑誌『dancyu』は羊特集。

羊肉が大好きなので待ってましたという感じ。

これに記事を書いています。

P34-35の羊の塩ゆでです。よろしければ。

 

 

 

羊肉は体が温まります。

今日みたいな寒い日にぴったり。

って5月でなんでやねん。

 

 

| グルメ |
ロールキャベツの裏ワザ

ロールキャベツは

「手間がかかるわりに

できあがったものに

なかなか満足できない系料理」

の筆頭じゃないかと思う。

その味への不満、

ならびに手間がかかるという不満、

その両方を一挙に解決する裏ワザを開発した。

 

すでにやっている人が多いようにも思うし、

ネットには当たり前のように出ている

ネタのような気もするので、

あえて検索せずにそのまま書ききろうと思う。

 

これがその裏ワザロールキャベツだ。

 

どーん。

 

 

巻かないロールキャベツ。

 

包まれるはずの肉を棒状の肉団子に、

キャベツはざく切りにして、

お好みのスープと煮込むだけ。

 

んで、出来上がってから、

 

 

箸で巻く、と。

味付け海苔でご飯を巻くように。

 

ようは調理前に巻くか、

調理後に巻くかの違いだけだ。

 

この”後巻きロールキャベツ”だと、

下ごしらえとしての巻く作業だけでなく

キャベツを軟らかくするための下ゆでも必要ない。

材料をぶっ込んで煮込むだけだから、早い早い。

そのうえこっちのほうが断然うまいのだ。

これを食べて初めて、

なぜこれまでのロールキャベツに

満足できなかったか、はっきりわかった。

キャベツという障壁によって

スープの旨味が肉に染み込まないからだ。

キャベツが肉の旨味や肉汁を閉じ込める、

という考え方もできるが、

僕としてはクタクタに軟らかくなったキャベツと

肉、そしてスープが混然一体になっていてほしい。

いつもそれを目指して作るのだが、

肉が妙に肉肉していて、

キャベツともスープとも混じりあわず、

それぞれが孤立している。

せっかく巻いたのに調和しないな、

と思っていたが、逆だったのだ。

巻くことによって調和をさまたげていたのだ。

 

いや、これほんとうまいので、

やったことない方はぜひうまお試しあれ。

巻いていたのがバカバカしくなりますよ。

 

| グルメ |
アサリのお吸い物

浦安で潮干狩りをやったら

ホンビノス貝ばかりで

アサリは5個しかとれなかった、

と昨日書いたが、

持って帰ったのは4個だった。

で、その4個でお吸い物を作った。

それと友達からもらった

タケノコとセリでこんな夕食に。

 

タケノコ煮、セリの酢味噌和え、

姫皮の韓国風酢味噌和え、そしてアサリのお吸い物。

 

旬の喜びをめいっぱい感じるのはやっぱ春だな、

としみじみ実感。

香をかぐだけでも体が浮き立つし、

こういうのを食べた日は、

なんだか寝るまで幸せな気分に浸っている。

 

それにしてもアサリの旨味の強いこと。

たった4個でも一人分のお吸い物なら十分だった。

(写真はおつゆをだいぶ飲んでから撮影・笑)

水からアサリをゆでて、塩を入れるだけ。

最後にミツバを散らして出来上がり。

酒も醤油も昆布も必要ない。

塩加減さえ完璧に決まれば料亭の味だ。

今日はとくに一発で味が決まったから余計うまかった。

逆に、何度も味見しつつ微調整しながら仕上げると、

味がぼやけるのはなんでなんでしょうね?

 

| グルメ |
羊の旨さ

フレンチのコースで、

メインの肉に選択肢がいくつかある場合、

ジビエがあればそれを選ぶけれど、

ない場合、次に僕が真っ先に選ぶのは羊だ。

(産地とかで変わるけど)

 

先日、ある雑誌の取材で

某レストランの羊料理を堪能した。

 

マトンのボーズ(小籠包に似た料理)。

口に入れると皮が裂けてスープがぶしゃあ。

 

マトンの塩ゆで。

プリンのようにぶるんぶるん。

噛むと肉汁じゅわあ。

 

これを食べてなんか納得してしまった。

畜肉の中では羊が最も旨味が濃いと思っていたけど、

やっぱり間違いないなと。

だって、お湯に塩を入れてゆでるだけという

こんなシンプルな料理が成立する肉は

たぶん羊だけでしょ。

 

| グルメ |
『地図を破って行ってやれ!』文庫改訂版出ました。
2016年8月発売。幻冬舎刊。650円(+税)。アホな日本紀行です。単行本をすべて書き直しました。感想いただけると嬉しいです→ yusukejitensha@yahoo.co.jp
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