石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
なぜこれが付録?

今、我が家の居間にはこんなものがあります。

 

 

 

これ、紙製です。

幼児用雑誌、「幼稚園」の付録です。

再現度高いですねえ。

受話器をフックに置くとテレホンカードが出てきます。

しかしなぜ街角から消えつつある公衆電話が付録なんだろう、

と考えていたら、虎キチKがこんなことを言いました。

「前に誘拐された子供が公衆電話から

110番して助かった事件があったやん。

子供に使い方を教えるためちゃう?」

 

なるほど。

 

ちなみにこれが今の「幼稚園」。

 

 

お値段、なんと1200円!

まぁ、豚児もえらい喜んで

電話ごっこしているから安い買い物でした。

今は紙代も人件費も上がっているから、

書籍はどうしても高くなります。

こればかりは仕方ないですね。

 

でも映画より安いし、

2時間の映画とは比較にならない情報量が本にはあり、

何度も読み返せるうえに、

紙の手ざわりを感じながら読める至福があります。

 

なぜこんなに書籍側に立っているかというと、

別に僕の新刊が出ることとはまったく関係ありません。

でも紙の本はいいですよ。

なんといっても精神が豊かになります。

 

というわけで、今度の僕の新刊も

いい値段になると思いますが、

「高っ!」と思わないでくださいね。

 

| 生活 |
奇人・想くんのコンサート

ちょっと前になるけど、

僕の大好きな空間、阿佐ヶ谷「ヴィオロン」にて

奇人(奇跡の人)井上想くんのコンサートが行われた。

もともと笛吹きの彼は笛をつきつめる旅に出て

なぜかインドの古典音楽「ドゥルパド」に行きつき、

16年前に単身インドに留学、10年以上もの修行を経たのち、

今はその師匠となってネパールを拠点に活動しつつ、

たまに日本に帰ってきてコンサートをしている。

 

以前はこの想くんが何度も家に押しかけてきて、

腸がよじれるまで笑わしてくれ、

仕事の邪魔をしまくって去っていった、

みたいなことをこのブログによく書いていたが、

いま住んでいる一戸建てに引っ越してからも

じつは想くんが帰国するたびに襲撃に遭っている。

もっとも、虎キチKも涙を流しながら笑っているから

大歓迎なんだけど。

 

コンサートの話に戻って。

 

 

会場のヴィオロンは満席。

「眠くなったら寝ていいんです。

体や細胞が音を聞いているので」

想くんは必要最低限のMCをしたあと演奏を始めた。

タイムスリップした異空間に

インドの弦楽器と想くんの声が響き続ける。

 

心地いい空気の振動を全身で浴びているうちに

まるで温泉につかっているように

手足の先がぽかぽか温かくなってきた。

 

コンサート後、中華料理店で飲みながら

その感想を話すと、想くんは

おもちゃを買い与えられた

子供のようなキラキラした目になった。

同じことを言う人はとても多いらしい。

 

万人受けするとは思えない音楽だけど、

想くん曰く、子供たちにもウケがよく、

音を追求しているライブハウスの店主たちにも

たいそう驚かれるとのこと。

 

そんな想くんとインドの古典音楽のコンサート、

あちこちで行われています。

直近では明日(笑)。

 

3月16日 新潟県三条市

3月20日 神戸市

4月2日 松江市

4月5、6日 長野県東御市

 

詳細は誰かがつくった想くんの公式サイトで。

井上想公式サイト

 

想くんはいつからインドで修行を始めたんだったっけ?

と思い、このブログ内を検索して、

過去の想くん記事を読んでいたら、

自分で言うのも寒いけど、めちゃめちゃ笑ってしまった。

ただただ想くんがおもしろすぎるだけなんだけど。

皆さんもお時間があったら、読んでみてください。

 

文中の想くんの名前をクリックしていけば

ひとつずつ過去の記事に戻っていけます。

まずはこちら→ 想くんvsインド人

小さな悩みが吹き飛ぶようなパワーがあります。

| 生活 |
変貌していたラーメン博物館

僕的日本一のラーメン店「千草」がいま

期間限定で新横浜ラーメン博物館に出店している。

友人である三代目が本店の休みの日に

ラー博のその店に応援しにいっていると聞き、

それに合わせて昨日食べにいくことにした。

 

天気予報は降水確率100%で嵐のような悪天候。

一瞬ひるんだのだけど、

かえって好都合かもしれないとも思った。

どの店も閑古鳥が鳴いていて、

いつもは並ぶような人気店でも

気軽に食べられるんじゃないだろうか。

 

前回ラー博に来たのが、

過去の写真を見ると8年前だ。

そんなに久しぶりなのか、

と思いつつ中に入ってみたら

顎が外れそうになった。

 

このときの僕のショックを疑似体験してもらいたいので、

もっと昔、10年前に撮った写真から載せようと思う。

こちら。

 

 

昭和33年が再現された町の広場には

休憩エリアのように椅子やベンチが置かれていた。

その広場を取り囲むようにラーメン店が並んでいる。

 

広場では紙芝居など様々なパフォーマンスも行われていた。

 

 

で、10年後の昨日。

 

嵐の悪天候の平日。

同じ広場はこうなっていた。

 

 

椅子やベンチは撤去され、

各店に並ぶ人がとぐろをまいている。

人気店の山形「龍上海」や

北海道「利尻らーめん味楽」は1時間待ち。

ほかの店も軒並み行列。

日本のラーメンの世界的なブームと、

インバウンド需要は無関係じゃないのだろう。

じっさい外国人はたくさんいた。

 

鶏だけでとった世界一シンプルなスープ

(だからこそ澄みきっていて、

余韻が長続きするうまさがあり、

僕はそれが至上だと思っている)

で勝負する「千草」は

いまどきの複雑で旨味が分厚い

”足し算”だらけのラーメンとは真逆なせいか、

比較的すいていたが、それでも20分待ち。

 

 

やっぱうめぇ。

そのあと別の店をハシゴしようと思ったけど、

長蛇の列に気持ちも萎え、早々に出た。

 

ラーメンだけじゃなく、

ラー博のあの雰囲気も好きだったんだけど、

あの人混みはちょっとなぁ。

ま、外国の方々にあの世界とラーメンの味を

知ってもらえるのは嬉しいんだけどね。

(じつはチェコから友人が来たとも

ここに連れてこようかちょっと悩んだのだ)

 

 

| 生活 |
まる子の号泣

TARAKO氏が亡くなったことに触れ、

テレビ各局がいろんな番組で

「ちびまる子ちゃん」を流していたと思う。

僕は「ちびまる子ちゃん」をほとんど観たことがないので

このアニメに実は思い入れはないのだけど、

それにもかかわらず、昨日紹介されていた

あるシーンを見ながら思わず泣いてしまった。

35年間の放映の中でもスタッフがとくに

TARAKO氏の熱演について思い出深い回らしい。

 

お父さんとお母さんがケンカして離婚するという話になり、

まる子が「みんなと一緒にいたいよ」と泣くシーンだ。

たしかにすごい。もう演技じゃない。

探したらティックトックとやらに動画があった。

よかったらハンカチをもってご鑑賞ください。

こちら

 

で、今日になってこのニュースを読み、

このまる子の号泣シーンを思い出した。

鳥羽周作氏、広末涼子との不倫や再婚報道にコメント

「プライベートな事は関係している人の問題」
 

まさにおっしゃるとおり、当人同士の問題だけど、

二児の父らしいこの髭面男性や相手の女優さんに

このまる子号泣のシーンを見せたら

どういう顔になるか見てみたい、

という黒い興味をちょっと抱いてしまいました。

 

それはともかく、先週は鳥山明氏といい、

悲しい逝去の知らせが続きました。

お二人のご冥福をお祈り申し上げます。

| 生活 |
あの味が横浜で!

終わった〜!

新刊、やっと書き終えました。

あとはゲラになったものに

鉛筆で校正を入れるだけ、

それを何度か繰り返すだけ、

とまあ、まだ作業は残っているわけだけど、

とりあえず大山は越えました。

いいのができたと思います!

集大成的な本になるかなと。

 

発売まではまだまだありますが、

おいおい告知させてもらいますね。

 

で、今日は別の告知。

僕が日本一うまいと思っているラーメン店、

岩手県久慈市の老舗「千草」が

新横浜のラーメン博物館

いま期間限定で出店しています。

 

普段店で出しているものとは違う

初代の味を再現したラーメンだそうで。

詳細はこちら。いい記事です。

 

ま、いつもと違うラーメンとはいえ、

丼1杯に0.5羽分もの親鳥を使った

透明感あふれるスープ、および

そのスープと相性抜群の自家製麺、

という基本ラインは守られている様子。

 

 

千草の味を知ってからというもの、

どの店で食べても千草と比べてしまいます。

相方の虎キチKも千草のラーメンが大好きで、

二人してほかの店でラーメンを食べるたびに

店を出てから

「今の店が左手、千草が右手、せーの」

と言って、お互い同時に手を上げる、

ということをもう何年もやっているんですが、

これまで一度も左手が上がったことがないという…。

 

ま、ラーメンほど好みの分かれる嗜好品もなく、

感じ方は人それぞれになると思いますが、

よかったらみなさんもこの機会に

食べにいってみてください。

4月7日(日)までです。

これを逃すと岩手県の久慈か、

最近分店がオープンした仙台まで行かないと

食べられませんよ(笑)。

 

| 生活 |
びっくりひな祭りと超絶うまいうどん

埼玉県の鴻巣といえば、

僕の頭に浮かぶのは

「川幅日本一」と「うどん」なのだけど、

実は中山道の宿場町であり、

昔から雛人形造りで知られた場所らしい。

広辞苑には「鴻巣雛」という名前も載っている。

 

そんな鴻巣で「びっくりひな祭り」というイベントが

行われていると聞き、

豚児もまあ一応女の子なので行ってみた。

 

「びっくり」なんてネーミングはちょっとどうなのか、

と思っていたけれど、大げさではなかった。

 

 

 

 

メインであるこの日本一高いピラミッド型ひな壇は

高さ7m、31段、雛人形の数は1800体!

ほかにも9つの会場があり、

無料循環バスで巡ることができる。

 

 

 

 

こちらは江戸時代の雛人形。

人毛を麩糊でつけているため、

ネズミがかじってこんな具合になるんだとか。

 

こんな雛人形も。

 

昼食はいつものうどん店「長木屋」へ。

主人が僕の著書や連載を読んでくれている方で、

近くで講演や取材があるたび寄っているんだけど、

なにげにすごい店で、創業は明治24年。

北海道産粉100%の麺に、無化調の天然出汁。

このあたりのいわゆる武蔵野うどんとはまたちょっと違って、

麺はしなやかでムニムニした弾力と甘味があって、

とにかくめちゃくちゃうまい。

鴻巣名物「川幅うどん」もいいけど、

麺が素晴らしいので普通のうどんがお勧め。

出汁も最高。

 

 

 

びっくりひな祭りとマラソンがあったせいか、

この日は店の前に長蛇の列が。

しかしここまで来て諦めることはできず、

13時過ぎから並び、食べられたのは14時半だった。

豚児も文句をいわずよく待ってくれたよ。

 

この日は特別だったみたいだけど、

お昼時はいつも混んでいるようなので、

時間は考えていかれた方がいいかも。

ただ、営業時間は14時半までだけど、

麺がなくなり次第終了なので判断が難しいところ。

この日は14時前には順番を書くボードが仕舞われていた。

夜の部開始の17時半に行くのが一番確実かも。

 

うどんも最高だったし、

ひな祭りも想像をはるかに超えていたし、

いや、実にいい日でした。

びっくりひな祭りは3月9日まで。

 

ちなみに以下は

保育園に毎朝出している連絡帳。

人形の里として知られる埼玉県鴻巣市の「びっくりひな祭り」を見にいってきました。質量とも圧巻のひな飾りで、父母は感動しきり。なのに肝心の娘は父母が期待したほどの反応を見せず、彼女が最も盛り上がったのは、帰り道に現れた公園に遊具を見つけたときでした。

それならここまで来なくても……。

 

| 生活 |
柴又の蕎麦

取材でこの4日間、骨折の療養を兼ねて、

福島温泉ツーリングしていました。

 

それはさておき、チェコの友人東京案内編の続きを。

柴又から。

 

帝釈天の参道は映画のセットのような

昭和レトロな通りだ。

寅さんの世界がそのまま広がっている。

(ジャンたちは寅さんを知らなかったけど)

 

その参道に蕎麦屋があった。

場所が場所だけに

間違いなく観光地プライスだろうし、

味も期待できないだろうなと思ったが、

歩きづめで疲れていたこともあったので、

その店「やぶ忠」に入った。

 

天せいろを頼むと、

大ぶりのエビ、キス、

茄子、カボチャ、オクラ

の天ぷらがドンと盛られ、

蕎麦は手打ち、かつ特盛りぐらいの量で、

(別に大盛りを頼んでいないのに)

税込でなんと1250円!

田舎の店よりずっと安いのでは?

 

手打ちそば屋でざる蕎麦を頼むとたいてい

しみったれた量しか出てこないので、

こういう店には好感しかない。

食べてみるとますます

「ほんとにこの値段でいいの?」

と申し訳なくなるくらいうまかった。

聞けば、「外二」らしい。

蕎麦粉が10、小麦粉が2の割合だから、

二八以上に蕎麦が多いわけだ。


ジャンたちに蕎麦を食べてもらうのは

じつは四半世紀来の夢だった。

彼らチェコ人もロシア人同様

ソバをよく食べる。

もっとも日本蕎麦のような麺ではなく、

ソバの実をゆでて、そのまま、

つまりご飯やお粥のような形で食べる。

彼らの家に泊まったときは

ゆでたソバの実に粉チーズが振られて出てきた。

強い香りを持つその二つの食材が

僕には調和しているとは思えなかった。

文化や味覚が違うからだろうけど、

 

では逆に彼らが日本蕎麦を食べたらどうだろう?

とそのとき思ったのだ。

拙著『洗面器でヤギごはん』にも書いたと思う。

 

で、結果はというと、

ジャンたちは蕎麦をうまいうまいと

喜んで食べてくれた。

箸にまだ慣れておらず、蕎麦をたぐるのも一苦労で、

こりゃ食べるのに相当時間がかかりそうだな、

と思っていたら、

僕や虎キチKよりずっと早く食べ終えていたから、

(僕らが極端に食べるのが遅いせいでもあるけど)

お世辞ではなくほんとに気に入ってくれたようだ。

 

もちろん、だからといって彼らのソバ料理と

日本蕎麦を比較して「勝った」なんていうつもりは

毛頭ないけれど、理屈抜きで嬉しくなった。

 

ところで、柴又ってやっぱり物価がちょっとおかしいような…。

家で食べようと買って帰った草団子も

24粒入って、あんこもどっさりつけられていて、

税込1000円だからなあ。おまけにめちゃおいしいし。

ジャンたちも柴又のことをえらく気に入っていた。

 

特に理由はないけどなんとなく惹かれる、

という場所が、

友人を案内するのにいいのかもしれませんね。

友情が長く続いているというだけで

好みもおそらく似ているだろうから。

ああ、だったら阿佐ヶ谷にも連れてきたらよかったかな。

(彼らが泊まっていた浅草からは遠すぎるのでやめたんだよなー)

| 生活 |
チェコ人と東京を歩く

チェコで世話になったジャン夫婦が

来日したので東京を案内した。

浅草のホテルに迎えにいき、

そのまま雷門から仲見世通りへ。

 

前回ここを訪れたのは3年前だ。

コロナ禍真っ最中で誰もいなかった。

で、今回行ってみると通りは満員電車状態。

まともに歩けず唖然としてしまった。

 

早々に浅草を出て、

柴又に行くと空気が変わった。

ここに来るたびに思うけど、

東京から田舎にふらっと降り立ったみたいで、

急に静かになり、のどかな空気に包まれる。

浅草にうんざりしていたジャンたちも

やっといい顔になってくれた。

 

帝釈天の奥にある山本亭。

何かの日本庭園ランキングで

全国3位になったこともあるそうな。

見るだけならなんと100円。

 

ジャンは世界のあちこちを自転車で走ったり、

スキーで山頂から滑降したりと

めちゃくちゃアクティブな一方、

哲学的で瞑想好き。

そんな彼はやはり柴又の静けさや

この山本亭の侘び寂びを

気に入ってくれたのだが、

ほかに行きたいところはあるか聞くと、

渋谷のスクランブル交差点だと言う。

…なんで外国人はあそこが好きなんですかね?

 

さすがにジャンは違うんじゃないかと思ったので、

「つまんないよ」

と重々前置きしたのち連れていったら、

彼は「ヒャッホゥ!」と目を光らせ、

”交差点を渡る人の群れ”の動画を録りだした。

うーん、外国人の七不思議。

 

翌日、再び合流し、

新宿都庁などを見て

(しかし展望ロビーは月に2回の定休日……)

回転寿司店に行ったのだが、

あさりの味噌汁が運ばれてくると、

ジャンがこんなことを言った。

「これはどうやって食べるんだ?」

チェコには海がなく、

彼らは二枚貝を食べたことがないというのだ。

 

へえ〜と思うことがいろいろあったけど、

長くなりそうなので、また次回。

 

あ、ちなみに彼らは

初めて食べるアサリを

「うまいうまい!」

とえらい気に入ったようで、

身も全部ほじって食べていました。

| 生活 |
東京自転車ガイドツアー

今日は来日したチェコの友人夫婦を案内します。

以前、このブログに

「ここだけは行っとけ」

な場所があれば教えて、

と書いたところ、

たくさんの方から

連絡をいただきました。

皆様、ありがとうございます。

 

その中のひとりの方から

自転車で東京を観光しませんか、

というお誘いが。

「東京バイクブリス」

という自転車ガイドツアーを運営されている方です。

拙著や僕の連載記事を読んでいるとのことで、

とても丁寧なお誘いでした。

 

希望の場所まで電動アシスト付きのe-bikeを

運んでくれるので、

たとえば参加者は宿で待つこともできます。

英語のガイド付きで3時間。

めちゃくちゃいいやん!!

友人夫婦に「どう?」と聞くと、

二つ返事で「それやるやる!」とノリノリ。

 

僕や相棒の虎キチKも参加する予定で、

楽しみにしていたのですが、

一昨日、友人夫婦からこんなメールが届きました。

「北海道でスキーしていたら、

妻が転倒して肘と肋骨を折ってもうた」

「…は?」

 

怪我をした彼女のことを心配しながら、

同時に東京バイクブリス運営者の方にも

申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

この日のためにこちらの要望を聞いて、

コースに組み込むために下見をするなど、

駆けずりまわってくれていたのです。

 

重い気分で東京バイクブリスにメールすると、

彼からすぐに返事がきました。

「奥様は大丈夫ですか!?」と。

外国でそんな目に遭ってさぞ心細かったでしょう、と。

それから何度かメールをやりとりしましたが、

最後まで友人の妻のことを心配してくれました。

 

先に書いたとおり、

コースづくりも本当に丁寧にされていますし、

HPを見ると、心から喜んでもらいたい、

と自転車ガイドをされているようです。

 

今回僕たちは体験できなかったけれど、

こういう人のガイドツアーだと、

きっと気持ちよくて楽しかっただろうな。

 

みなさんもよかったら、

電動アシスト付き自転車で走って

風を感じながら

”針で縫うように”

東京を観光してみませんか?

外国人の友人が遊びにくるときとか

おあつらえむきかと。

東京バイクブリス公式サイト

 

※頼まれて書いたわけではなく、

彼の姿勢に打たれ、書かせてもらいました。

| 生活 |
豚児のバレンタイン

新刊本の第三稿がようやく完成。

文章を書くのってやっぱり面白いなと

あらためて思う。

やったことないけど、

陶芸に似ているんじゃないかな。

無形の土を形にしていく。

ちょっとでもおかしくなると、

全部つぶしてまた一から。

ある程度形ができてきたら、

指先に神経と魂を込め、

徹底的に磨きに磨きを重ね、

自分の求める姿にどんどん近づけていく。

 

この作り上げる作業と、

出来上がっていく美しい形を見るのが、

快感でしかなく、エクスタシーさえ感じるというか。

まあ、好きなんでしょうね。

好きじゃなきゃやっていられないほど、

効率は悪いですよハッキリ言うて。

(阪神岡田監督の口調で)

時給200円とか300円とかになるんじゃないかな。

計算したわけじゃないけど、

ざっくり、そんな印象。

でも楽しいから気にならない。

そもそも仕事という気分でやっていない。

それに、まあ本が売れれば

この時給が2000円にも3000円にもなるはずで。

皆様お願いいたします(笑)。

 

ということで、

やっとブログに書きたかったことが書けます。

地元っ子が勧める白浜ベストプランの追加情報!

と思ったけど、また長くなりそうなので、

明日にします(笑)。

 

今日はお茶濁しで、こんな話を。

4歳の豚児が通う保育園とはスマホのアプリで

毎日連絡を取り合っています。

(そのために妻もとうとうスマホを契約しました。

僕は妻にスマホ持つべからず、なんて強制は

一度もしてないけど、妻が僕に合わせてですね、ぶつぶつ)

 

で、こちらから出す「連絡帳」には、

食事内容や排泄の有無、体温などを毎日書いて

報告しています。

その最後に「コメント」という欄があり、そこには

「本日のお子さまのご様子などを教えてください」

という注釈があるのですが、

僕はそれを無視して、

保育園の先生を笑かそうと

豚児のおもしろネタを毎日書いています。

 

そうしたら「今日のおもしろかったです」

と担任以外の先生から言われることもあり、

あれ? けっこうみんな読んでくれてる?

と思ってますます熱心に書くようになりました。

新刊の原稿執筆が忙しいという理由で

ブログはさぼりまくるのに、

保育園の連絡帳は毎朝せっせと書いているという…。

 

その「連絡帳」から、時節柄のネタを一席。

 

「大きくなったらお父さんと結婚する〜」という台詞を夢見る父ですが、うちの愛娘はそんなこと言うわけもなく、「くーたん(お父さん)はこっち来ないで!」などと父は日々虐げられ、"父嫌悪"早すぎないか?と首を傾げています。そんな娘が一昨日、母と一緒にチョコブラウニーを作り、「バレンタインでーす」とプレゼントしてくれました。さらに母が娘に「華(仮名)の大好きな男の子は?」と聞くと、華は間髪を容れず「くーたん!」と言ったのです! 父は泣きました。なによりもその即答ぶりに!

その後、祖父母に送るために録りまくっている動画を見ると、チョコブラウニーを作りながら「華の好きな人は?」「くーたん!」と予行練習している母娘の姿がありました…

(これを読んだ母からいま「いや、ちゃんと最初から言ってたから!」との弁明がありました)

 

| 生活 |
★新刊が発売されました
『自転車お宝ラーメン紀行』 レトロな路地や古い喫茶店など都内の“お宝”を探索しつつ、昔ながらのラーメンを目指す大冒険(?)紀行です。産業編集センター刊。1100円+税。感想お待ちしています!→yusukeishida@hotmail.com
★dancyuウェブに連載中
食の雑誌「dancyu」のウェブサイトに「世界の〇〇〜記憶に残る異国の一皿〜」というアホな記事を書いています。→https://dancyu.jp/series/ikokunohitosara/index.html
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