2017.12.01 Friday
最古の温泉宿と最高の蕎麦
『千と千尋の神隠し』のモデルになった温泉宿が
群馬県にあるというので行ってみた。
四万温泉の「積善館」がそれ。
たしかにそれっぽい!
この本館はなんと元禄4年に建てられたもので、
日本最古の木造湯宿建築なんだとか。
ま、改修はしまくっていると思うけど。
昭和5年につくられた元禄の湯。
(撮影禁止なので、サイトから拝借)
部屋の調度や朝夕の料理もお見事。
日本の美と味を堪能させてもらった。
ちなみに『こち亀』にも登場している。
掲載ページが館内に飾られていた。
やっぱりすごい描写力だな。
ところでこの宿に行く前に
ここにも寄っていった。
暮坂峠にある「蕎麦処くれさか」。
自転車と旅のノウハウをエッセイ風味で書いた拙著
「うまい店の見つけ方」の話に出てくる蕎麦屋さんだ。
なんだかんだ毎年来ている気がするが、
この季節に来て新そばを頂いたのは初めて。
いやはや参った。
鼻に抜ける香りがいつも以上に素晴らしくて、
なんでこんなにうまいの?って感じ。
ピースサインしている大将も唯一無二のキャラで、
おもしろすぎる。天才かもしれない。
毎回笑いすぎて腹が痛くなる。
聞けば、東京から通う客は普通で、
奈良から年4回来る客や、
広島から毎年来る客もいるそうな。
近くに行くことがあったら寄ってみてください。
十割蕎麦は早い時間になくなるので、
予約していったほうがいいですよ。