2018.11.02 Friday
涙なしには語れない感動大作
僕は富裕層だから
映画が一律1100円になる毎月1日は
たいてい映画館に足を運ぶ。
で、昨日は厳選に厳選を重ね、
『スカイライン―奪還―』
という芸術作品を観にいった。
突然現れた巨大宇宙船が
掃除機のように地球人を吸い込んで、
ひとりひとりの脳みそをぶちゃっと取り出し、
半ロボット半生命体のようなものの頭部に挿入、
するとその半生命体が動き出して、
さらに地球人を襲う。
こうしてストーリを書くだけで再び感動が押し寄せ、
涙が止まらなくなってしまう。
これは7年前に上映された
『スカイライン―征服―』
という芸術映画の続編だ。
たまたまテレビのチャンネルをまわしていたときに、
男が白目をむいて、黒い血管を顔中に浮かべている、
というこの映画のワンシーンが流れ、
なんじゃこら?と見ていたら、
物語の終盤に主人公のカップルも宇宙船に吸い込まれ、
え? え? この映画どう終わるの?
と混乱しているうちに、
主人公の男が脳みそをぶちゃっと吸い取られ、
キャー! キャー!
「THE END」
といきなり終わった。
僕はポカーンと30秒ぐらい呼吸停止したあと、
これは新しいスタイルだな、と妙に打たれたのだ。
その続編がまさか7年後に上映されるなんて。
いやあ、今作もアホだった。
前作以上にアホだった。
友だちには全然勧めないが、
アホ映画が好きな人はどうぞ。