韓国の一連の問題に対しては、
自分の中の何人もの”ミニ石田”が、
それぞれ別の主張をしている。
日本政府のやり方は当然だ、やれやれ!
と気勢を上げるミニ石田もいれば、
いや、同じレベルで争ってどうする?
韓国が「すみません、改めます」というわけがないだろ。
いつまで泥仕合をやるつもりなんだ?
そもそも、やり方が間違っている。
相手を貧窮させることが得策なのか?
それはあまりに志が低くないか?
と唱えるミニ石田もいる。
そんなモヤモヤ霞がかかった状態に、
スッと新鮮な空気を送り込んでくれる記事を読んだ。
れいわ新鮮組の山本太郎氏の主張だ。
僕は彼のシンパではないし、
ぶっちゃければ、先般の選挙では、
彼の政党に投票もしなかった。
ただ、彼のこの主張には説得力があると思った。
それが証拠に、コメント欄を見ると、
きちんと反論できている者がいない。
感情論ばかりで、議論にもなっていない。
(ザッと目を通しただけだが)
短い記事なのでぜひ全文を読んでみてください。
→こちら。
記事の骨子をいえば、
日本から韓国への輸出総額は6兆円もあって、
2.8兆円の黒字を生んでおり、国益を考えるなら、
その利益を守ることが重要ではないか、ということ。
これが3日前のニュースだ。
なぜこれを改めて取り上げたかというと、
昨日テレビでこんなニュースを観たから。
韓国が日本への依存度を下げるために、
日本からの輸入に頼っていた技術の国産化に努め、
ある技術で成功したらしい。
日韓が今のままの状態を続けるなら、
今後ますますその流れは加速するだろう。
日本にとっては、韓国にそんなことをさせずに、
思いっきり依存してもらったほうがいいのだ。
「我慢ならない」と感情的に突き進んだところで、
どこまでいってもスッキリすることはないと思う。
だって、互いの正義が違うのだから。
それなら、主張はしつつも、
利益をしっかり確保するほうが賢明だろう。
今の日本のやり方を見ていると、
尖閣諸島問題が過熱した際の中国を思い出す。
あのとき、中国は制裁としてレアアースの輸出を制限した。
さすが中国、やることがえげつないな、
と日本の多くの人が思っただろうし、僕も思った。
韓国からすれば、いまの日本がそうだ。
いや、あのときよりえげつないかもしれない。
国際社会でも「日本のやり方はえげつない」
という見方が主流になってきてはいないか?
レアアースの話に戻すと、
当時、大打撃を受けた日本は必死で対策をとった。
中国依存から脱却して、調達先を分散し、
代替品の開発に努め、それに成功した。
その結果、レアアースの価格が下がり、
中国は自分の首を絞めることになった。
こちらの記事に詳しいです→こちら。
(中国のニュースの日本語訳)
日本も高をくくらないほうがいいと思う。