石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
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新刊の裏テーマ
10日前に発売された最新刊
『地図を破って行ってやれ!』
感想がちらほら届いています。

本人の了承をいただいたものだけ、
一部紹介させていただきます。

Tさん
私はサイスポでゆうすけさんを知ったせいか
国内版のエッセイに思い入れがあります。
そしてこの度の新刊は、全ての作品のなかでもベストだと思いました。

Yさん
ブログで「道の先まで行ってやれ(以下、前作)の続編というものではない」
というようなことが書かれていたので、
どのような書き口になっているのか、楽しみにしていました。
 
前作では、石田さんが
自転車旅行で感じた感覚的なもの・熱みたいなものを
伝えようとしていると感じていましたが、
新刊では、前作より一歩踏み込んで、
石田さんが旅で考えた具体的なメッセージを
読者に伝えようとしていると感じました。

前作とは違う切り口で新鮮だったのと同時に
石田さんが進化(上から目線ですみません)しているんだなと感じました。

中略

今回は石田さんが一旦旅行をした後、
その際出会った人と再開するエピソードが多いと思いました。
旅先で印象に残った人と出会うと、
その後、その人はどうしているんだろうと
気になるのが世の常だと思います。
そこをきちんと掘り込んでいくことによって、
ストーリーに深みが出てきているように感じました。
(特に、北海道編で女性と再開した話で出てきた
「同席対面五百生」「値遇」には、とても感銘を受けました。)


いま、上の文章をコピーして張りつけながら、
いくら本人たちから了承を得ているとはいえ、
人の感想を自著の宣伝に使っているなあ、あざといなあ、セコいなあ、
と自分の理想とする男像からかけ離れた自分に脱力を覚えたのですが、
…といいつつ、そのまま更新してしまうあたりが、
ますますセコいんですが(笑)。

ともあれ、感想を読んだときは、率直にうれしく思いました。
「あなたの最高傑作は?」
と聞かれたチャップリンが、
「Next one(次回作)」
と言った、という話が、
CMか何かで流れていますが、
研究家によると、
チャップリンがそのようなことを言った事実はなく、
実際は、次のように言うことが多かったとか。
「最新作が一番好きだ、古いのは自分に合わなくなる」

そりゃそうですよね。
上記の研究家によると、
チャップリンは満足しないテイクには
絶対OKを出さず、何度も撮り直したとのこと。
そんなふうに、血のにじむ思いで作った作品より、
まだ作ってもいない”次回作”が一番だなんて、
まず言わないだろうなという気がします。

かの喜劇王を引き合いに出すのもどうかしていますが、
レベルはともかく、性質的には自分もやはり同じなのです。
もうこのへんでいいや、というところで筆は置かない。
(これでも)心血を注いで作品を書いている。
だから、一番好きなのはどうしたって最新作になるのです。

それと、Yさんの感想にもあったとおり、
今回の作品の裏テーマは「再会」。
本の最後は三陸の話です。
震災の前年にたまたま旅した三陸を、
震災後に再び訪れ、
前回の旅で会った人たちを探しに行きます。
そのラストにからめて、
再会にまつわる旅の話を、意図的に集めています。
そのうえで僕が感じた、旅とは、人生とは――。

ということで、よかったら読んでみてください。
で、引き続き、感想お待ちしておりまーす。
yusukeishida@hotmail.com

あ、了承なしに勝手にブログに
載せるようなことはしませんので(笑)

 
| 著書について |
★dancyuウェブに連載中
食の雑誌「dancyu」のウェブサイトに「麺店ポタリング紀行」というアホな記事を書いています。→https://dancyu.jp/series/pottering/
『地図を破って行ってやれ!』文庫改訂版出ました。
2016年8月発売。幻冬舎刊。650円(+税)。アホな日本紀行です。単行本をすべて書き直しました。感想いただけると嬉しいです→ yusukejitensha@yahoo.co.jp
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