今朝2時59分に起きて見ました。
男子フィギュア、フリー。
羽生選手おめでとう!!
テレビ画面の前で固唾を飲み、
演技を見ながら、
何度も「ああっ!」と顔をしかめてしまいましたが、
ま、結果オーライ。
パトリック・チャンに助けられた格好になったけど、
なんにしてもよかったよかった。
最終組の6分間練習のあいだ、
解説の本田氏が言った一言に、
この日のすべてが表されていました。
「みんな緊張していますね」
素人目にもほんとそうでした。
あ、羽生ヤバいな、と。
表情がいつもと違う。
顔が青ざめているのに、無理に笑おうとしている。
(練習中から体が全然動かず、
内心、相当焦っていたらしいです)
でもパトリックも、ほかの選手も、みんなガチガチ。
そんな中、ひとりいい表情をしているのが高橋でした。
演技開始前の、一瞬の静寂。
その表情に、思わず見入ってしまいました。
長いアプローチの末に、高峰の頂上に立ったときのような、
すべてを吹っ切ったと思わせる、すっきりとした表情。
あんな顔はなかなか見られません。
そのあと始まった演技も、
なんだか泣けてくるぐらいきれいで、
ほんと心が震えました。
点数は伸びなかったけど、そういうことが問題じゃない。
高橋自身も、言葉には悔しさをにじませながら
「やりきった」と。
彼のスケーティング、やっぱり好きだな。
まだ続けてほしいけど、見納めになるんでしょうか?
あと、忘れてはいけないのは町田。
本来の出来ではなかったけれど、
鬼気迫るものがあって、
やっぱり心を奪われました。
君も悔しいと思うけど、とてもよかったよ、と伝えたい。
さっき、ニュースで各選手の演技をもう一度見たけど、
ダイジェストだけでは、
本質がぜんぜん伝わらないのだな、
とあらためて実感しました。
そこには、人の“ドラマ”が何もなくて、
ただ“結果”があるのみなんだな、と。
とにかく、3人ともお疲れ様。
月並みだけど、感動をありがとう!
2014.02.15 Saturday
ダイジェストじゃ伝わらない
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