石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
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地元っ子が勧める白浜ベストプラン(永久保存版)

上野の子パンダを長時間並んで1分見るぐらいだったら、

南紀白浜に来て、野外で遊ぶ5頭のパンダをゆっくり見て、

世界一の泉質(石田調べ)を持つ共同浴場に入って、

奇岩の連続する海や白砂ビーチを見たほうがいいですよ、

といった内容のブログ記事を書いたら、二人の方から

「行きたいので世界一温泉どこか教えて」

とメールをいただいた。

せっかく来ていただけるのであれば、

白浜の魅力をとことん味わってほしい、

と白浜ベストプランを考えてみたので、

ここに紹介します。

もっとも、‟僕が考えるベスト”だけど。

 

ちなみに僕の考えはこう。

宿は寝るだけなので安宿で十分。

宿泊にお金をかけるよりメシにかけたほうがいい。

(宿のメシはワンパターンなので、素泊まり&外食が基本)

少しだけ注文をつけるなら、

ベッドではなく、畳&布団で、

できれば部屋に床の間があればなおよし。

(装飾の効果だけでなく、空間に奥行きが出るから)

ということで、狙うのはボロい和風旅館。

 

はい、この考えに共感する方にお勧めの宿は、

ずばり、「国民宿舎ホテルシラハマ」!

もう名前からいいですよね。

「国民宿舎」と「ホテル」という言葉の重複が素敵。

俳句の先生に怒られそうです。

それはさておき、とにかく料金が最高です。

平日だと、素泊まりがなんと2,850円!

土曜日でも3500円!

もちろん個室です。

相部屋のユースホステルよりも安い。

しかも好立地。

温泉街の中心部にして、

ビーチにも石田的世界一共同浴場にも徒歩圏内です。

 

外観だけ撮ってきました。

うーん、昭和!

僕の好みど真ん中。

ただ、僕はさすがに泊まったことがないし(地元だけに)、

料金を考えると、どんな内容なのかちょっと怖いな…

と思いつつ、今回メールをくれた二人のうちの一人、

北海道から来るというKさんに勧めました(おいおい)。

でもKさん、ここに2泊して満足されたようです。

以下、彼女からのメールを貼りつけます。

ちなみにKさんは大人の女性です。

子供ふたりとのご旅行。

メールの感じだと旅人度はかなり高めです。

つまり旅のハプニング大歓迎、的な。

以下、Kさんのメールから。

 

「部屋には広縁も、トイレも、洗面所も付いてます。
古いですが(笑)、全然問題なし。
エアコンと小さなテレビは、普通です。
冷蔵庫はありません。

建物は古いですが、ちゃんと手入れされてて、大丈夫です」

 

「古さとサービスを気にしなければ、

コスパ、本当にいいと思います」

 

以上。

サービスはそもそも白浜に期待してはいけません。

ちゃんとしたサービスができるホテルや飲食店も当然ありますが、

基本的に”きめ細やかさ”というのは和歌山の文化にはありません。

よく言えば朴訥、悪く言えばぞんざい、未洗練、不作法…。

むしろ「こんな接客があるんかい!」

と異文化を堪能していただければ。

 

とにかく驚きなのは2,850円の部屋で

洗面所やトイレがついているということ。

Kさんが撮ってきてくれた写真で紹介していきます。

 

まずは部屋。

なんの問題もないやん!

てか最高やん。

床の間まであるがな。

(テレビ台になっているけど)

 

部屋の洗面所

 

そして部屋のトイレがこの↓の写真。

間違いなく和式、

下手すりゃ汲み取り式のぼっとん便所、

と思いきや、

 

ウォシュレットやがなーー!!!

なんちゅうコスパや!

 

さらに広縁

 

フロント上方にあるロビー。

向こうに見える石油ストーブがステキ。

 

お風呂はもちろん源泉かけ流し。

Kさん曰くここの泉質もよかったとか。

 

いやほんとすごいな。

これで2,850円とは。

白浜に実家があるけど、

ここに泊まったろか、

と思ってしまった。

 

続いてモデルコース。

5頭のパンダがいるサファリパーク、

「アドベンチャーワールド」

通称アドベンは

1日たっぷり遊べるので、

(逆に半日とかじゃ足りない)

2泊コースとなります。

列車旅行を想定して。

 

<1日目>

白浜駅到着。

駅から温泉地までは5劼阿蕕のイ譴討い襪里如

時間が合えば無料シャトルバスをどうぞ。

 

で、国民宿舎ホテルシラハマに投宿後、

近くのレンタサイクルで自転車を借りて

半島一周サイクリング(5辧

(クリックすれば拡大します)

ここは白浜屈指の絶景ルートです。

でも効率重視のカーナビではここには絶対行けません。

ほんともったいない!

時間がなくてもこの半島周回はぜひ。

一周約5劼悩笋發覆い燭瓠⊆転車でも楽勝です。

走るだけならママチャリでも20分ぐらい。

白浜名物「円月島」もこのルート上にあります。

海のきわを走っていくので気分爽快!

(なので時計回りで。左側が海沿いになるから)

円月島がどんどん近づいてきます。

 

時間がある方は、半島一周にくわえ、

さらに下図、紫のルートもお勧め。

できれば,痢崎の湯」までは行ってほしいですね。

海のそばに広がる露天風呂で、

「白浜と言えばココ」みたいな場所です。

白浜は「日本最古の湯」のひとつですが、

その根拠となるのがこの崎の湯です。

女子風呂

 

男子風呂

昔は無料だったんですが、今は入浴料500円。

 

さらに時間があれば、◆銑まで行ってみましょう。

△痢崟蘊敷」は巨大岩場。

正直、僕はここのよさがよくわかりませんが、

いつも観光客でにぎわっています。

 

は自殺の名所「三段壁」。

高さ60mの絶壁に目がくらみます。

 

体力に自信がある人はこの三段壁から左へ、

い療庫沼罎愎覆鵑任ださい。

(普段運動をしない人はやめといたほうがいいです)

電動アシストなしのレンタサイクルだと

間違いなく”押し”になる激坂ですが、

(しかも長い)

素晴らしい展望が待っています。

2枚目の地図の紫ルート一周で8劼任后

半島一周ルートと合わせると13辧

 

<2日目>

前日に「崎の湯」に入れなかった人は、

この日の朝イチで崎の湯へ。

(7、8月は7時オープン、

それ以外の月は8時オープン。

アドベンは基本10時オープン)

ホテルシラハマから崎の湯までは徒歩20分。

真っ白ビーチの「白良浜」を見ながら行くので、

退屈せずに歩けてあっという間に着くと思いますが、

歩くのが嫌ならレンタサイクルかタクシーでどうぞ。

あとハイシーズンだとなおさら崎の湯は朝入るのがいいかと。

午後からは混むので。

 

午前10時からはアドベンへ。

宿からは無料シャトルバスが朝2便出ています(要予約)。

ホテルシラハマにもちゃんと来てくれます。

朝、崎の湯に入るなら、その近くのホテル柳屋か

ホテルシーモアでバスに乗せてもらうと効率的です。

入浴後そのままアドベンに向かうことになりますが。

 

<アドベンのまわり方>

まずは各ショーの時間をチェック。

マリンライブとアニマルアクションは必見。

それ以外は自由にまわればいいですが、

パンダコーナーはあとまわしにしましょう。

なぜなら開園と同時にみんなパンダに殺到するから。

そんなに急がなくても午後から行けば

ゆっくりご覧になれます。

で、サファリパークは基本、

ケニア号という乗り物に乗ってまわるわけですが、

僕のお勧めは「ウォーキングサファリ」。

草食動物は歩いて見てまわれます。

これ、やらない人が多いけど、

ぶっちゃけ、ケニア号に乗らなくてもいいから、

ウォーキングサファリをするべし!と思います。

動物たちは野外で自由に動き回っていて、

その中を歩くのはほんと気持ちいいですよ。

サイとか間近で見ると、もう恐竜です。

キリンの餌やりもおもしろいです。

舌でべろりんちょしてくれます。

歩くのが嫌なら

自分で運転できるカートなど

いろんな乗り物もありますんで、ぜひ。

アドベンは17時ぐらい(夏場は18時か?)に閉まるので、

白浜に1泊しかできない人は閉園後に帰ればよいかと。

ちなみに東京への最終列車は白浜発18:19です。

 

<3日目>

崎の湯がまだなら、この日の朝に入って、

どうぞお気をつけてお帰りください。

 

そうそう、前にも書きましたが、

世界一の泉質(石田調べ)を持つ共同浴場は

ほんと小さな風呂なので、ここには書きません。

お知りになりたい方は僕にメールを頂ければ。

メアドはブログの右上にあります。

 

<食のお勧め>

昔から豊富な観光資源にあぐらをかいてきたせいか、

全体的に高レベルとは言いがたいのですが、

以下の店は個人的にお勧めです。

 

「マルキヨ」

12:00〜14:00、17:30〜22:00。火休。

フグよりうまいとされる紀州名物のクエを

最も安く食べたいならココ。

たいてい1人前1万円前後するクエ鍋セットが

税込み5,500円(しかも天然クエ)。

雑炊や唐揚げもめちゃうまです。

店のHPにはクエのことしか書いていないけど、

それ以外の料理も普通にあります。

ちなみに店主は僕の友だち。

なので石田の紹介で、といえば、

そして店主の機嫌がよければ何かサービスがあるかも。

※2018年6月にリニューアルオープン。

以前の店から100mほど移動しています。

お値段そのままで静かな大人の空間に変わりました。

 

「喜楽」

11〜14時、16〜21時。火休。

ホテルシラハマのすぐ近く。

前述の北海道のKさんはこの宿の利点のひとつとして、

「”喜楽”至近」を挙げています。

それだけこの店も気に入ったみたいです。

居酒屋としても定食屋としても利用OK。

地魚や地元の味が楽しめます。

ここでも天然クエが食べられます。

(マルキヨよりかなり値が張るけど)

Kさんによると店の名物「葵寿司」がうまかったとか。

僕は未体験。地元の名物ってあまり食べないから。

 

「甲羅館やまと」

8〜17時。無休。

モーニングや昼飯ならココ。

土産物屋に併設された昔ながらの喫茶店で、

味にこだわっている風には見えませんが、

シェフはもともとイタリアンの料理人。

イチオシは紀州名物の梅干しを使った「梅パスタ」。

シェフが留守がちなので要予約です→0739-42-2784

あとオムライスもぜひ食べてみてください。

 

「ミルク&ビアホール九十九」

18〜翌0時。火休。

味も雰囲気も田舎らしからぬ店。

人気店なので予約必須。

石窯焼きピッツァ最高。

 

以上、すべて温泉街の中心部にあります。

今気づいたけど、甲羅館やまと以外は全部火曜休みだな…。

 

さらにもう1日時間がとれる人は、

レンタカーでこのコース。

熊野古道で知られる熊野三山(3つの神社)を巡りながら、

奇岩の連なる海と、秘湯を巡る南紀ドライブ。

一周190辧Aるだけなら約4時間。

でも見どころ満載だから、

できれば途中、本宮大社のまわりの温泉地か、

(個人的には湯の峰温泉が大好き)

勝浦温泉に1泊してじっくり見るのがお勧め。

 

ああ、これ書きだすとまた長くなるから、

ていうか、もうたいがい長くなったから

(ここまで読んだ人は何人ぐらいいるんだろう?)

次号へおそらく続く! →次号へ

 

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