2018.06.07 Thursday
震えるコラム
読売新聞朝刊のコラム「編集手帳」の前任者、
竹内氏の文章が好きで愛読していたのだけど、
悲しいかな、ちょっと前に執筆者が変わった。
それ以来、毎朝読むたびに
竹内氏の偉大さを再確認していた。
現在の執筆者もやりにくかっただろうなと思う。
それぐらい竹内氏の文章はよかったのだ。
ところが、しばらくするうちに、
それまで抑え気味だった執筆者のキャラクターが
どんどん前に出てくるようになった。
何か吹っ切れたような印象を受けた。
すると、あれ? なんか今日のはすごくいいな、
という日がどんどん増えてきて、
今ではすっかり毎朝の楽しみになっている。
竹内さんのユーモアも好きだったが、
今の方の文章にもかなり笑わせてもらっている。
今朝のコラムも執筆者の人柄が浮かぶようだった。
ただし、笑いの対極にある内容だ。
ちょっと耐え難くて、朝から涙が出た。
本当にやるせない。許せない。
きっと執筆者も心を震わせながら書いたんじゃないかと思う。
彼女に、わずかでも届けとばかり。
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