石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
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世界屈指のチャリコース完全ガイド

オロロンラインの旅は後半にハイライトが待っています。

天塩から始まる「道道106号」がそれ。

ま、有名な道なんですけどね。

その前に、天塩の手前の遠別という町から

国道を逸れ、海沿いの道に入っていきます。

 

この道は今回たまたま地図で見つけて、初めて来たんだけど、

わ、なんだこりゃ!

こんな絶景ロードだったのか!

車もほとんど通らないし、そのぶん静かで

もしかしたら「道道106号」よりいいかも?

 

そんな道を10数卅ると国道に合流し、

そこからさらに6劼曚豹覆爐氾訓の町です。

ここから道路の案内標識にしたがって「稚内」を目指すと、

国道に行ってしまうので、ご注意あれ。

とにかく海側へ海側へと進んでください。

(天塩の町の北のセイコーマートを越えると行き過ぎ)

 

間もなく天塩川が現れます。

この川を渡り、しばらく行くと、

一直線の道になるのですが、しばらくは電線や風車があるため、

さほどテンションは上がりません。

(写真も撮らなかったのでグーグルのストリートビューから)

この道を10劼△泙蠢り、豊富町に入ると、

 

ドーン。すべて消えます。

このときは曇っていたけど、

間もなく晴れてきて、

イヤッホウ!

やっぱここだよ!

 

この気持ちよさはやはり世界屈指だな、と再確認しました。

利尻富士の存在が大きいですね。

地平線にまっすぐな道、というだけでも爽快なのに、

洋上にこの三角の山が浮かんでいることで、

地球ってなんて綺麗なんやーなどと心の底から実感し、

その上を走りながら、

気持ちイイ、気持ちイイ、気持ちイイイイイ!

となって、やっぱり今回もイッちゃいました。

車でも何度も走ったけど、自転車だと全然違います。

細胞の一粒一粒が喜びに満ち溢れるという感じ。

 

さらに道を逸れて、海に出ると、

無人のビーチがどこまでものびています。

聞こえてくるのは波の音だけ。いやもう最高。

とにかく利尻がカッチョいいんです。

 

こういう夢の世界を60劼曚描ると、

(直線道は30劼曚鼻

稚内に着きます。

するとこの旅で初めてエゾシカに遭遇。

大自然の中で会わずに、なんで町中で会うねん。

 

さらに町を抜けて進んでいくと、

風車の並ぶ宗谷丘陵が見えきました。

 

で、稚内から30劼曚描ると、

宗谷岬に到着。

世界屈指の気持ちいい道を走っていった先には、

日本最北端という明確なゴールがあり、

並々ならぬ達成感まで味わえてしまうわけです。

景色だけでなくドラマとしても極上。

 

そしてゴールの感動のあとは、

美人女将のいる「民宿宗谷岬」が待っているという、

もう文句のつけようがない幸せルート。

女将の超絶ホスピタリティと絶品料理を味わってください。

晩飯を撮るのを忘れたので、朝食の写真を。

朝からウニとイクラがついています。

これで2食付き8,000円、2人一部屋だと7,700円。

税込。なんちゅうコスパや。

ま、僕が宣伝しなくてもネットでは大評判になっています。

楽天トラベルの口コミには365件も入っていて、

全員が5点もしくは4点をつけています。

平均点は4.78!(5点満点)。

 

冬季の積雪を考慮してか、玄関も客室も2階から。

バイクのイラストが描かれている1階部分は

バイクや自転車用の駐輪所で、中に入ると、

チャリダーやライダーの書き込みがびっしり。

増えたなあ。僕が初めて書いたときはまだ

真っ白だったけど、あれは何年前だったっけ。

ん? よく見ると、俺の写真が貼られてるやん!

女将さん、何やってんねん!

右のほうの写真はライダー界の有名人、賀曽利隆さん。

名前の漢字が合ってるかネットで調べたら

氏のHPが出てきて、それを見たら

賀曽利さんって最初の旅が

1968年のアフリカバイク旅行ですって。

僕が生まれる前からこんな旅してたんだ。

やっぱすげえな。

 

さあ、あとは稚内に帰るだけですが、

来た道を戻ってもつまらないので、

宗谷丘陵を走って帰ります。

ここもきれいなんだよなあ。

牧草ロールケーキだらけ。拡大してご覧あれ。

 

 

ほんとできすぎだよなあ、このコース。

ちなみに今回は前回の記事の続きなので、

旅の後半から書きましたが、

オロロンラインは最初からいい景色、

気持ちイイ道の連続です。

これまでの記事。

オロロンラインの旅     

 

このあと稚内から幌延に電車で移動し、

イベントに参加して講演をやって、

それからバスで同じ道をたどって札幌まで帰ったのですが、

バスの一番前の席に座り、

正面の大きな車窓をずっと眺めながら思いました。

なんでこんなにチャリダーが少ないんだろうと。

いや、いるのはいるんですが、

20〜30年前と比べたら格段に少ない。

いや、別に昔がどうとか関係なく、

これだけの道なんだから、

世界でも指折りの気持ちイイ道なんだから、

「走りに行こう!」

と思う若者がもっといてもいい!

(たまに見るチャリダーの半数以上はおじさんでした)

ほんともったいない! 何やってんだみんな!

ネットで検索して画像を眺めているヒマがあったら、

飛び出して自分の目で見てこい!(爺ィの月並み論ですね)

という思いを込めて、このブログを書いてきたわけです。

 

若者たちよ、青春の1ページに(死語か?)

キラキラ輝く強烈な思い出を作りたかったら、

海外もいいけど、まずはオロロンラインに行こう!

自転車好きの社会人たちも、

50万円のロードバイクを買って

多摩川沿いや荒川沿いを走るぐらいなら、

5万円のクロスバイクでいいから、

旅費のほうにちょっとお金をまわして

オロロンラインに行こう!

(いやはやナンセンスな比較だ)

そして北海道の観光課のみなさん、

スポーツ自転車のレンタサイクルを増毛に置いたりして、

大々的にこのコースをアピールしていいと思いますよ!

なんたって世界屈指のチャリコースですから!

瀬戸内のしまなみ海道がいいモデルです。

 

<オロロンラインルート図>

,里箸海蹐増毛で、てっぺんが宗谷岬です。

増毛の手前(札幌側)には雄冬岬があり、

その一帯の海岸も絶景なんですが、

トンネルと坂が多いので、初心者は増毛発がいいでしょう。

増毛までは札幌駅前からバス「特急はぼろ号」が出ています。

輪行袋に入れた自転車も積んでくれます。

1日1便、札幌16:10発、旧増毛駅18:30着。

おススメのお宿「ぼちぼちいこか」は旧増毛駅のすぐ近くです。

増毛から宗谷岬までは約230辧

道はゆるやかなアップダウンはあるけど概ね平坦。

初心者でも男性なら3日、女性でも4日あれば走りきれます。

 

<僕の今回の旅の日程>

参考までに。

距離は実走距離です。

僕はアホほど町をうろちょろ散策するので

町と町の区間距離よりだいぶ長くなっています。

金額はすべて税込み。

 

〇1日目 東京〜増毛

東京羽田12:20発→新千歳14:00着

スカイマーク便(たしか15,000円ぐらい)

電車で札幌駅に15時着。

沿岸バス「特急はぼろ号」札幌16:10発→増毛18:30着(2,310円)

ぼちぼちいこか泊 ☎0164-53-1176(2食つき5,000円+ビール)

 

〇2日目 増毛〜苫前(68辧

増毛ポタリング(古くて渋い建物がたくさん!)のあと昼頃出発。

民宿30ノット泊 ☎0164-64-2730(たしか素泊まり4,200円)。

投宿前に「とままえ温泉ふわっと」で入浴&晩飯ビール。

(宿は坂の下にあるので温泉入るなら投宿前のほうが楽・笑)

 

〇3日目 苫前〜遠別(57辧

初山別天文台近くの絶景レストラン「北極星」で

ハスカップソフトクリームを堪能(マストアイテム。必ず食うべし)

遠別の道の駅「冨士見」で日本一ソフトクリームを堪能(これもマスト)

ふじや旅館泊 ☎01632-7-2307(素泊まり3,000円)

 

〇4日目 遠別〜豊富(52辧

天塩からハイライト「道道106号」に突入。

直線道の南半分を走って民宿「あしたの城」に投宿。

(☎0162-85-2155、2食付き相部屋5,200円、個室6,200円)
絶景ロビーからサロベツ原野を眺め、のんびりコーヒー。

 

〇5日目 豊富〜宗谷岬(ノシャップ岬まわりで86辧

「道道106号線」の北半分を走って

稚内駅のすぐ向かい「たからや」で稚内ラーメンを堪能。

僕は大好きな味!

(こってり好きユーザーの多い食べログだと不当に低評価ですが)

宗谷岬到着、写真撮影大会。

民宿宗谷岬泊 ☎0162-76-2422 (2食付き8,000円)

 

帰りは沿岸バスで幌延から札幌まで(約5時間、5,710円)。

札幌から新千歳空港まで電車(45分、1,070円)。

空港では勘で入ったラーメン店「けやき」がめちゃウマでした。

初めて味噌ラーメンをうまいと思ったかも(笑)。

で、スカイマーク便で羽田まで(たしか15,000円ぐらい)。

ということで、上にあげた金額、

つまり宿泊費と交通費だけでトータル約65,000円。

+メシ代、ビール代で、ざっくり8万円ぐらい。

いや、もっとか。金勘定が適当なので把握していません…。

 

おまけ。

幌延の居酒屋「菜味季」にて。

”もうほかに何もいらないセット”800円。

ウニはなんと300円。税込で。

(蒸しウニだけど)

普通に食べて飲んでも激ウマだけど、

自転車で走ったあとだと昇天します。

何度もイッちゃうオロロンラインツーリングでした。

 

走るよりこれを書くのに疲れた…(笑)

 

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『地図を破って行ってやれ!』文庫改訂版出ました。
2016年8月発売。幻冬舎刊。650円(+税)。アホな日本紀行です。単行本をすべて書き直しました。感想いただけると嬉しいです→ yusukejitensha@yahoo.co.jp
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