石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


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近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
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Amazonの本の口コミについて

まだ仕事が終わっていないけど、

今日から帰省します。

ま、文筆業はどこででも

仕事ができるからいいんだけど。

だからオンとオフの区別がなく、

正月も関係ありません。いいのか悪いのか。

 

食の雑誌「dancyu」ウェブサイトの連載

「麺店ポタリング紀行」の記事がアップされました。

いま築地はどうなっているのか?の第2弾。→こちら

 

 

この記事に出てくる鮭屋の佐藤さん。

今年本を出されたということで、

早速買って読んでいるんですが、

これがめっちゃおもしろいんですよ。→こちら

元ライターだけあって文章もきれいで、描写も的確、

読んでいて非常に気持ちのいいエッセイです。

その文章にぐいぐい引き込まれ、

楽しく読んでいるうちに、

世界最大の水産市場、築地の歴史も

勉強できるというお得な一冊。

 

それなのに購入の際、Amazonを見たら、

口コミが1件だけ入っていて、

これが結構辛辣なんです。

「文章が固い」とか「鮭屋に転職して正解」とか。

これはちょっとひどい。

不当と言ってもいい気がします。

(本を読んだあとにこの口コミをあらためて読むと、

ますます違和感が。文章はむしろ軟らかいと思うんだけど)

こんなにいい本なのに、

誰かが”無邪気”に書いたこの口コミのおかげで

読まれる機会を大きく損なわせているのでは?

 

もっとも、個人の感想だから仕方がないんだけど、

でもこれってどうなんですかね。

誰でも好きなことを言いたい放題言え、

それを誰でも見ることができる環境。

いつの間にか、僕らはそんな世界に住んでいて、

何もかも当たり前になっているけど、

この本のように不当な評価を、

発言になんの責任もない一読者から受けることで、

大きな実害を被るというのは、

あまりに理不尽ではないですかね?

 

感情論になってしまうけど、

本を1冊書くのって本当に大変なんです。

それを佐藤さんは、鮭屋の店先に立って鮭をおろし、

仕入れから経営からすべてこなしながら、書いたのです。

非力な僕からすれば信じられないエネルギーです。

そうして出来上がった本は、掛け値なしに見事な出来栄え。

それなのに、「鮭屋に転職して正解」って。

なんだよそりゃ。何様だ?

ええ、いま書きながら頭にきてます。感情論です。

 

じゃあ、僕がいい口コミをAmazonに書いて、

援護射撃すればいいではないか、という話なんですが、

それはできないんですよ。

ちょっと、そこだけは、一線を引いて

入らないようにしている。

人の本の口コミを書き始めたら、

自分の本にもいい口コミを書きたくなるじゃないですか(笑)。

それをやっちゃあ終わりだなと。

だから、よかったら、この本を読んで、

誰かいい口コミを書いてあげてください(笑)。

 

ともかく、一番の問題はチェック機能がないこと。

だから誰でも書きたい放題で、

作品を貶めることも自由にできてしまいます。

ただ、最終的にはやはり好みなので、

正当か不当かの判断というのは難しい、

というか、たぶん不可能なんだけど、

たとえば、一定の口コミ数を投稿していない人には、

ネガティブな評価は書けない、かつ、

5点満点で3点以下はつけられない、等すればどうでしょうか。

だって漫画やネット記事しか読まない人がたまたま手に取って、

「文章が固い」って言われてもねえ。

あ、上の人のこと言ってるんじゃないですよ。たとえばの話。

 

時間をかけて懸命に書いた自分の本が、

ひとりの無邪気で無責任な読者にケチをつけられたら、

と思うと、本気でそういう方向への転換を進めてほしいと思います。

これはもう、本に限らず。

| 生活 |
★dancyuウェブに連載中
食の雑誌「dancyu」のウェブサイトに「麺店ポタリング紀行」というアホな記事を書いています。→https://dancyu.jp/series/pottering/
『地図を破って行ってやれ!』文庫改訂版出ました。
2016年8月発売。幻冬舎刊。650円(+税)。アホな日本紀行です。単行本をすべて書き直しました。感想いただけると嬉しいです→ yusukejitensha@yahoo.co.jp
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