テレビから聞こえる「平成最後」の連呼にうんざりしつつ、
晩メシを食べながらテレビで阪神ー広島戦を観戦。
正直、平成最後とかこちらはどうでもよくて、
ゲームの内容と結果にしか興味はない。
で、カープとの初戦に見事勝利したので、
上機嫌でテレビを消し、仕事に戻った。
ちなみに平成最後の晩餐は
3日前に作った回鍋肉の残りと
2日前に作った天ぷらとブリのアラ煮の残り、
それとサラダと豆ごはんだった。
ちなみに平成ラストナイトイブ(?)の29日は、
旅の友達である変態高校教師と品川で飲んだのだが、
安そうな汚い居酒屋に適当に入って、
出し巻450円という値段を意外に思いながら
それを頼んで、
運ばれてきた皿を見てのけぞる、という
これまた通常運転の夜を過ごした。
450円の出し巻。盛り付けもお見事。
そんなわけで、平成だろうが令和だろうが、
とくに僕には関係なく、
自分の時間をいつもどおり歩いている。
あ、一応言っておくと、
天皇制にモノ申すといった類の話ではなく、
(今の天皇制にはなんの反感もない。
日本の歴史は誇らしいと思っている)
ただ、2019年の4月30日も5月1日も
僕にはまったく同じ1日だということ。
で、夜中、歯磨きしながらテレビをつけたら、
令和まであと〇〇分、
というカウントダウンが行われていて、
ウソやろ⁉と声をあげてしまった。
そんなことするものなの?
でもチャンネルを変えると、
どの局でもカウントダウンをやっているし、
いやもっとたまげたことには、
このタイミングで結婚式をあげているカップルがいたり、
令和開始と同時に婚姻届けを出そうと
区役所に待機するカップルが大勢いたり、
雨なのに渋谷スクランブル交差点は
人であふれていたり、
そしてそれらの様子を各局が中継していたりで、
歯ブラシを持つ手も止まって心底驚き、
鳩が豆鉄砲を食った顔で固まってしまった。
最近ではAAAとかいう人たちのリーダーの
謝罪会見が僕にとってはツボだったが、
それを越えてきたな、と思った。
で、とうとう声を上げて笑ってしまったのが、
カウントダウンがゼロになって、
令和になった瞬間の皇居前の中継。
花火が上がるわけでもなく、
集まった人たちもどうしていいのかわからず、
全員がキョロキョロ、
仕方なく何人かが両腕を上げて「万歳!」を始めたけど、
そのやり方でいいのか?と誰もが思ったみたいで、
追随する人はごくわずか。
終始「え? あれ?」と戸惑う空気に満ちていた。
そりゃそうだよなあ。
改元を祝うなんて、近代では初めてだから、
誰もやり方を知らないわけで。
てか、そもそも祝うことなの?
いや、おもしろい見世物でした。
でも、ほんとわからない。
僕の感じ方が変わっているのかな?
ウーン…。