先日の村田諒太の試合には久々に熱くなり、
関連記事を読み漁っているが、
やはり、というか、なんというか、
他に比べて『Number』の記事が出色だった。
筆者の思いや会場の熱気がダイレクトで伝わってくる。
→こちら。
ところでアメリカでメインを張った
亀田和毅VSバルガスの試合も見たが、
うーん、あれでは厳しい。
その前のセミファイナルのほうが
皮肉にもはるかに見ごたえがあったし、
ボクシングのレベルも高かった。
こちらの関連記事もサラッと読み流してみたが、
「バルガスは逃げてばかりで会場からはブーイング、
和毅の戦いっぷりはあっぱれ」
みたいな論調がよく目についた。
いやあ、アメリカのお客さんたちは
和毅に対しても大ブーイングだったでしょ。
ただ上体を揺らして突っ込むだけで、
すぐにクリンチ。
内藤大助を投げ飛ばしたプロレス技まで
出しそうな雰囲気があってヒヤヒヤした。
やはりあのオヤジの薫陶を受けた
影響はあるのかもしれない。
(申し訳ないが)あまりにもひどい試合だったので、
採点して実際のジャッジと比較する、
というゲームをやってみた。
僕の採点は和毅がとったラウンドが2回、
最後の反則の減点1で109。
つまり118-109でバルガスだったが、
ジャッジは3人とも117-110でバルガス。惜しい。
井上尚弥や村田諒太の試合を見て
目が肥えてしまっているからか、
試合内容もそうだが、セコンドの差も気になった。
亀田父の「根性や!」「前行け!」という
作戦とも思えぬダミ声が
アメリカの会場でもやたらと響いていたが、
和毅はあれをどんな思いで聞いていたのだろう。
試合後の和毅のコメントは
潔く負けを認め、相手を称えており、
爽やかですらあった。
(和毅はスペイン語で答え、
通訳に英訳される、
という不思議なインタビューだったが)
オヤジから離れて、己の道を進むべし。
村田のNumberの記事に感動したので、
ひと言だけ書いて今日の更新、
とお茶を濁すつもりだったのだが、
昨日の和毅の試合もまたいろいろ心に残っていて、
ダラダラ書いてしまった。