石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
堀江氏の言動は日本社会にプラス?
今日の読売新聞におもしろいデータが載っていた。
ライブドア事件に関する世論調査だ。次のような質問がある。
「堀江容疑者の言動は日本社会にとってプラス面が大きかったか、マイナス面が大きかったか」
これへの回答を年代ごとに出しているのだが、その結果が見事にイメージどおりだった。以下。

「プラス面のほうが大きかった」と答えた人の割合
20〜30歳代――61%
40歳代   ――54%
50歳代   ――41%
60歳代   ――31%
70歳代   ――23%

うーん、こう並べてみると美しいぐらいだ。年代ごとに10の位がきっちり1ずつ減っている。できすぎじゃないの? という疑念はひとまず置いといて、ぼくの正直な感想をいえば、我が世代の61%というのは予想外に高かった。

ぼく自身は、堀江氏という個人に対して、どちらかといえば好感を持っていた。というか、おもしろがって見物していた。株やM&Aなどに興味も知識もないぼくには、彼がやっていることはほとんどどうでもよくて、ただ単に彼は、ぼくにとって笑えるキャラだった。CDデビューする予定だったバンド名が「ソテーガイ」なんて、なかなかよいではないの。

しかし「人の心は金で買える」などの彼の発言には、それが仮に彼の本心ではなかったにしても、ぼくの体は拒否反応を起こした。彼なりのアンチテーゼだったのかもしれないが、国民からの注目度が高く、「呪文男」渋谷容疑者並みのカリスマ性(?)を持つ堀江氏がああいうことを軽々しく口にするのはどうかと思った。別にいい子ちゃんぶるわけではないけれど、ああいった発言や「姿勢」が、目的の定まらない10代の若者にどれほどの影響を与えたのか、あるいは与えなかったのか、気になるところだ。

金儲けが最大の目的の人生なんて寂しすぎる。ぼくは本心からそう思っている。というか、お金が最大の関心事なら、自転車で何年も旅はしないし、文筆業もやらない(笑)。自分にとってお金の何百倍も価値があるのは、やりたいことをやっている「時間」だ。

もちろん、金儲けのスリルや達成感が楽しくて仕方がないという人もいるだろうし、そういった人生に満足している人も多いだろう。それを否定する気はない。
ただ、金至上主義の風潮が強くなればなるほど、心が貧しく、社会が寒々しくなっていくようで、不安になる。

月並みな意見を書いているな、と思う。
だが、自分の理想から反する風潮には、微力ながら警鐘を鳴らし続けたいのだ。

| 社会 |
“蔵”完成
ブログを作りました。
といってもメインはあくまでもホームページ。
ブログは過去のエッセイを保存&整理するための、倉庫のような目的で使います。
なので超シンプルです。
ブログの特徴である「コメント」や「トラックバック」も取り外しました(笑)。
掲載するのが過去のエッセイですからね。数日前に書いた文に、仮にコメントが来ても、ぼく自身の熱が冷めてしまって返信に意欲がわかないだろうと思いまして。トラックバックというのも意味がよくわからないし、面倒だから取ってしまえ! と(笑)。

といってもエッセイに対する感想などはとても嬉しいので、何か感じてくれた方は、これまでどおり、左フレームにあるぼくのアドレスに直接メールして頂けると幸いです。

今回のブログ作成にあたって、当HP開設当初に書いた大昔のエッセイも随時掲載していこうと思いました。で、久しぶりに2年前の文を読み返してみると……ひどい! 文がひどすぎる! あんなものを公開していたのか! と、顔から火が出そうでした。
改めて推敲すると、文字数が半分くらいに減りました(笑)。

ま、ぼちぼちやっていきますので、気が向いた方はどうぞ。
ブログはこちらです→http://yusukeishida.jugem.jp/
| 生活 |
小野選手の会見
サッカーの小野選手が浦和に戻ってきた。
そのときの会見が印象的だった。
「挑戦という言葉を胸に、1日1日ステップアップしていきたい」
穏やかな調子でそう語る小野選手の顔を、ぼくは意外な思いで見た。
オランダであれほどの活躍をし、日本代表になくてはならない選手だというのに、なんという謙虚さだろう。

5年前のあるシーンが脳裏に浮かんだ。
レバノンで開かれたサッカーのアジア大会でのことだ。
そのときぼくはたまたま隣国のシリアにいたのだが、地元のオッサンから大会のことを聞き、レバノンに向かって自転車をぶっとばした。

大会全体の客の入りが悪いために入場料がタダになるという幸運にも恵まれ(!)、準々決勝からの3試合をスタジアムで観戦した。日本は決勝でサウジアラビアを破り、優勝した。

観客席には日本から来たサポーターやレバノンの駐在員以外に、ぼくと同じようにサッカー目当てでやってきた小汚い旅人が20人ほどいた。選手たちへの思いやりを忘れない大人なサポーターたちとは対照的に、ぼくを含めたアホな旅人たちは試合後、選手たちのホテルにつめかけた。

選手たちはすでにホテルに入っていた。
吹き抜けの1階ロビーで待っていると、選手がちらほらと2階のロビーを行き来するのが見えた。そこへなだれこもうとしたが、さすがにホテルのボーイから止められた。数人の旅人が1階ロビーから2階に向かって叫んだ。
「○○さん! サインください! おねがいします!」
選手たちはその声を完全に無視した。状況を考えれば当然の反応だった。試合後、疲れているところを勝手に押しかけたぼくたちが悪いのだ。しかし「数人の旅人」は本当に熱狂的なファンだったのだろう。選手たちのそっけない態度にもめげず、必死に懇願している。

2階ロビーのバルコニーから、小野選手が顔を出した。
「小野選手! お願いします。サインください!」
旅人の訴えに、小野選手は2階から柔らかい笑みを浮かべ、手を振って応えた。旅人はレプリカのユニホームとマジックペンを2階に向かって投げた。小野選手はそれを受け取り、サインしたあと、1階で待っている旅人に投げ返した。それを機に次から次へとユニホームやTシャツが小野選手に投げられた。彼はニコニコした表情を崩すことなくサインし続けた。

他の選手とはあまりに対照的な彼の態度に、ちょっと感動してしまった。
小野選手はその大会のあと、海外で大躍進した。驕りが出てもおかしくないのに、4年ぶりに帰ってきた彼の表情には尊大な感じがまったく見られず、今も変わらず謙虚でいるその姿勢には、他のスポーツ選手にはない、ある種の凄みさえ感じたのである。

| スポーツ |
音の実験
名曲喫茶「ヴィオロン」でジャズのコンサートを聴いている時、おもしろい発見をした。ピアノとトランペットの音に反響してグラスの水が揺れているのだ。どちらかというと静かな演奏だというのに。
音の振動がレトロな店内の隅々まで行き渡っていくイメージがわき、ますますこの空間が好きになった。

という内容のエッセイを以前書いた。
で、先日ふと思い立ち、家で実験をやってみた。理科の実験。うーん、こういうの久しぶり。

グラスに水を注ぎ、コンポのスピーカーの前に置く。
で、CDを再生。
予想はいい形で裏切られた。
グラスの中の水は微動だにしなかった。
ロックでもクラシックでもジャズでも同だった。
近所から苦情が来そうなほどボリュームを上げてようやく水の表面がかすかに揺れる程度。それも、ぼくの呼吸で揺れたのか、音で揺れたのか判然としないぐらいだ。

「ヴィオロン」のマスターはオーディオマニアらしく、最高の音響設備でレコードをかけてくれる。そんなマスターの信条は「生の音がいちばん」。毎晩、小さな店内でコンサートをするのもそのためだ。
この実験をやってみて、マスターのいわんとすることがやっとわかってきた。さらに深く理解するためにも、これからまたヴィオロンに通い続けるつもりだ。

| 生活 |
世論調査の怪
毎日新聞が行った世論調査の結果が同社のサイトに出ていた。一昨日のことだ。見出しはこうあった。
「自民支持率28%、前回より7ポイント減」

支持率が激減した理由として、ライブドア問題や耐震偽造問題が挙げられている。不正が噂される人物と自民党議員とのつながりが指摘されているからだ。
ま、もっともな結果だろう。

で、昨日、読売新聞を読んでいて、頭の上に?マークが3つほど並んだ。
こんな見出しが出ていたからだ。
「内閣支持率微減56.1%」

この数字の開きは、「内閣支持率」と「自民党支持率」の違いが原因だということにはすぐに気づいたが、しかしそれでも違和感は残った。両紙の“見出し”から受ける印象はほとんど正反対だ。
そこで、それぞれの世論調査をきちんと比較してみた。

「内閣支持率」について(※1)。
読売新聞の調査では見出しに書かれている通り、56.1% 。前回より1.4%減。たしかに「微減」だ。
一方、毎日新聞の調査では52% 。前回は56%とあるので4ポイント減となる。うーむ、微減といえるだろうか?

それよりも問題は「自民党支持率」(※2)である。
毎日新聞の調査では見出しに書かれている通り、28%で、前回の35%から7ポイント減。
これに対し、読売新聞の調査では自民党支持率なんと40.9%! 毎日新聞と比べると、約13%もの差がある。いくらなんでも開きすぎではないか?
しかしもっと奇妙なのが数字の推移だ。読売新聞の前回の調査結果では39.7% 。つまり前回より1.2%上がっているのである。

まさか新聞社が最近はやりの「データ改ざん」などをしているわけじゃないだろうが(たぶん)、両紙の好む方向に沿って、こんなにも数字に差が出るなんて……。数字自体はともかく、微増とはいえ今の状況で自民支持が上がるというのがどうも解せない。アメリカ産牛肉への対応が評価されたとか? むむむ。

ちなみに調査方法は両者とも、有権者を無作為に選び、聴取するというもの。ただし読売は対象者を個別訪問し調査、毎日は電話調査、という違いがある。回答者数は読売新聞1805人、毎日新聞は1057人。調査日は両紙とも今月21、22日。

※1 「小泉内閣を支持しますか?」という質問に対して支持すると答えた人の割合。両紙とも。
※2 「どの政党を支持しますか?」という質問に対して自民党と答えた人の割合。両紙とも。

| 社会 |
報道の自由度

おとといのエッセイで、ぼくが意図したこととは違う解釈をされた方が複数いらっしゃったので、ちょっと補足します。

ぼくは当然、野口氏が自殺したとは思っていません。
主な理由はふたつ。

ひとつに、普通自殺で腹は切らない。
腹を切ってもすぐに絶命することはないそうです。苦しみぬいて失神するだけだとか。だからその昔、ほとんどの切腹には介錯人がいて、首をはねたのです。三島由紀夫もしかり。乃木将軍は単独で割腹自殺したそうですが、彼だからこそできたのでしょう。

もうひとつ。野口氏には動機が見当たらない。もちろん氏の心の中まではわかりませんが、公にされている状況だけで判断する限り、自殺に追い込まれるような理由はない。それが証拠に、「自殺」という事件の発生だけは伝えられましたが、動機についての発表は、ぼくが知る限りでは、まったくない。依然としてその部分は闇に包まれたままです。

野口氏の自殺を疑わなかった方に聞いてみると、警察の発表だからという理由で、反射的に疑うことをやめたそうです。
もちろん、自殺の可能性がないわけではないのでなんともいえませんが、権力を持つ側の言葉を反射的に疑ってかかるぼくには、その意見が逆に意外に聞こえました。

(いちおう言っておくと、ライブドア側、あるいは堀江氏が指示して野口氏を殺したとも思っていません)


話が多少ずれますが、今回の件に関連して、ある方が興味深いデータを教えてくれました。
「Press Freedom Barometer」というものです。

報道の自由度を国ごとに調べ、ランキングにしたものです※。
上位はノルウェイやフィンランドなど北欧、およびチェコやスロバキアなど東欧が占めています。最下位はいわずと知れた北朝鮮。
さて、わが国はというと、37位。
南アフリカやボスニア(ともに同率31位)よりも低いのです。



ちなみにこのランキングは様々な団体や特派員などに対して50の質問からなるアンケートを実施し、数値化したものをベースに作成しています。各者の主観が交じりますので厳密な自由度を表しているわけではありません(でもこれ以外に調べる方法はないけど)。

| 社会 |
台湾語訳が決まりました。
拙著2冊が台湾語に訳されることになりました。
台湾の出版社から去年の12月に打診があり、先週になってようやく出版社同士の条件が折り合ったようです。

前回の韓国語訳はまさに僥倖(ぎょうこう)でした。
韓国の出版社の方が日本に来られたとき、たまたま書店でぼくの2作目を見かけ、「タイトル買い」されたことから企画が持ち上がったのです。

今回の台湾語訳は、去年発売された韓国語訳本が2作とも重版され、好調に推移したことを受け、中間にいる代理店が台湾の出版社に話を進めてくれたようです。いずれも感謝感謝です。

ところでなんとも申し訳ないのは、本の中で韓国および台湾について少しも触れていないこと。
前に書いたかもしれませんが、ヴェルヌの小説『80日間世界一周』の中で、ぼくがもっとも興味深く読んだのは日本についての記述でした。日本人の多くの方がそうじゃないでしょうか。

韓国語訳本には韓国のエピソードを加筆させてもらいましたが、今回はそうもいきません。台湾には行っていないので……。
ということで台湾のみなさん、ごめんなさい。

いずれ台湾の屋台料理を食べに行きたいと思います。
書店の売り場チェックも兼ねて……。






| 著書について |
無茶な自殺
ぼくはふだんテレビをあまり見ないので、ある種の事情に疎いことがよくある。
それを前提にして書くのだけど、今朝、サンデージャポンという番組を流しながら朝飯を食べていると、ぎょっとするような話が耳に入り、パンを食べる手が止まってしまった。

ライブドア堀江社長の側近だった野口氏の死についてだ。包丁で自殺したとされているが、その傷が手や腹にあったというのである。

は、腹 !?

ネットで検索してみると、新聞系のサイトでは「サンスポ」がそのことを書いていた。

以下、問題の箇所を抜粋して貼ります。すごい記述です。


18日午後2時半ごろ、那覇市内のホテルで非常ベルが鳴り、従業員が客室に駆けつけると、男性がベッド上で血まみれで倒れていた。手首や腹、腕などを切っており、近くに包丁があった。病院に運ばれたが、出血多量で間もなく死亡。那覇署によると遺書はないものの、室内の状況などから自殺とみて調べている。


ど、どんな推理をやれば、この状況が自殺になるんや……?
ああ、もしかしたら野口氏は三島由紀夫の大ファンで、割腹自殺にあこがれていたとか。なるほど……。って、ちょっと待った。

「腹」の傷に言及している新聞系のサイトは、あとは日刊スポーツぐらいだった。まだあるかもしれないが、ぼくもそれほど暇ではないので、真剣に調べたわけじゃない。
いっぽう、4大新聞でこの記事を拾ってみると、どの新聞も「腹」の記述はなく、「手首などに切り傷」という表現だった。最も意味深な書き方をしているのが毎日新聞で、「手首の傷は切り傷で、他にも2、3カ所に傷があった」とある。

「腹に傷」というのがもしデマじゃなかったとしたら、各紙のこの不自然な報道は何なんだろう? テレビにしても、誰がどう考えてもおかしいと感じるこの自殺を、しかも「割腹」というセンセーショナルな事件を、なぜ追求もせずに静観していられるのだろうか。警察やメディアをここまで押さえつけられる力というのはいったい……?

| 社会 |
アメリカ産牛肉輸入禁止について
「あのアメリカが、まさか……」
なんて思うような人がまだいるだろうか。

アメリカ産牛肉に危険な部位が混入しているのが発見され、再び輸入禁止となった。輸入再開からわずか1ヶ月あまりのことだ。

日本がどれだけこの問題にナーバスか、輸入再開までの2年間でアメリカ当局はわかっていたはずだ。しかし「従属国」の言い分などやはり屁とも思っていなかったらしい。容易に想像のつくことだったが、えらくあからさまな形でみせつけてくれたものである。

傑作だったのが読売新聞の記事だ。今回の事件を受けて、
「安全優先 首相が指示」
という太字の見出しをつけ、
「輸入の全面禁止を早々と決定したのは、国内の消費者の"食の安全"を優先する小泉首相の意向を反映したものだ」
とある。

なんだろうか、この奇妙な持ち上げ方は。
そもそもこんな事態を招いた責任は、アメリカの言いなりで早々に輸入再開を決め、厳しく監督する気配も見せない政府にもあるんじゃないの? それを「食の安全を優先する小泉首相」とは……。
本当に「安全を優先」する首相なら、輸入再開のために全頭検査の条件を引っ込めはしない。

ところでちょうど2、3日前、アメリカに住む日本人の友だちと牛肉についてメールし合った。
アメリカ在住の日本人はアメリカ産の牛肉をどう考えているか? というぼくの質問にこういう回答が返ってきた。
「自分のまわりの人はあまり気にしていない。普通に食べている様子」

日本の条件が国際的に見て異常に厳しすぎる、というのが輸入再開派の論拠のひとつだ。
さて、実際、我々の基準は厳しすぎるのか、それとも妥当なのか。
なにがしかの答えは10年後ぐらいに出るかと思う。
アルツハイマーなどと「誤診」せずに、政府がきちんと事実を公表すれば、の話だけど。

(アメリカではアルツハイマーで死亡した疑いのある患者を調べたところ、そのうちの何%かは狂牛病の牛の摂取によって感染するとされる新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病だったと判明した事例がある)


| 社会 |
未来のトイレ
八丁堀駅のトイレで小便をしながら、なにげなく顔を上げたらびっくりした。
便器のすぐ上、ちょうど目の高さの位置に、液晶画面が壁に取りつけられ、ビデオ映像が流れている。何かの広告のようだ。見渡すと、すべての小便器の上に同様の仕掛けがあった。小便をする人は全員、嫌でも広告が目に入るというわけである。その浅ましさ、下品さに小便時の恍惚がしぼんでいった。

椎名誠の著書に「アド・バード」というSF小説がある。
未来の世界ではあらゆる空間が広告に利用されているという話だ。主人公がホテルに入ると様々な商品の宣伝文句が騒々しく流れ、壁という壁に映像が浮かび、広告が次々に切り替わっていく。外に出ると巨大な映像が空にまで映し出されている。小説としては決していい出来とはいえなかったが、アイデアはおもしろかった。

本当にそんな世界になっていくのだろうか――。
トイレのビデオ広告を見ながら、ほんの一瞬そんな懸念がよぎった。が、すぐに思い直した。人間の美意識はそこまで堕ちはしないだろう。

このトイレ広告についてちょっと調べてみると、一昨年の「営団地下鉄」民営化に伴い導入されたものだそうだ。男子トイレの小便器、約200箇所に取り付けられたらしい。

民営化すると、次第に節操がなくなっていく、というパターンを特に最近よく見かける。
美意識は、大丈夫だろうか?

| 社会 |
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