2006.02.28 Tuesday
外界の不思議
これでもいちおう文筆で食っている。
だけどまたやってしまった。
超恥ずかしい勘違いを。
さっき、原稿を書きながら、ぼくの頭に次の文章が浮かんだ。
<外界の刺激に感じやすくなっている>
“外界”という字に出会ったのは小学生のころだろうか。
それ以来だから、この字とは20年以上のつきあいになる。
その間、ぼくは何の疑いもなくこれを“げかい”と読んでいた。
そのとおりキーに打ち込み、変換キーを押す。ポン。
外科医
「アホや、このパソコン」
と思った。外科医の刺激に感じやすくなってどうすんねん。
もう一度変換キーを押す。一覧が出る。
外科医
下界
漢字はこれだけだ。あとはひらがなとカタカナが続く。
「使えんなぁ、このパソコン」
と呆れながら、しかしちょっと不安になってきた。
「この字はひょっとしたら正しい日本語ではないんじゃないか、よく見かけ
る字のように思っていたけど、もしかしたら自分は現実にはないものをず
っと見ていたのではないか……」
そこで、パソコンにインプットしている広辞苑を開き、「げかい」と打ってみ
る。そこにも「外界」はない。
「この広辞苑もけっこう抜けてるからなぁ」
と、そのとき、ひとつの可能性が小鳥のように目の前を過ぎていった。
「ま、まさか……」
恐る恐る“がいかい”と打ちこんでみる。ポン。
どかーん。
だけどまたやってしまった。
超恥ずかしい勘違いを。
さっき、原稿を書きながら、ぼくの頭に次の文章が浮かんだ。
<外界の刺激に感じやすくなっている>
“外界”という字に出会ったのは小学生のころだろうか。
それ以来だから、この字とは20年以上のつきあいになる。
その間、ぼくは何の疑いもなくこれを“げかい”と読んでいた。
そのとおりキーに打ち込み、変換キーを押す。ポン。
外科医
「アホや、このパソコン」
と思った。外科医の刺激に感じやすくなってどうすんねん。
もう一度変換キーを押す。一覧が出る。
外科医
下界
漢字はこれだけだ。あとはひらがなとカタカナが続く。
「使えんなぁ、このパソコン」
と呆れながら、しかしちょっと不安になってきた。
「この字はひょっとしたら正しい日本語ではないんじゃないか、よく見かけ
る字のように思っていたけど、もしかしたら自分は現実にはないものをず
っと見ていたのではないか……」
そこで、パソコンにインプットしている広辞苑を開き、「げかい」と打ってみ
る。そこにも「外界」はない。
「この広辞苑もけっこう抜けてるからなぁ」
と、そのとき、ひとつの可能性が小鳥のように目の前を過ぎていった。
「ま、まさか……」
恐る恐る“がいかい”と打ちこんでみる。ポン。
どかーん。