石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
シアトルの「ええ?」
コーヒーブレイク的にブログ書きます。
連載記事の原稿が進まないので(苦笑)。

このところ移動ばかりしていたせいか、時間の流れ方が猛烈でした。
シアトルにいたのは、まだ10日ほど前のことなのに、えらく昔に感じられます。
なので、「シアトル講演旅行のこと、次回書きます」と宣言したものの、ネタ的に古すぎるような感じがして、書くのがちょっとためらわれます。前回のブログで書きつくしたようにも思えるし。

ということで、個人的な話はひとまず前回で終わりとして、今日は一般的なネタを。
シアトルに降り立って、最初に「ええ?」と思ったこと。
空港のアナウンスです。
英語に続き、韓国語が流れました。日本語はなし。

「韓国人旅行者がものすごく増えた」
最近、海外を旅した人は口をそろえてそう言います。
それでも日本人のほうが多いんじゃないか、とぼくは思っていたのですが、最近はやっぱり変わってきたのでしょうか?
(それとも、シアトルには大きな韓国人街があるのかな?)


| 生活 |
帰宅
四国から帰ってきました。
けっこう大変な取材でした。お遍路さんの数は増えているみたいですが、ちょっとインタビューがしづらかったですね。いろんなものを抱えてまわっている人が多いみたいです。その表情を見たり、少し話を聞いたりすると、深くつっこめませんでした。そんなことじゃインタビュアーとしてはダメなのかもしれませんが、相手に不快な思いはしてもらいたくないです。やっぱり。
なので、ここには書きませんが、しみじみすることの多かった取材でした。
| 生活 |
出たとこ勝負の取材へ。
これから取材で四国に行ってきます。
2ヶ月前、自転車で走ったルートを、今度はカメラマンと一緒に車でまわります。お遍路さんに突撃インタビューするという企画。
おもしろい旅人に会えるといいなあ。

結局バタバタ続きで、いまだメールに手が回りません! 東京に帰ったら、おいおい返信させてもらいます!
アメリカの話も途中で終わったままですねえ。こちらもおいおい。。
では行ってきまーす。
| お仕事 |
記憶の力、奥さんの言葉
昨日、和歌山の勝浦で講演しました。
そこで、ある人と約19年ぶりの再会をしました。
Oさん夫妻。ぼくが自転車で日本一周をしたときに出会った人です。
白浜の実家を出発した初日でした。
「下里」という無人駅に泊まるつもりで構内のベンチで日記をつけていると、Oさんがやってきて、「そんなところに寝るんだったら、ウチに来なさい」と声をかけてくれたのです。
旅の初日だっただけに、感動もひとしおでした。こんな親切な人がいるのか、と。

それから十数年後、Oさんは、ぼくの記事を新聞で見て、「あの少年だ」とすぐに気づき、驚いたそうです。昨日の講演も何かの告知で知り、奥さんとともに駆けつけることにしたそうです。

講演の数日前、Oさんの代筆ということで、いとこの方からメールを頂きました。それを読んだとき、すぐに当時のことが脳裏によみがえり、時を経て再び彼らとつながったことに興奮し、感激したものの、正直、Oさんの顔まではハッキリ思い出せませんでした。なにせ19年前に1度会ったっきりですからね。

でも記憶というのはたいしたものです。
講演会場で、Oさん夫妻は話しかけてきてくれました。その目を見た瞬間、膨大な思い出の底に眠っていた小さな記憶が、すごい勢いで呼び覚まされていくような感覚を味わいました。おふたりの顔には、当時の面影がしっかり残っていました。
「いまはもう退職して、好きなことをやってるよ。この前はふたりで銀山温泉に行ってきた。山形からノンストップで車で帰ってきたよ。あはは」

見知らぬ旅人を気軽に家に泊めるような酔狂な人(すみません!)は、退職後も好奇心を涸らすことなく、楽しい人生を謳歌しているようです。笑顔が少年のようでした。

別れ際、奥さんは振り返って、優しい笑みを浮かべ、あることを言われました。それは、胸にジワーッと染み入る言葉でした。
「今でもよく、旅人がウチに泊まっていくんですよ」

| 生活 |
インタビュー記事と疲れないワザ
空気のうまいわが郷里、白浜から書いています。
相変わらずバタバタなので、今日も連絡事項のみの手抜き更新ですが・・・。

ぼくの後援会のサイトにインタビュー記事がアップされました。
取材&執筆は代表の山本くん。
3作目『洗面器でヤギごはん』の発売にあわせ(って、もうだいぶ前になるけど)、制作裏話などが紹介されています。こちら


このところ長距離移動と寝不足が続き、客観的に考えるとかなりハードな日々を送っていると思います。でも不思議なくらい疲れていません。
疲れないワザをマスターしたからです。
え? どんなワザか知りたいですか?
じゃあ、ここにお集まりのみなさんにだけ、こっそりお教えしましょう。

「俺、ぜんぜん疲れてない。めちゃ元気。俺、強い」
と本気で思い込む、というワザです。
空元気とは違います(たぶん)。
疲れている、というネガティブなイメージを頭の中から排除し、心の底から“本気で”元気だと思い込めば、本当に元気になるんじゃないかなー、と思って実践したら本当にそうなりました。暗示の力はすごいものですよ。


| 生活 |
パジャマの日
ついさっき、シアトルから帰ってきました!
英語での講演、生徒や先生の反応を見る限り、上々の出来だったように思います。
小学校の3年生〜6年生の250人が対象だったのですが、みんな驚くぐらい静かに聴いていました(別に寝ていたわけじゃないです。たぶん・・・)。
あれだけの数の小学生が、あそこまで静かに、集中して人の話を聞くというのはかなり稀なことです。正直、日本ではちょっとないかも。ぼくの経験上。
「じっとすることができない」「注意力が維持しない」といった多動性障害の子が、日本に比べてアメリカは少ないんじゃないか、と思わずにはいられませんでした。
統計をとってみたいものです。
(データがあったら教えてくらはい)

講演のあと、校長に連れられて各教室をまわり、生徒からの質問を受けました。
「どこがいちばんよかったか?」「いくら使ったか?」など、日本と同じ質問が多かったのですが、日本では一度も聞いたことのない質問が何度も飛んできました。
「どの動物がいちばん好きですか?」

旅をしていたときに、アメリカ人は動物好きだな、という印象を受けましたが、その推察は間違っていなかったようです。

ところでその日はたまたま年2回の「パジャマデイ」でした。
読書の日だとかで、子どもたちはみんなパジャマを着て学校にやってくるのです。
(読書とパジャマがどうつながるのか、もうひとつよくわからないけど・・・)
250人の子どもたちがみんなパジャマを着ておとなしく座っている姿はなんともユーモラスで、温かくて、ちょっと壮観な眺めでした。
ほかにも「ツインズデイ」というのがあるそうです。直訳すれば「双子の日」。子どもたちはペアになって、同じ格好をし、同じヘアスタイルになるのだとか。
この国のこういうセンスは、好きですね。

アメリカという国は、外から見ると腹立たしい面が多少あるのですが、中から見ると、ほんと魅力にあふれたところだな、と思います。今回、あらためてそれを感じさせられました。まいったなあ・・・。また行きたくなってる・・・。

ブルースとジャネットとの再会も心に染み入る、すばらしいものでした。
6日間一緒にいて、さっき、16時間前に別れたばかり。空港では握手のあと抱き合って、あちゃあ・・・、泣いてしまいました。

書くことはもう山ほどあるのですが、また次回書きます。
明日はまた移動です。和歌山で講演がふたつ。そのあとすぐに取材で四国。
2週間耐久レースはまだ半分が終わったところです。。

ところで、ふたつの講演会のうちのひとつはどなたでも参加できるようですので、ご案内します。
和歌山県那智勝浦町の体育文化会館というところで、24日、お昼から。
正確な時間は、えーと、知りません(そんなことでいいのか、講師?)。
下に「地域活動連絡協議会の講演は何時からですか?」とお尋ねください。
体育文化会館 0735−52ー2340

本来ならぼくが調べておくべきですが、いまは夜遅くで、明日から移動なので、ちょっとその暇がありませんでした。

メールの未返信も、ちょっと溜まりまくってきました。
気長にお待ちください! すみません!

| |
アメリカへ
なんとか確定申告も終わりました。
いまからシアトルに行ってきます!
イチローに挨拶しとくかな。

今回の講演は・・・話せば長くなりますが、秋田でぼくの講演を広げてくださっている「夢を聞く会」のKさんが進めてくれたものです。
Kさんは国際交流の活動をされており、シアトル近郊の小学校によく行かれているそうです。その学校で教鞭をとられている日本人の先生に拙著を紹介して、興味を持っていただいたのがきっかけになったようです。
その先生はぼくの本のエピソードをクラスで話したらしいのですが、2作目に書いた“いちばん危険なトイレ”の話はアメリカ人の子どもたちにも大ウケだったそうです。
向こうに行ったら「トイレのお兄さん」と呼ばれそうだな。。

英語での講演はじつは2回目です。
1回目はチェコでやりました。旅の途中で。なぜそうなったか、話せばもっと長くなるので、そのうち本に書きます(笑)。

あのころはふだんの会話が英語だったので、ぶっつけ本番でやってもイケました。
でも今回、英語を話すこと自体がかなり久しぶりですからね。
しかも、わざわざ日本から呼んでいただいているので、いい加減なことはできません。ある程度準備しなくちゃ、なのだけど・・・まだ、なにもやってません(苦笑)。
往きの飛行機でやります・・・。

ところで、アメリカで講演というとなんだかすごい感じがしますが、旅費だけ見ると、意外とそうでもないんです。
いま、ちょっと確認したところ、成田発シアトル行きが、往復ですよ、なんと(テレビショッピングみたいやな)、27600円から!!! めっちゃ気軽に行けるやん! こちらをご覧あれ。

東京から、ぼくの実家、南紀白浜まで、飛行機だと往復5万円。
帰省するより、シアトルに行くほうがはるかに安いやん・・・。

ま、それはさておき、ブルースやジャネットに会えるのがほんとに楽しみです!
3冊目の本をプレゼントに持っていきます(彼らが出ている)。前2作の本は出版されるたびに送っていたのだけど(彼らは読めないけど)、今回は当初から持参しようと思って、まだ渡していなかったんですよね。
でも「訳してくれ」って言われたらどうしよう。言うだろうなあ・・・。
怒るかな?(苦笑)
ただ、ま、そのシチュエーションはいちおう想定していたので、本を書く前にふたりにメールでこう言っておきました。
「本だからね、おもしろく書かなきゃね。アメリカの食文化を象徴させるために、大げさな表現するかもしれないけど、大きな心で許してね」

では行ってきまーす。

| 講演 |
新潟講演
新潟でのラスト講演を終え、帰ってきました。
で、さっきまで、以前勤めていた会社の同僚の送別会に出ていました。辞めてから12年。まだ行くか!?って感じですが(笑)。
でもほんと、10年以上ぶりの顔にも会えて、懐かしかったなあ。

新潟では、みなさん、本当にありがとうございました。
ステージから客席を見たとき、ちょっと胸が熱くなりました。
それまでまったく縁のなかった土地なのに、こんなにたくさんの人に来ていただけるなんて……。
4回もの講演会を主催し、街じゅうにポスターを張るなど告知活動にかけまわった渡辺さんには、感謝してもしきれないです。本当にありがとうございました。

彼自身がぜんぜん宣伝しないので、ぼくのほうから今一度、宣伝させてもらいます(笑)。
渡辺さんは新潟駅前で「スピークアップ」という英会話塾を経営されています。何度も遊びに行きましたが、本当に温かい雰囲気のクラスです。渡辺さんの弾けたトークを聞くだけでも価値があると思います(笑)。
(上のリンク先の日記、今見たんですが、笑ってしまいました)

今日も帰りがけに、スピークアップに寄ってきました。
そしたら、そこの生徒さんであり、今回もスタッフとして手伝ってくださったTさんも来られ、いっしょにしゃべりました。で、始終、渡辺さんの話で盛り上がり、「あんな人はいない。地球人ではない」と(笑)。
ぼくが以前、ここに渡辺さんを評して書いた「耳からアドレナリンが垂れている」という表現に、Tさんは思いっきり納得したそうな。

あと、講演では第2部として、新潟のお笑い芸人、NAMARAの江口さんとトークをしました。さすが、プロですねぇ。対談形式のトークライブはこれまで何度か経験しましたが、今回がいちばんしっくりきました。同時に「トーク」あるいは「しゃべり」について、いろいろ勉強になりました。
江口さんは懇親会まで楽しく盛り上げてくださいました。すごい熱気でしたね。やはり、さすが、です。本当にありがとうございました。

あと、みごとなポスターを作ってくださり、司会までばっちりつとめてくださった渋谷さん、講演会の手伝いをしてくださったスタッフのみなさんにも心よりお礼申し上げます。そして、お越しくださったみなさんに、もう一度、ありがとうございました。

今日はホテルから新潟駅までの見慣れた道を歩きながら、ちょっと寂しくなりました。
これまでは次回の講演が決まっていて、「また帰ってくる」という思いがあったけど、今回は、「ああ、これでとりあえずサヨナラかぁ」と。

でも、アンケートを読むと、「特別編」を期待される声がとても多かったので、もしかしたら次回もあるかも・・・?(笑)
あ、渡辺さん、無理しないでくださいね!
なんならぼくが遊びでうかがいますので(笑)。

・・・と、書いて、昨日は更新せずにパソコン机の前で寝ていました(さすがに朝までじゃないけど)。

さ、これから確定申告やります。
で、明日からアメリカです(笑)。

| 講演 |
お出かけ前数分
いまから新潟行ってきます!
明日、講演です。
天気予報は「暴風雪」!

すみません、バタバタ続きで、メール滞っています。
返事、お待ちくださいませ。。。




| 生活 |
馬のためにつくす人
ちょっと前に取材で与那国島に行きました。
その記事を書くにあたって、天然記念物の「与那国馬」について調べようとググってみたところ、おもしろいサイトを発見。
「与那国馬ふれあい牧場」のサイトがそれ。
少し前まで絶滅も危ぶまれていたこの馬のために尽くしたい、とひとりの若者(マークン)が与那国島に移住し、馬と人がふれあえる牧場を非営利団体として設立したのだとか。
「スタッフ募集」と大きく書かれていたので、そこをクリックすると、こういうのが出てきました。

募集人数: 18歳から30歳まで 1名
期間: 長期・半年以上
資格: 運転免許必須。 馬好き、子供好き、外で働くことの好きな人
条件: 宿泊費、食事代支給。働きによっては、手当てあり。
特典: いっぱい馬に乗ることができます

すみません。最後の「特典」で、ぶっと吹いてしまいました。なんだかおかしくて。
気になったのでほかのページを読んでみると、いやあ、心がなごみました。
牧場の代表者、マークンの人柄がめっちゃあふれています。
癒されたい方、ぜひどうぞ。こちら
ちなみにマークンのブログはこのサイトの目次「南の島の馬暮らし」から行けます。これもいいタイトルだなあ。


| 生活 |
★新刊が発売されました
『自転車お宝ラーメン紀行』 レトロな路地や古い喫茶店など都内の“お宝”を探索しつつ、昔ながらのラーメンを目指す大冒険(?)紀行です。産業編集センター刊。1100円+税。感想お待ちしています!→yusukeishida@hotmail.com
★dancyuウェブに連載中
食の雑誌「dancyu」のウェブサイトに「世界の〇〇〜記憶に残る異国の一皿〜」というアホな記事を書いています。→https://dancyu.jp/series/ikokunohitosara/index.html
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