2008.01.31 Thursday
恐るべし冷凍ギョーザと、おかみ
中国冷凍ギョーザ食中毒の話。
(想くんの話ちゃうやん!って思われた方、すみません。でもちょっとこのことを書きたくなったので)
最初この見出しを読んだときは「中国ギョーザ食中毒」という字面になんとなく笑ってしまったのだが、今朝の新聞を読んで「冗談ちゃうで」と思った。
36歳の主婦は食べた瞬間、「薬品のような味」と思ったらしい。「明らかにいつもと違う」とも。その20分後、立ちくらみとめまいに襲われ、吐き気と下痢も始まり、救急車を呼んだ。病院に着くころには体が冷え切って体温は34度に。それから2日間まったく動けなかった。死を感じた。
これが起こったのが去年の12月28日。
で、いつものごとく対応は遅れ、検査も行なわれなかった。そして、約1か月後の今月22日に同じギョーザを食べて少女などが意識不明の重態になった。
みんな命はとりとめたものの、ギョーザから検出された農薬の一種「メタミドホス」は治療が遅れると後遺症が残るといわれている。
……というわけだが、新聞を読んで驚いたのは、検査のやり方である。
海外から輸入される食品については、厚生労働省の検疫所で検査する。でも今回のような加工した冷凍食品の場合は、細菌や添加物のチェックは行なわれるものの、農薬については検査されないらしい。それはなぜかというと、どの原材料が原因なのか特定できないから――。
おいおいおい!
これだけ中国製食品の不安が取り沙汰されているのに、どういうこっちゃ。加工食品がいちばんヤバイのは考えればわかるやないか。利益追求型の業者(つまり普通の業者)なら検査に引っかかりそうな野菜や肉は加工食品にまわして処理するで。
で、この事件を受けての厚労省のコメントがまたふるっている。ま、いつものことだけど、こんなふざけたことを言っているのだ。
「検疫所による検査だけがすべてではない。製造段階での安全確認は、輸入業者の債務だ」
おいおいおい……。
企業がそんなの調べてきちんと対応するかあ? お上の検査もない状態で。
ま、せいぜい見苦しい責任のなすりあいをしてくれ。今回の問題はこれからまだまだ大きく広がりそうな予感がするで。
(想くんの話ちゃうやん!って思われた方、すみません。でもちょっとこのことを書きたくなったので)
最初この見出しを読んだときは「中国ギョーザ食中毒」という字面になんとなく笑ってしまったのだが、今朝の新聞を読んで「冗談ちゃうで」と思った。
36歳の主婦は食べた瞬間、「薬品のような味」と思ったらしい。「明らかにいつもと違う」とも。その20分後、立ちくらみとめまいに襲われ、吐き気と下痢も始まり、救急車を呼んだ。病院に着くころには体が冷え切って体温は34度に。それから2日間まったく動けなかった。死を感じた。
これが起こったのが去年の12月28日。
で、いつものごとく対応は遅れ、検査も行なわれなかった。そして、約1か月後の今月22日に同じギョーザを食べて少女などが意識不明の重態になった。
みんな命はとりとめたものの、ギョーザから検出された農薬の一種「メタミドホス」は治療が遅れると後遺症が残るといわれている。
……というわけだが、新聞を読んで驚いたのは、検査のやり方である。
海外から輸入される食品については、厚生労働省の検疫所で検査する。でも今回のような加工した冷凍食品の場合は、細菌や添加物のチェックは行なわれるものの、農薬については検査されないらしい。それはなぜかというと、どの原材料が原因なのか特定できないから――。
おいおいおい!
これだけ中国製食品の不安が取り沙汰されているのに、どういうこっちゃ。加工食品がいちばんヤバイのは考えればわかるやないか。利益追求型の業者(つまり普通の業者)なら検査に引っかかりそうな野菜や肉は加工食品にまわして処理するで。
で、この事件を受けての厚労省のコメントがまたふるっている。ま、いつものことだけど、こんなふざけたことを言っているのだ。
「検疫所による検査だけがすべてではない。製造段階での安全確認は、輸入業者の債務だ」
おいおいおい……。
企業がそんなの調べてきちんと対応するかあ? お上の検査もない状態で。
ま、せいぜい見苦しい責任のなすりあいをしてくれ。今回の問題はこれからまだまだ大きく広がりそうな予感がするで。