2008.05.29 Thursday
作詞家の言葉選び
及川眠子(おいかわ・ねこ)さんは和歌山出身の作詞家。レコード大賞をとったWINKの『淋しい熱帯魚』や、エヴァンゲリオンの主題歌『残酷な天使のテーゼ』など、ヒットを飛ばし続ける売れっ子だ。
そんな眠子さんがたまたまぼくの本を読んでくれ、共通の友人である、やはり和歌山出身のエビノキ氏の仲介で会うことになった。3人で阿佐ヶ谷の世界一うまい焼鳥屋へ。
ハツやレバーをつまみながらいろんな話を聞かせてもらったのだが、言葉の選び方についての奥義を聞いたとき、心に響くものがあった。
眠子さんいわく、陰と陽、硬と軟を組み合わせるのだ、と。そうすることで言葉に広がりや奥行きが出るということらしい。
なるほど、「寂しい熱帯魚」しかり、「残酷な天使のテーゼ」しかり。
ちなみに『寂しい熱帯魚』はタイトルを見せただけでプロデューサーから一発OKをもらったそうな。
そうか、そうだよなあ、とビールをぐびぐびやりながらぼくは深くうなづいた。うーん、なんかめっちゃ腑に落ちる。けど、なんだっけ? 自分も同じ意識で言葉を選んだ記憶があるんやけど、これなんだっけ? うーん。思い出せん。うーん、と記憶の底をぐちゃぐちゃさらったあげく、20分後ぐらいにようやく思い出し、首が「カクン」となった。
『いちばん危険なトイレといちばんの星空』やん……。灯台もと暗し。アホか。
*
眠子さんとエビノキさんは地元の名所、熊野古道を盛り上げようとランドマークソングを作り、精力的にプロモーションしています。試聴もできますので、よかったら聴いてみてください! →こちら
そんな眠子さんがたまたまぼくの本を読んでくれ、共通の友人である、やはり和歌山出身のエビノキ氏の仲介で会うことになった。3人で阿佐ヶ谷の世界一うまい焼鳥屋へ。
ハツやレバーをつまみながらいろんな話を聞かせてもらったのだが、言葉の選び方についての奥義を聞いたとき、心に響くものがあった。
眠子さんいわく、陰と陽、硬と軟を組み合わせるのだ、と。そうすることで言葉に広がりや奥行きが出るということらしい。
なるほど、「寂しい熱帯魚」しかり、「残酷な天使のテーゼ」しかり。
ちなみに『寂しい熱帯魚』はタイトルを見せただけでプロデューサーから一発OKをもらったそうな。
そうか、そうだよなあ、とビールをぐびぐびやりながらぼくは深くうなづいた。うーん、なんかめっちゃ腑に落ちる。けど、なんだっけ? 自分も同じ意識で言葉を選んだ記憶があるんやけど、これなんだっけ? うーん。思い出せん。うーん、と記憶の底をぐちゃぐちゃさらったあげく、20分後ぐらいにようやく思い出し、首が「カクン」となった。
『いちばん危険なトイレといちばんの星空』やん……。灯台もと暗し。アホか。
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眠子さんとエビノキさんは地元の名所、熊野古道を盛り上げようとランドマークソングを作り、精力的にプロモーションしています。試聴もできますので、よかったら聴いてみてください! →こちら