石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
子ども時代からの国語の疑問

いつまでたっても仕事がひと段落しないので(どんくさいから)、時間の隙間をみつけてブログも書いていきます。

じつは今年の3月、おもしろいことがありまして。

去年出したぼくの本『道の先まで行ってやれ!』が、長野県の国公立高校の入試問題に出されました(笑)。
使われたのは、第一話、房総編のラスト3、4ページ。

ええ、もちろん、作者も解いてみました(笑)。
いやあ。
難しかった(涙)。

とくに、作者の頭を悩ませたのが、「波線部の作者の気持ちに最も近いものを次の4つから選べ」というヤツ(笑)。ぼくもガキのころは例に漏れず、この手の問題を見るたびに「この問題作った先生よぉ、あんた、作者に“気持ち”聞いたんかい?」という疑問をいつも抱いていました。なんであんたが決め付けるんや? もっといろんな解釈があるかもしれんやろ、と。

で、大人になって、しかも国語の問題に使われた文章の作者になって(おお、こんな未来はまったく予想していなかった!)、解いてみたら、「え? この作者の気持ちってどれ?」と少し混乱しました。作者本人が(笑)。

もちろん、4択をちゃんと読めば、どれが答え(気持ちに最も近いもの)かは明らかで、国語問題としては適切だったんですが、でもああいうのってなかなか難しいですよね。
だって、気持ちをひと言で100%もれなく伝えられるなら、本を1冊書く必要なんかないわけで。

で、その問題ですが、ネットでも見られます。
(テスト用紙のスペースの問題で、改行が原典どおり行われていません。だからメチャクチャ読みにくいけど)
回答例もあるので、みなさんよろしければトライしてみてください。
とくに最後の問題はうれしかったな。
出題者は、ぼくの本をちゃんと読み込んでくれているように思えたので。

長野県の入試問題

これの国語の問題をクリックしてください。

あ、いちおう言っておくと、作者、100点でした(笑)。
といっても、とれなかったらやばいですよね。






| 著書について |
アニキ、ありがとう。

忙しさにかまけている場合ではない。
今日は書きたい。
阪神のアニキ、金本の連続フルイニング出場の記録がとだえた。
1500試合を目前にして。

オフィス・サンマルクで、ゲラチェックをしていたら、虎キチ仲間のKからメールが入った。
ぼくはその事実に打ちひしがれながら、金本と首脳陣とのあいだで、どんなやりとりが交わされたかを想像した。

きっと、金本は自ら申し出たにちがいない。
どれだけの決断だったのだろう。
そう考えていると、サンマルクでひとり、涙が出てきた。

右肩を負傷し、ボールもろくに投げられない。
そんな状態でのフル出場。
打率も1割台に低迷。
賛否両論はあった。

ぼくは賛でも否でもない。
ただ、同世代として応援しつづけてきた。
どれだけケガを負っても、最善を尽くして治しながら、試合に出続けるその姿を。

結果として、アニキはいろんな意味で最良のタイミングで身を引いたように思う。
これより長くても、短くてもダメだった。
考慮すべきは数字上に表されるチームの戦績だけじゃない。
チームのムードというものがある。
これだけのケガでもなんとかやろうとするその姿。
そしてとうとう、身を引くその姿。
どれだけナインを鼓舞しただろう。

それが証拠に、今日は8回に逆転し、9回にもダメ押しで勝利。

アニキ。
これまで本当にお疲れ様。
月並みだけど、勇気と元気をありがとう。
ケガを治して、また鉄人のパワーを存分に見せておくれ。

今日の試合が終わったあと、Kからまたメールが来た。
やはり金本はまわりの反対を押し切って、自ら「ぼくは外れます」と言ったらしい。



余談だけど、阪神の試合を球場に観にいって、双眼鏡で各選手をのぞくと、金本のオーラが誰よりもすごい。
鍛えぬいた筋肉に身を包んだ、その体を双眼鏡がとらえたとき、ぼくはぞくっと恐怖心のようなものをおぼえた。ケニアでライオンを見たときの気分だった。

| スポーツ |
今月はメレ子さん

なんか自分、機嫌がいいな、と思ったら、そう。
阪神が巨人に二連勝。
しかも爽快な勝ち方。
うーん、気持ちいい〜。
城島のリードはどうやねん、と思っていたけど、昨日のラミレス併殺なんか見事じゃないですか。
今日もよろしく。



怒涛の日々もようやくちょっと落ち着きました。
ま、どれだけ忙しくても阪神―巨人は見逃せないですけど。
だって、東京にいたら阪神の試合は巨人戦のときしか見られませんもん。
でも今日は巨人戦なのに中継なし。
とほほ。ま、今日は打ち合わせ(飲み)があるからむしろ中継がなくてホッとしてるのだけど(笑)。



さて、今月のビーパルのぼくの連載『リアル旅人図鑑』にはネット界のアイドル、メレ子さんに登場してもらっています。
すごいおもしろい人なので、よかったらビーパル、立ち読みしてみてください。
いや買ってください。
146〜147ページです。

彼女の旅ブログも最高です。
こちら

とくにセミの話は笑えますよ。こちら


| 生活 |
今朝の芸術&5月8日にトークします

ごぶさたしております(苦笑)。
生きています。
猛烈に元気に。
どのぐらい元気かと言いますと、今朝は1回の水洗じゃ流れないぐらい見事な、標本のような便が出ました。それぐらい元気です。いや、マジ気持ちよかった。写メ撮りかけた。さすがに理性がストップをかけたけど。

さて、久しぶりのブログ、何を書くかと申しますと。ええ。お知らせです(笑)。

5月8日(土)、ジュンク堂池袋で、お絵かき作家のとまこさんとトークセッションします。
彼女の新刊本『電車でぐるっとよくばり台湾』発売にあわせたイベントに呼ばれました。ぼくも最近台湾を走ったということで。あとま、ぼくも台湾本やりますので(その詳細は、また近くなってから)。

トークセッションの詳細は下に書いておきます。
スライドショーはないかも、ですが、よろしければ。
とまこちゃんはかなりおもしろい人ですよ。
彼女のブログにはこのイベントのことがもっと詳しく紹介されています。こちら

あと、もうちょっとしたら、時間的な余裕もできると思うので、またブログちゃんと書きます!

<トークセッション詳細>

『電車でぐるっと よくばり台湾』刊行記念 
ビバ台湾! 電車&自転車でぐるっと旅♪

●日時
2010年5月8日(土)
18時30分 開場
19時〜19時50分 トークショー

●会場
ジュンク堂書店池袋本店4階 カフェにて。

●入場料
1000円 (ドリンク付き)

●定員
40名 (お電話またはご来店にてお申し込み先着順)

●受付
ジュンク堂書店池袋本店1階の案内カウンターにて。
電話予約も承ります(03-5956-6111)。

 

| 生活 |
★新刊が発売されました
『自転車お宝ラーメン紀行』 レトロな路地や古い喫茶店など都内の“お宝”を探索しつつ、昔ながらのラーメンを目指す大冒険(?)紀行です。産業編集センター刊。1100円+税。感想お待ちしています!→yusukeishida@hotmail.com
★dancyuウェブに連載中
食の雑誌「dancyu」のウェブサイトに「世界の〇〇〜記憶に残る異国の一皿〜」というアホな記事を書いています。→https://dancyu.jp/series/ikokunohitosara/index.html
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「本気で仕事する24人」にぼくが入っています(笑)。デカイこと言っています。
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