昨日のカズのゴールにはサブイボ&絶叫!
あの一瞬の、何もかもを消し飛ばす痛快さ。
これだからやっぱりスポーツはいいんだよな。
Jリーグ選抜vs 日本代表。
じつにいいマッチじゃないですか。
これからもときどきやってほしいな。
カズに1点を奪われた日本代表のザッケローニ監督のコメントもよかった。
「相手に決められてうれしかったのは、今日が初めてだ」
動画サイトでエレカシの演奏を聴いてしびれた、ということを昨日書いたのだけど、そのサイトに『上を向いて歩こう』というタイトルの関連動画が張られていた。たくさんのアーティストが肩を寄せ合って歌っている画像とともに。
どうやら番組の最後に、参加アーティスト全員で『上を向いて歩こう』を大合唱する、という流れだったようだ。被災地を応援するという番組の主旨からいって、当然のフィナーレだろう。
しかし、ぼくはなんとなーく苦手なイメージを持ってしまったので、それをクリックしなかった。つまり見なかった。
ところが今朝、隣のYくんが、僕の部屋に飛び込んでくるなり「あの動画見てください! 最高です!」というので、めんどくせえなあ、と思いながらクリックしてみた。すると、、、
大爆笑!!!
エレカシの宮本がオモロすぎ!
いやあ、この番組、ちゃんと明るい気持ちにさせる作りになっていますね。
ということで、その動画も紹介しようと思うのですが、その前に、エレカシも宮本もよくご存知ない方は、昨日アップしたこの歌から聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=ErNOwWiNzFo
で、そのあと、この『上を向いて歩こう』を。歌の最後まで注目ですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=75jda8fm9v8&feature=related
やっぱ宮本はカッコいいなあ。
それと、お知らせ。
大阪で世界一周トークします。
ピースボートで世界一周をめざす人たちで構成された会があって、そこの主催。
講演タイトルは、『一歩踏み出す勇気と、その先にあるもの』
以下、主催者からいただいたメールを紹介します。
これを載せるのがいちばん伝わるかな、と思いまして。
*
なにかしたい!!!と思い立っても、なかなか実行に移すまでは勇気がいります。
私の周りでも、なかなか行動に移せない人が多く、そういう人に行動にうつす勇気をもってもらいたいのです。
そうして、世界一周をしてみて、何が変わったのか。
そういったことを盛り込んでいただけませんか?
*
ということで、そういう話を盛り込みながら、スライドショーをしようと思っています。
『石田ゆうすけ講演会
〜一歩踏み出す勇気と、その先に見えるもの〜』
日時:2011年04月10日 (日)14時半から2時間程度
場所:大阪市城東区 城東会館
(大阪府大阪市城東区中央3丁目5−11)
地図はこちら
参加費:800円(税込)
定員:250人(先着順)
お申込はこちらから
http://kokucheese.com/event/index/8340/
友だちからこんなメールが届いた。
昨夜、テレビの生番組にエレカシが出ていて、『悲しみの果て』を歌っていた。
宮本が優しい表情で歌っていたのが印象的だった。
沿岸部で被災し、今は自分の家にいる姉と見ていたが、姉は自分の隣で泣いていた――。
このメールに対する僕の返信。
「なんでテレビやってるときに連絡くれへんねん!」
エレカシが狂おしいほどに好きなゆえ、僕はかなり本気で友人に怒りをぶつけたのだが、でもよく考えると、昨夜はチャリティトーク後の打ち上げで、関係者たちとメシを食べていたのだった。友人もそれを知っていて連絡しなかったらしい。
がっくりうなだれるしかなかったのだが、でも今は便利になったものである。
ユーチューブで検索したら一発で出てきた。すごいなあ。昨日の番組なのに、もうアップされているなんて(よく見たら日付が変わっていたので、正確には「一昨日」の番組です)。
ということで、よかったらみなさんも聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=ErNOwWiNzFo
クリックすると、すぐに動画が始まり、音が流れますので、ご注意あれ。
ほんと、宮本がいつもより抑え目に歌っていて、それがまたたまらないです。
関連動画にこんなのもあったので、よかったら。
同じくエレカシの『笑顔の未来へ』
http://www.youtube.com/watch?v=SRBpZ3_zhvE&feature=related
きのうは新潟でチャリティトークをしてきました。
定員120名に対し、お越しくださったのは140数名。
みなさん、本当にありがとうございました。
いただいた入場料は全額、被災地への義援金として寄付させてもらいます。
主催してくださった渡辺さん、お手伝いくださったDくんにTさん、本当にありがとうございました。
チャリティという主旨のおかげで、いつもとは違うモチベーションで挑み、自分なりにいろんな思いを込めてしゃべったのですが、会場が最もわいたのはトーク後の質疑応答。オバサンがマイクを持って、なぜかマサイ族の素晴らしさを熱っぽく語り、「私、マサイ族の第4夫人になりたいの!」と声高らかに発言したときでした。
いや、まいりました。修行して出直してきます。
しかし渡辺さんといい、新潟にはおもしろい人が多いですね。
(ところであのオバサンの質問って、結局なんでしたっけ?)
*
ちなみにスーパープロデューサー、渡辺氏の本業はこちら→「スピークアップ」
新潟駅前の英会話学校です。
{「ワンポイントレッスン」という名のブログ(?)がおもしろいです}
本業のかたわら、とは思えないほど精力的に勧めているボランティアグループ→「エンライトン」
明日、知人がカブで被災地に物資を届けにいきます。
で、物資をご提供いただける方、今日の夜12:00までに以下の場所に持ってきてください。
JR高円寺駅北口 徒歩5分
大一酒場
東京都杉並区高円寺北3−22−8 大一市場内
03−3330−3992(←隣店のチョップスティックに繋がります)
地図はこちら
必要な物資は以下。
被災地の町役場と避難所から伺ったリストだそうです。
・スニーカー(男女)
・茶葉(ティーバック・インスタントコーヒーなど)
・クシや髪を束ねるゴム
・めん棒
・つめ切り
・野菜(出荷停止・摂取制限されていない地域の物)
・肉・魚(火など調理設備はあります)
・牛乳
詳しくは彼女のブログをご参照ください。
http://todokeru.jp/
ちなみに彼女はぼくの連載記事、『石田ゆうすけのリアル旅人図鑑』にご登場いただいた方です。
明日は新潟で講演します。テーマは台湾、中国、韓国。それぞれのお国事情や対日感情を、僕の体験談とスライドショーを交えながらお話します。
この講演が企画されたのは半年前。尖閣諸島問題が大きくクローズアップされていたときです。だから当時は最も旬なネタだったわけですが、今は話題も変わりました。なので、講演の最初は、陸中海岸のことをお話しします。ちょうど去年の夏、取材で同地を旅したのです。
また、前にもお知らせしたとおり、今回はチャリティイベントとさせてもらうことにしました。入場料は全額被災地に寄付させてもらいます。
講演は13:30〜15:30。
場所は「ほんぽーと」 新潟市中央図書館3階、ビーンズホール。
よかったらお越しくださいませ。
※定員の120名に達したようです。でもまだ多少入れる様子。電話で確認&予約してください。025-243-1019(渡辺)
ところで昨日は富山に住む友人のNの家に泊まりました。大学時代の友人です。
酔うとダメオヤジ風になる(へらへら笑い、アホっぽくなる)Nは数々の伝説を残す漢で、ひとつをあげれば、僕の頭に嘔吐事件。そのときは僕も絶好調に酔っていて、頭にのったNの吐しゃ物を指でかきまわして、「シャンプー」と叫んでいました。若気のいたりです。
そんなNと会うのも8年ぶり。2児の父親となった今、Nもさすがに立派な大人になっており、酒を飲んだあとはちゃんとトイレで吐いていました。何度も。
Nよ。なぜいつもそこまで飲むのだ?
震災後、ブログがなかなか書けないでいる。
仕事で余裕がないというのもあるが、でもそれは口実で、何をどう書けばいいのか、書いては読み返し、アップをやめる、ということを繰り返している。
そんななか、岩手の友人Kから電話をもらった。被災地でハードなものを目にし、精神的にキツい思いをしているらしい。そんなKがぼくのブログを読んで元気をもらっている、と言ってくれた。
震災からこのかた、腹の底から笑えないでいる。何かおもしろいことがあって、肩を揺らして笑っても、そのすぐあとで、フッと風がやむように、心のどこかが静まり返る。
必要以上に暗くなってはいけない、と思う。でも明るい話を書く気分にはなかなかなれない。
でもKから電話をもらって、少し気持ちを切り替えることにした。
ほんのちょっとだけど、久しぶりに「笑い」を書こうと思う。
というわけで登場するのは、このブログではちょっとおなじみ、下ネタレベル2000の進学男子校教師、Mこと松川下一(仮名)である。横浜在住。
昨夜遅くに、松川下一からこんなメールが届いていた。
《ブログ参考にさせてもらいます。明日、新宿の物資仕分けのボランティアに行ってみようと思います。情報ありがとうございます》
それに対し、ぼくは今朝、こんな返事を出した。
《下ネタなしのメールなんて初めてではないか? この松川下一という差出人はほんとに俺の知っている淫猥教師の松川下一だろうか?と(本気で)思って、メアドの確認までしてしまったよ。
冗談はともかく(メアドを確認したのは本当だが)、ボランティアがどんな感じだったか、報告待ってます》
即座に松川下一から返信が。
《今から行ってきます。ちんここちんこちん》
そして僕の返信。
《ただいま確認完了》
と、ここで今日のブログは終わる予定だったのだが、このあとちゃんとオチがついた。さすが淫猥教師。ルックスは男前なのに、やることに抜かりがないというか……。
彼からこんなメールが届いたのだった。
《受付に行きましたが、やっぱり志願者が多いらしく、8時半には受付終了したみたいです。仕方ないので、戻って仕事でもします。せっかく都庁に来たので、潜望鏡、じゃなくて展望台でも行ってみますわ。以上、失敗の巻レポートでした》
ボランティアに長蛇の列――。
松川からもらったメールで、下ネタ以外で明るい気持ちになれたのは初めてのような気がする(ちゃんと1か所下ネタも入っているが)。
と、ここで本当に終わる予定だったのだが、先ほど松川から再びメールが届き、さらにオチをつけてくれた。
こんなメール。
《潜望鏡は節電と安全面から閉鎖されていました》
僕は彼も救ってあげたい。
おっと、このあと、松川はいい話も書いていたのだった。以下。
《9時前に行けば仕事はできるようで、作業自体もそれほどヘビーなものではないようです。明日またトライしてみます》
*
松川の言う新宿仕分けのボランティア情報はこちら。
http://www.tvac.or.jp/tuna/21011.html
とりあえず、今週日曜までの様子。でも状況に応じて再募集もあるんじゃないかな。ご希望される方は、以下もチェックしてください。できることはたくさんあります。
ボランティアに関すること一般の情報。
http://www.tvac.or.jp/di/20971.html
台湾のテレビで東日本大震災のチャリティー番組が放送され、4時間で21億円の義援金が集まったらしい。やっぱり台湾だな、と深い感銘を受けた。
この国には、慈済会という仏教系のボランティア団体がある。ひとりの尼さんが作ったものだ。
さかのぼること40数年。先住民の妊婦が流産し、村の者たちが8時間かけて病院に運んだのだが、金銭的な理由で診察を断られ、妊婦は再び8時間の道のりを担がれて帰る、という事件があった。尼僧はそれを聞いて卒倒しそうになったという。
「人間同士の関係がこんなにも冷酷なものだとは!」
これを機に、尼僧は活動を始めた。最初は数名の主婦が手伝うにすぎなかったが、「徹底的に救済する」という尼僧の強い信念はやがて大きなうねりとなって人々を動かし、多くの寄付金が基金に寄せられるようになった。現在、賛同者の数は五百万人以上。貧困者のケアから、災害時の救援まで、そのボランティア活動は世界にも広がり、海外拠点は百ヵ所以上にも及んでいる。また救済には教育と医療が不可分として、国内外問わず、あちこちに学校や病院を建てている。
僕も台湾で全治4ヵ月のケガをしたとき、彼らに助けられた。そのとき、この慈済会のことをいろいろ聞いたのだが、何か非常時が起こったとき、すぐに何億円、何十億円という寄付金が集まる、とある人が言った。「本当だろうか」と僕はちょっと思ったのだが、今回のテレビの義援金の話を聞いた瞬間、彼の顔が頭をよぎった。
歴史的に辛酸をなめ続けてきた台湾には、相互扶助の精神がひときわ強くあるように感じられる。慈済会がそのひとつの象徴となっているように。
日本人のひとりとして深く深く感謝を申し上げたい。本当にありがとうございます。
同時に、ふと頭に浮かんだこと。
ダルビッシュが5千万円、イチローが1億円、久米宏が2億円、とド派手な額が次々にニュースにあがっている。それらを聞くにつけ、自分の入れた義援金の額が非常にちっぽけに思えてしまう。無力に感じてしまう。でも、そうじゃない。ひとりから送られる1億円も言うまでもなく貴重だけど、1万人が1万円ずつ入れれば1億円になるのであって、それが大事なんじゃないか。ひとりひとりが救済・復興に向けて気持ちを合わせ、行動していくことが重要なんじゃないか。
ぼくは仕事を口実に現地に行けないでいる。体を動かさないでいる。だからせめて、銀行に振り込む義援金以外に、街頭募金にも、目に入るたびに入れるようにしている。そうすれば、彼らの前を素通りするときの、チクッという痛みも消えるし、何より、ひとりひとりの力が大きなうねりとなることを想像できる。
いちばんよくないのは、忘れることだ。
微力ながらも、できることから、しっかりやっていきたい。
今週末の新潟での講演は予定どおりおこないます。
ただし、チャリティーとして、入場料などは全額、義援金として寄付させてもらいます。ほんと微力ですが、ひとつずつ。
義援金だけでなく、何か物資を送りたいと思われている方も多いと思います。
以下のサイトに受付先が載っています。
何が必要かなども詳しく載っておりますので、よかったら参考にしてください。
また、ボランティア募集の情報なども載っています。
http://www.tvac.or.jp/news/20943.html
クリヤマさん、情報ありがとうございます。
いまも東北にいる方々と連絡がつかず、夜も寝られないという人がいると思います。
気休めかもしれませんが、ほんの少しでも元気になっていただければ、と考えて書きます。
大学の後輩に気仙沼出身の女性がいます。
彼女に連絡してみると、家はまさしく大火災のあった場所で、父親の安否もわからないとのこと。
(母親はたまたま天橋立を観光しており、震災後はそのまま京都の彼女の家に入ったそうです)
1日たち、2日たち、3日たち…
彼女のなかには、もうダメかも、という考えが日ごとに膨らんでいったことと思います。
震災から4日後の昨日、その彼女からメールがありました。
父親が避難所近くの叔父の家に避難していることがわかった、家は焼けたけれど、とりあえず父親の無事を知ってうれしい、と。
今も、通信手段が途絶えている地域がたくさんあります。
無事だけど、連絡がとれないだけ、そういうケースがたくさんあると思います。
どうか希望を捨てないで。