石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
長靴はいて、雪の中を

雪ですなあ。
東京もよく積もっています。
でもそんな中を、長靴はいて、これから出かけなければなりません。
徒歩15分ほどのとろこにある、元隣人のMくんの家へ。
サッカーを観るために。
だって、宮市のスピードをちゃんと見たいもん。
ワンセグでじゃなくて。

あ、編集長、大丈夫です。
奄美大島の原稿は集中力MAXであげました。
ちゃんと明日提出します。
ほかの担当者の皆様、大丈夫です。ちゃんと仕事は進んでいます。

しかし現隣人のYくん。
早く地デジ化しなさい。
(お前がしろ)
 ↑
エアツッコミ

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知りたいのはそれじゃない

ロンドンで出されている日本語新聞「週刊ジャーニー」の連載『世界食いもの紀行』も340話を迎えた。
駄文を毎週コツコツと、じつに7年近くも書いてきたわけだ。
ちなみにこれはオンライン上でも読める。バックナンバーは見られないが。

いまは中国まで来ている。日本までもうあとわずかだ。といっても、まだ1年ぐらいは連載が続きそうである。
で、昨日は中国の田舎で食べたゴーヤのことを書いた。記憶をたどっていくと、苦味がけっこうきつかったような気がする。でも何年も前のことだからあやふやである。そこで裏付けを取ろうと、「中国、ゴーヤ」という語を入れて検索してみた。すると同じ内容の記事が上から下まで並んだ。これだ。

*********************************

『ゴーヤを肛門に入れて楽しんでいた男、取り出せなくなり病院に運ばれる』

中国広東省で肛門にゴーヤが入り込んでしまった男性が病院へ運ばれた。
男性はゴーヤを肛門に入れて快感を得ようとしたところ、誤って入り込んでしまったと話している。
病院へ運ばれたのは63歳の男性。
長さ20センチほどのゴーヤを肛門に入れてみたはいいが、直腸、S状結腸まで入り込んでしまった。
男性は手や箸を使ってなんとか取り出そうと試みたものの、取り出そうとすればするほど中に入り込んでしまう始末。
とうとう出血してしまったため、病院へ運ばれ治療を受けた。
ゴーヤはかなり奥まで入り込んでしまっていたため、単純に肛門から取り出すのは難しく、手術によって中から押し出す方法が採られたという。
男性にすれば、ちょっとした遊び心だったのだろうが、少々お遊びが過ぎたようだ。

1:名無し 2011/10/27(木) 21:41:47
ゴーヤーが爆発すれば満点だった

2:名無し 2011/10/27(木) 21:43:26
尻に突っ込んで腸内に漬け込むのは、ゴーヤの漬物を作る方法としては比較的よく知られた方法

3:名無し 2011/10/27(木) 21:52:22
63歳…

*********************************

そんなことを知りたいんじゃない。








| 生活 |
喜界島でこんなのに出会いました。
奄美大島&その周辺の島々ツアーから帰ってきました。
書きたいことはいっぱいあるけれど、し、仕事がたまりまくり…。
ということで、写真ネタに逃げます(笑)。

喜界島で撮ったショットを2枚。
ちなみにこの島には2つのフェリーを乗り継いで行くことになったのですが、1本目のフェリーが高波の影響で遅れ、乗り継ぎ時間がわずか5分という状況に(笑)。正直、99%あきらめていたけれど、船員さんがぼくを優先的に最初に出してくれたりしたので、その気持ちにこたえるべくダメ元で自転車をかっ飛ばし、2本目のフェリーへ向かうと、まだ車両用の乗降タラップが開いているではあーりませんか!
「待って! あと5秒待って!」と心の中で叫びながら、なんとかそのなかに飛び込むことに成功。するとその10秒後ぐらいに乗降タラップが上がって間もなく出港とあいなり、いや、ほんとぎりぎりでした(あとで船員さんに聞いたけど、ぼくを待ってくれていたわけではなかったみたい。だからほんとに綱渡りでしたね)。

ま、そんな必死な思いで行けた島なわけですから、こりゃなんかいいことあるんちゃうかーなどと思っていたら、こんなのが見られました。
最初は沖のほうにいたんですが、「こっち来い!」と念を送っていたら、ほんとに向きを変えてすぐ近くまで来てくれて、感動に打ち震えるとともに、この生き物と“通じた”って感じがして、なんか不思議でしたねー。

って、結局ダラダラ文章書いとるがな!


触れそうなところまで近づいたあと、再び沖に帰っていくところ。
こんな浅瀬まで来てくれました。



甲羅がかなり傷んでいました。
おじいさん亀かもしれません。
とりあえず、やにこー(南紀弁で“非常に”)デカかったです。


| |
いざ奄美

チキントマト煮込みを連続5日間食べた。
まだ2日分ぐらいあまっている。
大量に作りすぎたかな。
でも今日の晩ごはんは違う。
チョコフォンデュに、チョコのステーキに、チョコサラダ、チョコスープ、チョコまぶしごはん。最後にココア…。

はっ。
夢だったか…。またパソコン机で寝てしまった。

ということで、明日から奄美大島にいってきまーす。
取材で、10日ばかり。
周辺の島もまわります。
沖永良部島はずっと行きたかったところだから、ちょっと、というか、かなりうれしい。
そう。この界隈に行くのは初めて。

サイスポの連載ももうすぐ6年。
未踏の地がどんどん減ってきて、ちょっと悲しい気も…。
贅沢な悩みだよな。
でもほんとに。

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野宿野郎のかとうちあきが2冊目を出した!

ミニコミ誌『野宿野郎』の編集長、かとうちあきから荷物が届いた。
日も日なので、おや、チョコレート? と思ったら本だった。
彼女の2作目『野宿もん』である。
彼女の文章、というか、生き方、というか、ノリ、というべきか、まあすべてひっくるめて、そのセンスには、まったくかなわないな、という思いがあり、処女作の『野宿入門』も非常におもしろく読んだ。
だから今作も早速読みたいところだが、いまはちょっと無理。カレンダーを見ると発狂しそうなので、いまはただ全力でパソコンのキーをたたきまくっている状態。だから落ち着いてから読むよ。ちあきちゃん、ごめん。と思いつつ、気がつけばページを開いていた。で、あっという間に半分まで読破(といっても文字が大きいから、ほんとあっという間。でもその文字の大きさもいい空気になっているけど・笑)。すごいな。気持ちにこんなに余裕がない状態なのに読ませてしまう。おもしろい。何度もブッと吹き出した。そして将来の展望が開け、力強く生きていく勇気をもらった(笑)。
ということで、人生行き詰った人に、ぜひ(?)。
もちろん、そうじゃない人にも。

そうそう、ぼくもなぜかちょこっと登場します(笑)←さっき書き忘れ。

野宿野郎公式ホームページ


あ、それと書き込みへの返事。
どっちのトークショーも基本同じですよ(笑)。
空間的にディープなのは阿佐ヶ谷のほうかも、だけど。

| 社会 |
阿佐ヶ谷でトーク&スライドショー

スバラシイ阿佐ヶ谷のスバラシイジャズバー「吐夢」でまたまたトークライブします。
ちょうど横浜でのライブの前日。
内容も同じ、大陸別4回シリーズの第2回目、欧州編です。
前にもここに書いたとおり、僕の本ではヨーロッパにあまりページを割いていませんが、でも1年半いましたから、やはりいろんなドラマがありました。
第1回目、アメリカ大陸編もダイジェストでスライドショーします。

★日時
2012年3月24日(土)
OPEN  16:30
START  17:00
(終了予定時刻は19:30ですが、のびる可能性あり。途中休憩はさみます)

★料金
1500円(1ドリンクつき)
※要予約

★予約
店に直接電話をしてください(下記)。
営業時間中にお願いします。
(月曜は店がお休みなので、2月14日(火)の午後6時から予約開始です)

★会場
ジャズルーム「吐夢」
東京都杉並区阿佐ヶ谷南3-38-31 稲葉ビル2F
03-3220-1275(PM6:00〜AM3:00、月曜定休)

| お知らせ |
新葉ななさんの記者会見

昨日は作詞家の及川眠子さんに誘われ、新人歌手、新葉ななさんのデビューシングル制作記者発表会に行ってきた。
ということで、これが新葉ななさん。




こちらはプロデューサーの2人を加えたショット。

左はYMOのレコーディングや世界ツアーに参加したシンセサイザープログラマーの松武秀樹さん。右が「エバンゲリオン」の『残酷な天使のテーゼ』など大量のヒット曲でワッハッハの及川眠子さん。拙著『いちばん危険なトレイといちばんの星空』の文庫版の解説も書いてくれている。著者をひたすら「アホ」とこきおろした稀有な解説だ(それに喜ぶ関西人の僕)。

それはともかく、松武氏曰く、「新葉ななの声は特別。昭和の香りがする、唯一無二のノスタルジックな歌声」とのことで、デビュー曲として選ばれたのが『テネシーワルツ』。60年前に江利チエミが歌って大ヒットした曲だ。

その“昭和な歌声”を、昨日は会場の最前列で堪能してきた。
時間がゆっくり流れていたころの、午後の柔らかい光を全身に浴びた感じがしましたね。

新葉ななさんの公式サイト

| - |
ヤバい歌の副読本として

おととい、「ヤバい歌」をここに紹介しましたが、そこにこんな内容の歌詞(叫び?)があります。
長いので要約すると、


核が生まれ、読売グループの正力松太郎を介してアメリカから原発計画が日本に持ち込まれ、今に至るまでを知ってくれ。
原発の社会全体に及ぼしている負の連鎖が見えてきたら、吐き気がしちゃうよ。
まともな心を持っていればね。


原発の是非はともかく、このあたりの流れを知っておくのは有意義なことだと思います。
言葉は不適切ですが、おもしろい「流れ」ですよ。
そこらへんを簡単に読める本として、1冊紹介するなら、

『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』
武田徹著
822円

著者は「推進」「反対」いずれにもくみしないよう注意しながら、さまざまな驚くべき事実を紹介し、論評しています。日本にもウラン鉱山があったなんて、僕はこの本で初めて知りました。
ある意味、人類史としても読めるかも。
非常におもしろく読める本ですので、よろしければ。

んで、まだ聴かれていない方は、ぜひ。
この問題に興味がなくても、とりあえず。
フライングダッチマン『human ERROR』(トップページの動画をクリックすれば始まります)
20分近くある歌です。
時間がねー、という人はとりあえず16:30から聴いてみてください。とくに僕は17:00〜17:13の叫びに、何度も目がうるんでしまいます。主義主張関係なく、ここだけはすべてに共通した、本当の言葉じゃないですかね。






| 社会 |
満員御礼とチキントマト煮込み

いつの間にか来月25日の横浜のトークライブ、満杯になっていました。
すみません。
キャンセルはその都度出ると思うので、ちょこちょこチェックしてみてください→こちら
またキャンセルの方はお早めによろしくです!

ふぅ。
いまやっとチキントマト煮込み5日〜1週間分の仕込み終了。
あとはグツグツ弱火で煮込むだけ。
さあ、引きこもるぞ!(笑)

ちなみに前の豚角は9日いきました。

| 生活 |
ヤバい歌

アフリカを一緒に走った即席自転車チーム「ドライペニーズ」のひとり、タケシからメールがあった。
〈フライングダッチマンって知ってる? ゆうさんは斜めに見そうだけど聴いてみて〜!〉
ということで、思いっきり斜に構えながら、その名を検索し、聴いてみた。

歌の導入部で、「あ、やっぱりこういうのね」と斜度20度から35度ぐらいになり、消そうかな、と一瞬思ったのだけど、何かが引っかかったのでそのまま聴いてみた。すると途中からどんどん引き込まれ、後半は目からしょっぱい液体がポロポロと出ていた。

ということで、ぜひ聴いてみてください。
口コミでかなり広がっているみたいだけど、僕のようにまだ知らない人もいるかと思います。
フライングダッチマン
これのトップページの「京都三条大橋ゲリラライブ」をクリックすれば、その曲『human ERROR』が始まります。

ほんと、この問題については、僕は「推進」では絶対ないのだけど、「即時撤廃」がほんとにベストなのかは疑問で、また今のムーブメントの表層部分に対しては斜め目線の自分もいます。
ただ彼らのパフォーマンスと歌には本気のエネルギーをビシビシと感じ、胸を強く打たれました。
言葉の選び方や構成もいいですね(エラそうだな、俺)。それにプルトニウムの記事が出ない話や、正力松太郎のあたりは聴いていてスカッとしました。ほんとそのとおり。流行語大賞のネタも笑えました。ほんとだよな〜。

もちろん、彼らが叫んでいることがすべてだと呑み込むのも問題です。自分で調べ、自分の頭で考えることが大事でしょう。そしてそれこそが彼らの願っていることだと思います。最悪が思考停止。
とにかく、込み入った話を、磨いて磨いてすごくわかりやすい言葉に直しているので、ほんとお勧めですよ。ぜひ一聴あれ。


| 社会 |
★新刊が発売されました
『自転車お宝ラーメン紀行』 レトロな路地や古い喫茶店など都内の“お宝”を探索しつつ、昔ながらのラーメンを目指す大冒険(?)紀行です。産業編集センター刊。1100円+税。感想お待ちしています!→yusukeishida@hotmail.com
★dancyuウェブに連載中
食の雑誌「dancyu」のウェブサイトに「世界の〇〇〜記憶に残る異国の一皿〜」というアホな記事を書いています。→https://dancyu.jp/series/ikokunohitosara/index.html
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