石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
速達でーす

1月にキューバから
我が宅に出したポストカードが
今日届きました(笑)。
要した日数、なんと3カ月。
ガイドブックか何かに、
郵便物は2週間〜2ヵ月かかる、
と書かれてあって、
それを読んだときは、
「んなアホな。誇張やろ」
と思ったけど、
それ以上でした。
しかも3枚出したうちの2枚が
今日同時に届いたのだけど、
2番目に出したものがまだ届かず。
それより1週間ほどあとに出した
3番目のカードが先に届くという…。

キューバ、変わらないでね。



今日はそれだけでなく、
突然、エイコさんもやってきた。
アイルランドで会ったエイコさん。ビールを持って。
駅の地図を見て我が宅を探し当てたらしい。
いきなり玄関に立ってニコニコしていたから
びっくりした。
予期せぬものが次々にやってきた1日でした。





| |
5月29日横浜トークライブのお知らせ

お知らせです。
世界一周スライドショーをやります。
会場は横浜の南極料理人の店、「Mirai」さん。
2月にもやらせてもらいましたが、
今回は北中南米編で。
1時間半〜2時間で世界一周というのは、
どうしても駆け足になってしまいます。
なので、大陸ごとにみっちり
やりましょうということで。


以下、お店の告知から。

★5月29日(日) 13時半開場 14時開演
★要予約 →こちらから
★入場料1500円
★会場
Bar De 南極料理人「Mirai」
横浜市中区吉田町2−7 VALS吉田町 B1F
045‐326‐6475

============================

☆懇親会 17時〜
☆要予約
☆お料理2500円(税込)ドリンク別オーダーお願いします。



| お知らせ |
まさかの試合につぶやき

内山がまさかの敗戦…。
嫌な予感はしていた。
希望していた相手との対戦が流れ、
「モチベーションが下がった」
ともらしていたのも気になったけど、
試合前のインタビューを聞いていると、
慢心があるのかな、と。
チラとだけど。
それでも内山なら大丈夫だろうと、、、
ほんと残念。
圧倒的に強かっただけに、
長谷川穂積の陥落とかぶるなぁ。
これからどうするんだろう。
再起戦するかな?
してほしいけど、
モチベーションを上げるのは難しそう…。

昨日は阪神戦もあって、
今季初の地上波観戦ということで
前日から楽しみにしていた。
で、背筋伸ばして正座しながら見ていたのに、
なんじゃいあのボロ負けっぷりはー!



| スポーツ |
旅の力

耳の聞こえない映画監督、
今村彩子さんが自転車で日本縦断をし、
その模様をドキュメンタリー映画にまとめました。
タイトルは『Start Line』。
その試写会に行ってきました。



いや、自転車旅行ってやっぱりいいですね。
シャーと車輪の回る音に、流れていく景色。
普段やっていることなのに、
スクリーンに映し出されて見ると、
なんか急に新鮮に思えて、
うおおっ、旅に出てぇ!
って叫びそうになりました。
ま、このところずっと閉じこもって
原稿漬けだったからだろうけど。

映画の話に戻って。
旅は伴走者がいるものの、
この人がめっぽう厳しく、
基本、今村さんを助けない。
「通訳はしない」
「道を間違えても教えない」
など五箇条のルールのもとに旅は続きます。
そのため、
「あ、そういうところも大変なんだ」
と耳が聞こえない方の苦労が生々しく伝わってきます。
ほんと勉強になる。
といっても、障害者の苦労を訴える映画ではぜんぜんなくて、
全体を通して流れるテーマは、
コミュニケーション。
普遍的なものです。
人の輪に入れない、うまく話せない、
それは多くの人に共通する問題じゃないですかね。
その問題に、何度も打ちのめされながらも、
なんとか向かっていこうとする
(でもだいたい怖気づいてしまう)
彼女を見ていると、
心の中で応援しないわけにはいきませんでした。

そして、この映画を観て、
本当に不思議な気分になったのです。
彼女は旅の後半、奇跡のような出会いをします。
彼女だからこそ会えたような人と。
あまりにも出来すぎていて、やらせか?
仕込みか? とまで思ってしまうぐらい、
素晴らしい出会い。
おかげで映画は劇的な作品へと昇華されます。
“旅の力”だな、と深く感じ入ってしまいました。
旅が妙に美化される昨今の風潮に対して、
「なんだかなあ」と白けた目を向ける自分ですが、
でも旅に出ると信じられないことがよく起こるもので、
不思議な“力”は確実にあります。
自ら動くことで、縁を呼び寄せるような力。
人生に通じる不思議さのようなもの。
それを観客は映画を通して目の当たりにします。
そうして、とてもさわやかな気分になり、
自分もがんばろうという気になります。
いや、いい時間を過ごさせてもらいました。

上映は今年の秋から順次、ということです。
ご興味ある方、見かけたら是非。
映画「Start Line」公式サイト

なんかえらい宣伝ぽくなったけど、
別に今村監督から頼まれたわけではないので(笑)。
勝手に好きなことを書いています。

そうそう、ラストのほうで
僕も泊まったライダーハウス「みどり湯」がでてきました。
お母さん、相変わらず元気そうでよかった〜。
(てか、9年前より若返っている…なぜ?)


| 映画 |
花とコーヒー

ふぅぅぅ。やっと仕事が一段落。
ここ数日、ずっと机にかじりついていました。
いつから外に出ていないんだろう?
と思って数えてみたら、なんと8日!
せいぜい4、5日だろうと思っていたのに、
前に菊桃を見てからもう8日もたっていたなんて…。
やべぇ。うかうかしていたら人生が終わる。

で、新しいコーヒー豆屋が近所にできて、
セールをしていたので、
買い物がてら、新鮮な空気を吸いに外へ出ました。
歩き出したとたん、愕然。
世界が花だらけや…。

以下、阿佐ヶ谷、花の写真館。ぜんぶ雑草。







春って、こんなに華やかだったんですねぇ。
花の甘い香りに気持もとろけ、
カメラを取りに家に戻ったほどでした(笑)。

で、図書館に本を返したあと、コーヒー屋へ。
注文後に焙煎するとのこと。
どうしよう?
原稿がまだ完全に終わっていないので、
早く帰ろうと思ったんだけど…。
でもま、いいか、とお願いしたら、
サービスで1杯のコーヒーが出てきました。
焙煎を待ちながら、コーヒーをゴクリ、ゴクリ。
ああ、こういう時間の過ごし方を忘れていたなぁ…。
というわけで贅沢な気持ちになれました。感謝。







| 生活 |
菊桃

この春はバタバタで、結局一度も花見に行けず。
ただ、近くの公園に見事な枝ぶりの「菊桃」が1本だけあって、
これが一昨日、満開でした。
久しぶりに、立ち止まって花を眺めました。
このブログを見てくださった人も、一息つけますように。






菊桃というだけあって、花は菊に似ています。 観賞用の桃だそうな。


地面もピンク色でした。



| 生活 |
固定

昨日書いた記事にコメントをいただきました。
ありがとうございます。
ええ、もちろん家具は固定しています。
完璧じゃないけど、できる限りのところまでは。
ただ、倒れるときは倒れますからね。
せめて避ける方向だけでも
再確認しておいたほうがいいかなと思った次第です。

それにしても大地震が起こると、
必ず出てくる空き巣たち。
人の気持ちをちょっとでも考えろよ。ボケ野郎が。

…書いていて空しくなりますが。



| 生活 |
水のうまい国

熊本地震の被害に遭われた皆様に
お見舞い申し上げます。

ブログ放置状態となっていました。
情けないかな己のことで忙殺され、
テレビもろくに観られていません。
とにかくこれ以上の被害がないよう、
祈るばかりです。
国内で訪れた場所のなかでも、
熊本は特別好きな場所です。
雄大な自然も、人も。
あと水がうまかった。
水道水からして甘露水のように甘いんです。
味はともかく、今は1分でも早く出てほしいですね。

とりあえず現段階で僕らができることは募金。
http://docs.donation.yahoo.co.jp/report/kumamoto.html
2分で募金できます。
クレジットカードの番号を打つだけ。
僕も早速振り込みました。
明日は我が身です。

それにしてもこの21年間で震度7クラスが4回。
(数え方しだいでもう少し増えるみたいだけど)
その前が約70年前の福井地震で、
その前が90年以上前の関東大震災だから、
大地震は近年に集中しているのがわかります。
ほんと明日は我が身。
背より高い本棚が寝室にあるので、
何かあったら瞬時に身を避ける方向だけ、
再確認しました。



| 生活 |
今日のことば

いまちょっとバタバタなので、
ブログをしっかり書けないのだけど、
ひとこと。
アメリカの現役閣僚として初めて
広島の原爆資料館を訪れたケリー氏の
コメントや行動に胸を打たれた。
もちろんポーズもあるだろうけど、
政治家として必要のないところまで
述べている言葉もあったように思えた。
そこには心を感じた。

「胃をたたかれたような衝撃を受けた」
「私は忘れることはないし、
忘れられる人はいないだろう」
「深く心が動かされたし、
初めて広島を訪ねた国務長官であることを光栄に思う」

資料館の芳名録には次のように書いたらしい。
「世界のすべての人が記念館の力強さを見て、感じるべきだ」
さらにそのことに触れた記者会見ではこう述べた。
「いつか米大統領もその『すべて』の一人となり、
ここに来られることを願っている」

帰国して週内にオバマ氏と会うそうだ。
「ここで見たこと、そしていつか
(オバマ氏が)訪問することがいかに重要かを確実に伝える」

投下から71年。
あまりにも長すぎた。
でも、これから道がのびていけばいい。



| 社会 |
段ボール箱の中のモンスター

今朝、郷里の父から再び野菜が届いた。
感謝感謝、と段ボール箱を開けようとすると、
気のせいか、中からカサッと音がする。
空耳かなと思いつつ箱を開けると…

「わっ、なんじゃこりゃ!」















生きたままのゾウリエビだ。
最初は新聞にくるまれていて、
(上の写真は撮影のために放した)
僕はその中身を知らずに新聞の包みを触ったのだ。
するとバチコン! と中のゾウリエビが尻尾を跳ね上げたので、
腰を抜かしそうになった。

父は定年退職後、無農薬野菜作りに目覚めただけでなく、
地元の漁師と仲良くなって、イセエビ漁にも出ているのだ。
そのとき、たまにこのゾウリエビがとれる。
で、これはイセエビよりも高価でウマいのである。
しかしこんなのを生きたまま
普通の宅急便で送っていいんだろうか?

実家に電話すると、父は
「わっはっは、驚いたやろ」
と言った。

※ちなみに新聞紙にくるんでおけば、
2〜3日から、ときには1週間くらい
生きているらしい。イセエビも。

それにしても、なんてかわいいんでしょう。
はい、クリック&拡大してご覧ください。




送ってきたということは、
もちろん「食え」ということなんだけど、
このつぶらな瞳や、
ふにふに動く足を見ていたら、
釜ゆでにするのがなんともしのびない。



一瞬、東京湾に放そうかとも思ったけど…













はい、人は命を食べて生きているのです。
いや、とてつもなくウマかった。
今日も生かされました。合掌。


 

| グルメ |
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