JTBの旅行雑誌に「ノジュール」というのがあります。
これに2ページ書いています。
自転車で旅をするということ、という記事です。
ちなみにこの「ノジュール」は
定期購読雑誌で、原則、書店では買えません。
ただ一部の書店には置いているようです。
その書店の一覧がこちら。
お近くに該当の書店があって、お時間もあれば、
よかったら手に取ってご覧ください。
僕の記事はともかく、
今月の特集「日本の秘境」はおもしろいですよ。
このところ取材やトークがたてこんでいて
バタバタしていました。
なんか久々に疲労感が…。
ともあれ、オバマさん、ありがとう。
クリントンやブッシュでは、
広島訪問の発想も生まれなかったでしょう。
次期候補のヒラリーさんも
広島を訪れるイメージがわきません。
トランプとかいう人は論外だし。
オバマさんだからこそ
なしえた偉業だと思います。
一点だけ言えば、
資料館を見た感想を言ってほしかった。
ひと言でもいいから、生の声がほしかった。
とはいえ、素晴らしかったです。
“心”は感じました。
現職大統領が今できる最大限のことだったと思います。
被爆者の方と抱擁されたときは、
本当に胸が熱くなりました。
今年一番のシーンになったんじゃないでしょうか。
*
昨日は横浜でトークライブでした。
お越しくださったみなさま、ありがとうございました。
懇親会ではこれから世界一周に飛び出すという方が数名いて、
キラキラしてましたねぇ。
幸多い旅路となりますように。
*
昨日は世界一の街、阿佐ヶ谷の飲み屋街で
「スターロードフェスティバル」が行われていました。
横浜に行く前にちょこっと見学。
なぜか阿波踊りが。
友人がやっているアイリッシュバンド「モンロー」も出演。
観客ゼロのお寒い写真に見えますが、たまたまです(笑)。
まわりにたくさんいます。
なんとも温かい町なのです。
金曜午後は恒例のマスゾエ劇場。
ついついこの日だけは昼飯を午後2時に合わせ、
テレビをつけて楽しいトークショーを見てしまう。
それにしても、記者たちの質問がどうもイマイチなような…。
同じような質問が多いし、
(人の質問をちゃんと聞いているのか?)
必殺「第三者の目で精査」ディフェンスで
逃げおおせるような質問ばかりだし。
それに、なぜ弁護士の名を公表できないか、とか、
どんな調査方法なのか、とか、
少なくとも一都民の僕が知りたいのはそこではない。
そういうのはぶっちゃけどうでもいい。
どうせ「法的に問題はなかった、一件落着」
と言うための調査なんだろうし。
ぜひ質問していただきたいのは、
ずばり、
木更津の温泉旅館で正月に会議した相手は、
奥さんですか? イエスかノーか。
これだったら第三者の厳しい目による精査も必要ないわけで。
ま、さすがにあの長いトークショーを全部観るほど
暇ではないので、
僕がテレビを消したあとで
そういうやりとりがあったのかもしれませんが。
ところで、都知事のトークショーよりはつまらないですが、
僕のトークショーがあさって日曜日にあります。横浜で。
まだ、ちょこっとだけ残席あるようですので、よかったら。
詳細はこちら。
さすがサミットですねぇ。
阿佐ヶ谷駅にも警官が立っていました。
そんなの見るの初めて。
テロリストも何かやるとしたら
阿佐ヶ谷じゃない気がしますが…。
しかし、これは東京だけなんですかね?
名古屋や大阪の主要な駅でも
警官は立っているんですかね?
渋谷で飲み会があったので、
その前に深堀隆介氏の美術展を見にいった。
西武渋谷店A館の7階で行われている。
テレビなどでもよく紹介されているので、
ご存知の方も多いと思うが、
酒の枡などの器に、
透明の樹脂を少しずつ流して固め、
その樹脂の上に金魚を少しずつ描いていって、
立体感を出す、という技法で、
さまざまな作品を生み出している。
あまりのリアルさに長時間張り付き、
何度も往復して見入ってしまった。
草もぜんぶ手描き。
金魚のふんまでリアルに描かれている。
クリック&拡大してご覧あれ。
15年前から金魚をモチーフにし始めたのだとか。
作品は時系列に沿って展示されているため、
その変遷が見えておもしろい。
初期の作品はシールのように
平面的だった金魚が
2011年ぐらいから急に立体的になり、
ディテールが細かくなって、
金魚たちは命が吹き込まれたように
優雅に泳いでいた。
いや、じつにいいものを見ました。
展示会は今週日曜まで。
このところゲラ刷り、
つまり紙で校正作業をしていたので、
パソコンはずっと閉じたまま、
そのためブログもサボっていました。
その校正もやっと終わったので、
週末はドライペニーズの仲間、
ジュンの家族と潮干狩りに行ってきました。
場所は毎年行っている船橋の某所。
都内から車で1時間で行けるのだから、
考えてみると信じられない手軽さだよなあ。
だから当然、週末は混むのだけど、
なんか今年はすごかった…。
アサリよりも人のほうが多いんじゃ…。
でも大丈夫。
なぜならアサリは
夜か早朝のうちに
ちゃんとまかれているから(笑)。
なんてことはジュンの子供たちには言わず、
僕たちもそんなことはすっかり忘れて、
無我夢中でアサリを掘りまくりました。
まかれたアサリを掘り出し、
スーパーとそう変わらない100g80円で
購入するというシステムは
実存主義的にどうなのかという疑問も
毎年やっていると完全に頭から消えます。
今年もたくさんとれました。
スーパーより大粒!
とれたてはやっぱウマいですねぇ。
甘い甘い。ボンゴレ最高!
先日、ウソやろ?と思うようなことがあった。
『アイアムアヒーロー』という
ゾンビ映画を観にいったときのことだ。
「E−9」などと書かれた
自分の席を探し、そこに座って、
なにげなく横を見た瞬間、戦慄が走った。
隣席の男が同郷の知り合いに酷似していたのだ。
でもまさか、この大東京で?
大量にある映画館のうちの1館で、
平日の昼に、たまたま隣同士?
そんなアホな。
隣席の男もひとりで来ているようだった。
彼のほうは僕に気づいていない。
確認のためにもう一度顔を見ようと思ったが、
映画館で隣の男の顔をジロジロ見ていたら、
そっち系の男ではないかと怪しまれるかもしれない。
それならジロジロ見る前に、
いっそ思いきって声をかけてみようか。
いや、それでもし人違いだったら、
これからの2時間が重苦しくなる。
映画に集中できなくなる。
逡巡したのち、我慢することにした。
そして何食わぬ顔で
ゾンビがぐちゃぐちゃ暴れ、
頭が吹っ飛びまくるのを観た。
終了後、隣席の男が思いのほか
速足で出ていったので、
僕はあとを追いかける形になった。
で、その結果はというと…。
僕が思い描いていた男と
まさしく同一人物だったのである。
ちなみにこのブログにもたまに出てくる
イラストレーターの榎本よしたかくんだ。
僕が声をかけると、
彼は状況が呑み込めないという顔をしていたが、
重ねて説明すると、
みるみる興奮した顔つきになった。
旅先でも、この東京の町なかでも、
知り合いや友人にありえない確率でバッタリ、
というのは、これまでにも何度となくあった。
そのたびにどうしてこうなるのだ?
と考え込んでしまうのだけど、
平日の昼に映画館の深いシートに
きっかり隣同士に収まる、
(しかもゾンビ映画で)
というのは、
シュールを通り越して、
なんだか異様な感じがした。
うれしい知らせが。
拙著『いちばん危険なトイレといちばんの星空』
というあざといタイトルの本が重版になりました。
5刷り目です。ありがたやありがたや。
これで明日からご飯に納豆をのせて食べられます。
ネギも添えることができます。
読んでくださった皆様、
本当にありがとうございました。
先日、『アンソロジー 餃子』という本が出ました。
餃子にまつわるエッセイを集めた本です。
アマゾンのこの本のページ
目次を見ると、掲載された39篇のエッセイは、
そうそうたる名著述家たちのものばかりです。
遠藤周作、
椎名誠、
山本一力、
藤原正彦、
古川緑波、
東海林さだお、
池田満寿夫、
平松洋子、
角田光代、
太田和彦、
小泉武夫、
石田ゆうすけ、
菊谷匡祐、
あれ?
ひとりゴミが入っていたような…。
拙著『洗面器でヤギごはん』に書いた餃子の話を、
編集者さんが読んでいたらしく、
この本に収めてくれました。
身に余る光栄です。
テーマ別に集めた美術展より
画家ひとりに焦点を当てた個展のほうが僕は好きで、
同じようにアンソロジーって
個人的にはあまりそそられないんですが、
この本はおもしろくて、あっという間に読めました。
ほんと“厳選”されたエッセイ“のみ”を集めてますね!
僕がとくにおもしろいと思ったのは
以下の方々のエッセイ。
池部良さん、藤原正彦さん、小菅桂子さん、菊谷匡祐さん、
角田光代さん、甲斐大策さん、石田ゆうすけさん。
あ、またひとりゴミが。
僕の家の近くに売地がある。
更地のままずっと放置されているが、
なかなか買い手がつかないようで、
「売出中」ののぼりが
毎日寂しげにはためいている。
きっと値段が高いのだろう。
阿佐ヶ谷というところは、
高円寺や中野や荻窪など、
まわりの町に比べると、
高齢者の割合が多くて、
活気に欠けるのに、
家賃もマンションの売値も
身の程知らずかと思うぐらい高いのだ。
ま、それはともかく、いま、
その売地で花が咲き乱れ、
ちょっとした花園になっているのである。
都会の小さな一区画にも
どこからか花の種が飛んできて、
こんなに花を咲かせるのだ。
自然の生命力にちょっと打たれながら、
おニューのコンデジRX100の
シャッターを嬉々として押していたのだった。
(結局カメラを使いたいだけだったりする)