石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
家火鍋と信州

大学の後輩たちが我が家に集まり、

6人で火鍋パーティー。

このメンツで集まると、

だいたい僕が吊るし上げられる。

曰く、石田は唐辛子を

後輩たちの目のまわりに

すりつけただの、

合宿で後輩たちをけしかけて

○○しただの、

学園祭で後輩たちにブチ切れただの、

エトセトラ。

うそやろ? うそやろ?

と耳を疑うばかりだ。

初めて聞く話ばかりだった。

 

”総理のご意向”文書のように、都合の悪いことは

すべてなかったことにするヤツは最低だと思うが、

僕の場合、なかったことをあったことにはできないので。

 

ということで、今から取材で信州にいってきます!

 

| 生活 |
ミサイルが向かう場所

加計学園問題や

”官邸の最高レベル”の方による

憲法改正へ向けた動き

(某新聞でいきなり表明とか)

などを見ていると、

報道の自由度72位(日本のことです)

というのはダテじゃないなあ、

と感心する今日この頃。

(付け加えておくと、この順位は

主要7か国のなかでは断トツ最下位。

先進国としては相当恥ずかしいレベル)

 

北朝鮮のミサイルの報道にしても、

なんかすっきりしない。

発射されたら地下に逃げ込めだの、

化学兵器の場合は窓に目張りしろだの、

いろいろ盛んに言うわりには、

ミサイルの標的が原発になる可能性とかは

ほとんど論じられないな、と。

 

そんな違和感を真正面から取り上げている記事があった。

ちょっと長いけど、一読の価値はあります。

こちら

| 社会 |
シャア専用チャリ

今月のサイクルスポーツ、

表紙を見た瞬間、笑った。

 

 

シャア専用の赤いロードバイクが出たらしい。

人生で初めてロードバイクがほしい!と思った。

 

あ、ちなみに僕が乗っている自転車は

ランドナーと呼ばれるツーリング車です。

 

んで今月の僕の連載『僕の細道』は

福島&山形の桜追いかけツーリングです。

 

 

 

 

 

| お仕事 |
見える光景

折に触れ、言葉の凄み妙味に痺れたり唸ったりする。

開高健がたしかこんなことを言っている。

すぐれた文章は、活字がメキメキと立ち上がり、

日が差したように輝き、

書かれてある内容の光景がそのまま見えたり、

あるいはまったく無関係のものが見えたりする、と。

 

先日、読売新聞の詩歌コラムに

こんな句が紹介されていた。

 

もう少し格好良く歩けよと夫は言う

必死に義足を進めいるわれに

 

鈴木直子さんという方の句だ。

一読して胸が熱くなった。

義足の妻に、夫は酷な言葉しかかけていない。

それなのに、この短い句からは

信頼と深い愛情に支えられた二人の関係が見えてくる。

句のあとに続く長谷川櫂氏の解説にも

まったく同じことが書かれていて、

やはりお主もそう思ったか、

とエラそうに微笑んだ総武線の車内。

 

| 生活 |
日曜日に「喝!」間違いなしの珍試合

某雑誌のページデザインが届いたのが23時半。

で、その記事の〆切が翌日の15時。

という無茶な仕事を振られ、久しぶりに徹夜仕事に。

そんなわけで、この週末は

期末テストを終えた学生のように

無上の解放感に浸り、

ボクシング世界戦、ならびにプロ野球と

スポーツ生観戦に明け暮れました。

 

ということで、昨日は神宮球場。

阪神タイガースVSヤクルトスワローズ戦。

ピッチャーは小野VS星というルーキー対決。

ラジオで野球中継を聴きながら観ていたら、

「ここでニュース速報です。

ただいま北朝鮮からミサイルが発射されました」

なんていうのが聞こえてきた。

その緊張した声と、目の前の世界とのギャップに

なんか呆然となった。

 

ところでこの日、僕は大きなミスを犯したのだ。

井上と八重樫のボクシングの試合、

さらにサッカーU-20W杯があることを
すっかり忘れていたのである。

どっちも楽しみにしていたのに。アホだ…。

 

でもま、この日は神宮も熱かった。

2−4の敗戦くさい雰囲気から7回、

高山と上本の連続タイムリーで同点、

さらに2、3塁で、ヤクルトベンチは

4番福留に対して敬遠策をとったのだが、

中継ぎルーキが大暴投(敬遠なのに!)、

敵地で申し訳ないが、

ゲラゲラ腹を抱えて笑ってしまった。

 

これでスコアは5−4!

このまま行け! 

そうしたら敬遠暴投なんてめったにない得点が

決勝点になって超おもろいがな!

と祈りまくっていたのだが、

最終回、エラーがらみで1アウト満塁、

バッターは3番山田、

そして大飛球がそのままスタンドに。

満塁ホームラン!

ぐああ、こんな幕切れかよ!と引っくり返ったら、

ぎりぎりファールの判定。

 

それから山田も4番雄平も連続三振でゲームセット。

そう、結局、祈ったとおり、敬遠暴投が決勝点という

一生に一度観られるかどうかの珍試合となり、

ボクシングのこともサッカーのことも

そしてミサイルのこともすっかり頭から消え飛んで、

六甲おろしを大合唱してきたのでした。

ああ、なんて素晴らしい1日。

北朝鮮の指導者に阪神を応援する楽しさを教えてやりたい。

もう、そんなことやめてビール飲みながら

タイガースの応援しようぜ。楽しいから。

 

| スポーツ |
不可解な世界タイトルマッチ生観戦

いやあ、昨日のトリプル世界戦。

ある意味、歴史的な試合を観てきました(笑)。

 

会場は有明コロシアム。ド派手な演出だなあ。

 

一戦目はライトフライ級の拳四朗くん。

判定で見事勝利。世界王者に。

 

そうそう。この日はデジカメを忘れるという大失態。

なのでガラケーの粗い画像になります。

叶姉妹とかばっちり写っているんだけどな(笑)。

 

二戦目は個人的に大注目の比嘉大吾。

意外だったのは対戦者のエルナンデス。

オーバーウェートでどんなふざけた野郎だと思ったけど、

ボクシングはちゃんとしていた。

速かったし、パンチ力もあるように感じた。

実際、4回に採点が公開されたときは、比嘉の劣勢。

その採点は、観ている僕らも納得がいった。

相手はとにかくうまかった。

でも会場にいた誰もが安心して観ていたんじゃないだろうか。

今回初めて生で観て何より思ったこと。

どちらが強いかがはっきり見えるということ。

試合全体の空気感というか、選手からにじみ出る雰囲気というか。

比嘉は手数が少なかったけれど、必ず相手を倒す。

そんな殺気がピリピリと伝わってきた。

アフリカで象にすごまれたときは「死ぬかも」と思ったが、

そんななんともいえぬ冷たい緊張感が会場を覆っていた。

案の定、6回に爆発し、相手を殺さんばかりの猛ラッシュ。

すごいものを観た。

 

会長、具志堅氏の涙にこちらもウルッ。

比嘉大吾の伝説は始まったばかりだ。

井岡との対戦を猛烈に観てみたい。

井岡サン、得意の階級チェンジはなしで(笑)。

 

そしてメーンイベントは現在大騒ぎ中の

村田諒太VSアッサン・エンダム。

これも試合中は観ていて、安心しきっていた。

どちらが強いか。

会場で観ていた人は、ひとりの例外もなく

全員が村田諒太と答えたと思う。

それぐらい相手を圧倒していた。

いつでも倒せる雰囲気だった。

だから村田の消極性が不可解ではあった。

もしかしたら、ラッシュをかけないのは

テレビ中継の尺を気にしているからかな、と思ったほどだ。

ま、それはないかもしれないが、

セコンドも油断していたんじゃないだろうか。

このまま行けば勝つから無理するな、と。

 

判定を聞いたときは、耳を疑った。

「今日UFOが東京を攻めてきました」

というニュースを聞いたらこうなるかというぐらい、

きょとんとして頭が真っ白になり、

会場のブーイングもよく聞こえなかった。

帰り道も何度も首をひねった。

これと比べると何年か前の亀田の疑惑判定も

かわいいものかもなと思ってしまう。

 

判定に不満を言わない村田は本当に偉いと思う。

実は村田はあまりにスター然としているので、

これまでは熱心に応援していたわけではなかったのだが、

今回の一件で俄然心をつかまれた。

いろいろ難しい面もあるようだけど、

一観客として身勝手な願いをいえば、

ぜひともエンダムと再戦してほしい。

 

余談。

叶姉妹は遠くからでもすぐにわかるほど

宇宙人のように目立っていました(笑)。

 

| スポーツ |
世界戦へ。

今日は大注目のボクシング、村田諒太の世界戦。

知人に招かれ、有明コロシアムまで観にいきます。

実はワタクシ、テレビの前ではいっぱしの解説者ですが、

生で観るのは初めて(笑)。

いやあ、楽しみだ。

村田の相手がなんかちょっと微妙ですが、

(リオ五輪1回戦負けとか)

でもまこのクラスの世界戦ですからね。

パンチはどんな音が鳴るんだろう。

 

今日は村田を含めて3人が世界に挑みますが、

比嘉大吾の試合がとくに楽しみ。

だったのですが……なんだあれ?

相手の世界王者が重量オーバーって…。

なんか最近多いなあ。

団体乱立、世界チャンピオンの複数誕生で、

その価値がやっぱり薄れているんでしょうか。

でもま、応援してきます!

 

| スポーツ |
生々しい恐竜化石

ヤフーのニュースに出ていたから

見た人も多いと思うけど、

こちらにも貼り付けておきます。

自分用にも残しておきたいので(笑)。

 

保存状態のいい恐竜の化石です。

ノドサウルスという恐竜の種類らしいです。

想像図はこちら。

 

 

初めて聞く名だけど、アンキロサウルスっぽいですね。

 

今回公開された化石について、

ヤフーニュースの見出しには

「まるで恐竜のミイラ」とあり、

そりゃもう物凄く期待してしまいました。

なので、写真を見たときは、

「あれ? こんなもんか」

とちょっと拍子抜けしたんですが、

冷静になって改めて見ると、

やっぱりすごいですね。

 

図鑑や映画で見る恐竜の姿って、

まあ言ってしまえば、

学者の想像力の産物じゃないですか。

タイムマシンとかできて、実際見にいったら、

全然違う形だった、なんてこともあるんじゃないかと。

でもこの化石を見る限り、

想像図はかなり正確だったなと思ったし、

その生々しさから、やっぱりこいつらは

1憶数万年前には地球を闊歩していたんだなと感じ、

夢が大きく膨らみました。

 

2011年3月にカナダの鉱山で見つかり、

6年かけて掘り出したらしいです。

クリックすればすべて拡大できますので、

ぜひディテールをご覧あれ。

ほんと生々しくてすごいので。

 

 

なんかゴジラみたい。

 

いや、ガメラか。

 

 

このまま歩き出しそう!

 

| 生活 |
大阪でアジア旅行

甲子園取材で大阪に一泊した翌日、

友人の店「チョウク」へ。

アジア料理の店だ。

店主のノボルくんとはトルコで出会った。

料理人の彼はそのとき、

料理武者修行の途上で、

インドのカレーをはじめ、

アジア旅行で出会うおいしいものを

提供する店を出したい、

と熱く語っていたのだ。

宿のキッチンで彼が作ったカレーを食べたときは

こんなにうまいカレーがあるのか!?

と心底驚いたものである。

 

そんなノボルくんが大阪の福島に

「チョウク」を出したのは9年前。

福島駅から徒歩5分とはいえ、

全然目立たない場所で好立地とは言えず。

大丈夫かな、というこちらの勝手な不安は

しかし、まったくの杞憂だった。

「うまい!」の噂は噂を呼び、

今ではすっかり人気店に。

食べログを見ても評価高いんだよなあ→こちら

立地は経営の条件として重要だが、

本当にいいものは悪条件をも凌駕するのだろう。

 

で、この日は看板メニューのミールスを注文。

 

 

南インドのカレー定食である。

4種のカレーとヨーグルトを

ぜんぶご飯にかけて食べる。

味がまだらに混ざって、

ご飯をすくう場所によって味が変わる楽しさ。

これ、最高なんで、未体験の方はぜひ一度。

上のミールスで、チャイがついて税込み1000円。

ボンカレーや松屋のカレーしか食べない人には

高いと感じるかもしれないが、

いい素材を使えば、この値段帯になる。

(カレー屋は儲からないと

ある筋から聞いたことがある)

 

店は外観も内装もアジアの大衆食堂風。

リラックスした雰囲気で居心地抜群。

 

まさにこのコンセプトどおり。

研究熱心なノボルくんは

現在も年に一度はアジアに行って

現地の味に触れ、

お店の料理に生かしています。

 

 

| グルメ |
もう優勝だ!

甲子園で阪神ー中日の取材をしてきました。

といってもスポーツ取材じゃありません。

グルメ取材です。

ええ、頭のおかしい企画です。

 

ともあれ、

 

やっぱ甲子園サイコー!

空が広い! 応援の声がでかい! まるで雷鳴!

こんなにすごかったっけ?

と圧倒されるほどだったけど、

甲子園が久しぶりだったからそう感じたのか、

それとも阪神がいま絶好調だからか?

とにかく気持ちいい!

 

ピッチャーは完全に覚醒した秋山。

観ていて危なげなし!8−1で完勝!

 

球場の外の高架下では歴代選手の応援歌も。

もう優勝したような大騒ぎ。

なんて楽しいんでしょう。

 

 

 

| スポーツ |
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