1ヵ月前に買ったばかりの
”高級”コンパクトデジタルカメラを三脚にセットし、
セルフタイマー撮影をしたら、
風で倒れてカメラが砂浜に突っ込んだ、
という話を3日前に書いた。
なかばパニック状態になりながらも、
丁寧に砂を払って、完璧と思えるくらいに綺麗にし、
祈る気持ちで電源をオフにすると、
ガリガリガリと派手な音を立ててレンズが収納され、
僕も三脚みたいにその場で倒れそうになった。
で、そのカメラを昨日、
銀座のキャノン修理センターに持っていったら、
レンズからセンサー全部を交換しなければならない、
と言われた。
そのためには3万円近くかかるらしい。
ただし、まだ動くから、
このまま使いたおして、動かなくなってから、
交換したほうがいいのでは、
というアドバイスもくれた。
じゃあそうしましょう、ってことで持ち帰ったのだが、
このまま使うにしても、
あまりにもガリガリと大きな音を立てるので、
どうにも気持ち悪い。
何か自分でできることはないか、
とあれこれ試した結果、
すばらしい方法を開発したのである。
紹介しよう。
同様の症状でお困りの方はたぶん多いと思う。
一度これを試してみてください。
用意するものはクリアファイル。
これをハサミで切って、フックをつくります。
左にあるのがそのフック。
フックのカーブや大きさはいろいろ試しながら
最適なものをつくりあげてください。
で、このフックをレンズの接合部の隙間から入れ、
砂をかきだすのです。
最初は観光パンフレットの角などでやっていたのですが、
紙だからすぐに破れるし、砂がどんどん奥に入ってしまいます。
砂をかきだすためには、このフックの形が非常に重要。
(考えてみれば当たり前だけど)
結構とれるんですよ、これで。
たまに”大物”が取れ、
巨大耳アカを取ったときのような快感も得られます。
小一時間ぐらいやって、電源をオフにしてみると、
ごくわずかにガリガリと鳴るものの、
何十倍もスムーズに収納されました。
正直、これをやる前は
1ヵ月ぐらいで動かなくなりそうだな、と思っていたけど、
今の状態なら1年以上は持ちそう。
お試しあれ〜。
って、これぐらいのアイデアなら、
すでにネットにたくさん出ているんでしょうか?
つまらない思いはしたくないから、調べない。