石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
ボイジャービールとイースター万歳

ボイジャービールを飲みに

大塚の「ブローズリー」という店に行った。

店に入ると早速目に入ったのは

ボイジャービールのポスターである。

 

 

僕の同級生が造っているクラフトビールだ。

去年の秋、和歌山の田辺に誕生したばかり。

年末に帰省して飲んだら、

同級生のよしみ抜きにして

抜群にうまかった。

仕事柄、クラフトビールはちょこちょこ

飲んでいるほうだと思うが、

そのなかでもうまいと思った。

ガツンと個性的なタイプではなく、

万人に愛されるであろう洗練されたタイプ。

クラフトビール文化が根付いているとはいえない

地方で展開するのであればこうなるのだろう。

とはいえ、しっかりと余韻が残る強さもある。

もともと実績のある男が作ったビールなので、

さすがのクオリティだな、と感心した。

 

田舎ではボトルで飲んだのだが、

大塚のこの店「ブローズリー」ではタップからの1杯。

 

 

僕は「コッパー」という商品がうまいと思うのだが、

そちらの樽は数日で飲み干されたようだ。

お客さんからの評判は上々だったとか。

飲めなかったのは残念だが、なんともうれしい。

写真の商品「ゴールド」ももちろんうまい。

 

 

月並みながら、合わせるのはやっぱりフィッシュ&チップス。

モルトビネガーを親の仇のようにかけて食べる。

余談だが、世界旅行中にこのスタイルにハマったため、

帰国直後、マクドとかに行ってポテトを頼むたびに

「酢をください」と言っていた。

でもどこもくれなかった。

というか置いていなかった。

(ちなみに欧米ではマクドにも置いてある)

最近は外国人も増えてきたので、変わったかな?

 

ところで、お店のメニューにこんなのがあった。

 

 

タイトルに「Happy Easter」とある。

イースター、つまりキリストの復活祭を

祝うメニューらしい。

でもこのイースターになじみのある日本人が

どれだけいるというのか。

「イースター? モアイか?」

と思われるのがオチだろう。

それなのに記念メニューとは笑止千万。

なんでもかんでも西洋かぶれしやがって。

と毒を吐きつつ、しっかり店の策略にはまって、

「ふわふわ卵と海老とパクチーのタルタルのせ」

というイースターメニューを頼んだら、劇的にうまかった。

 

店を出たところで、

「石田さんですか?」

と名前を呼ばれた。

振り返ると若いイケメンがいる。

鏡かと思ったら、そうではなくて、

拙著の読者さんだった。

10年ほど前にやったトークにも来てくれたらしい。

そのときは中学生だったそうな。

「その後、京都の大学に行って、

おもてにもちょくちょく行きました!

あそこうますぎます!」

僕がブログで日本一の居酒屋と書きまくっている店だ。

で、彼はいまは大学を卒業して、

メニュー開発や各種プロモーションを行う会社にいるのだとか。

で、イースターを盛り上げようと

さまざまな店と組んで仕掛けているという。

 

そっかー! 

いや、イースター素晴らしいと思うよ!

有意義だよ!

と僕は心から彼にそう告げ、さっき食べた

「ふわふわ卵と海老とパクチー云々」

のレシピをしつこくねちっこく聞いたのだった。

 

 

| グルメ |
藤浪を見つめる熱い目

僕は阪神タイガースの監督であるだけでなく、

バッティングコーチ兼投手コーチでもあるので、

昨日は1回からテレビの前で膝を組み、

藤浪の様子をチェックした。

この投手はもともと

トランプの政権運営並みのコントロールだが、

年を追うごとにだんだんひどくなり、

そして今季最初の前回の登板はまさに

トランプ節炸裂、めちゃくちゃだったのだ。

 

もしかしてイップスでは?

そんな言葉がネットニュースに踊るようになり、

それを見た全国5000万人の阪神ファンはゾッとした。

ちなみにイップスというのは精神的なものが原因で、

野球の投手でいえばストライクが入らなくなること。

これで選手生命を絶たれる例も少なくないのだ。

阪神のエースであり、

日本のエースとも嘱望された男である。

イップスなんかで選手生命を終えるなんて、

あってはならないことだ!

 

というわけで、仔細にチェックしたのだが、

いや、とりあえずホッとした。

失点1ながらも6安打打たれているので、

圧巻のピッチングというわけではなかったが、

何より8回をわずか97球で終えたところが素晴らしい。

前回が9四死球だったのに対し、昨日は1四球。

やればできるではないか。

この日の感覚をどうか忘れないでくれ、藤浪よ。

阿佐ヶ谷の投手コーチは願っている。

 

話はコロッと変わるが、

今朝早くパソコンをつけてニュースを見ると、

こんな見出しが目に入り、

「あれ? まだ夢の途中かな?」

と思ってしまった。

 

<米軍、最強の非核爆弾を

アフガニスタンのIS施設に投下>

 

<地球外生命発見か? NASAが重大発表>

 

後者の見出しは記憶で書いたので、

正確ではない。

なぜ記憶でしか書けないかというと、

今朝の早い時間に見たそのニュースが、

14時現在、どこを探しても見当たらないからだ。

だいぶ盛りまくった見出しだったので、

さすがにヤフー側も削除したのかもしれない。

(実際は「生命が存在できる条件を発見か」)

 

しかしアメリカ、やりたい放題だな。

 

| スポーツ |
どうなる?

うーん、北朝鮮情勢がシャレにならんなあ。

大雑把に見れば、

キューバ危機に似ているように思うけど、

まったく違うのは登場人物。

キューバ危機の際、タクトを振ったのは、

ケネディとフルシチョフ。

どちらも基本的に平和を愛し、知的なイメージ。

核戦争一歩手前だったキューバ危機は

結果的に譲歩という解決を見た。

 

一方、いまの北朝鮮関連でメインを張るのは、

剛田トランプと金おぼっちゃまくん。

…怖すぎるがな!

 

逃げ道を残しておく、

という孫子の兵法が意味するところを

トランプの脳は理解できるだろうか?

 

 

| 社会 |
世界一の焼鳥でねぎらう

先日、阿佐ヶ谷人全員に惜しまれながら

閉店した老舗ジャズバー「吐夢」

……と、ここまで書いて

胸がふっと締め付けられた。

”吐夢ロス”はかなりひどい。

 

もとい、吐夢のオーナー和子さんを

あらためてねぎらおうということになり、

和子さんにどこで飲みたいか聞いたら、

「大五郎」という返事だった。

阿佐ヶ谷にある世界一うまい焼鳥屋である。

ちなみに大五郎は仮名だ。

これ以上、店が混んだらイヤだから。

 

聞けば、和子さんは

大五郎に行ったことがないという。

マジすか!?

あんた阿佐ヶ谷に何年住んでるの!?

とびっくりしたのだが、

でも店をやっていたら、

やっぱりそうなるのかもしれんなあ。

 

ということで、大五郎へ。

メンバーは6人。

狭くて常に激混みの大五郎に

6人が座ろうと思ったら、

方法はひとつしかない。

めざせ、開店の17時。

 

大五郎にはもう何回行ったかわからないが、

17時などという早出は初めてだった。

さすがに無事に座れたが、

それでもあっという間に満席。

都心部にはこういう店がままあるけど、

(阿佐ヶ谷は都心部ではないが)

みんな早い時間から何やってんだろうね。

 

僕はこの店に少なく見積もっても

30人は連れてきたと思うのだが、

みんながそうするように、

和子さんもやっぱり目を見開いて

「うまい!」

と叫んだ。

で、多くの人がそうであったように

和子さんもレバーに唸った。

大五郎のレバー串タレは

まるでチョコレートムースのごとしなのだ。

僕もこのレバーが一番好きなのである。

しかし、和子さんがもう1本、もう1本、

と計3本食べたのにはちょっと驚いた。

大ぶりで、生っぽいこってりしたレバーなので、

どれだけ好きでも普通は2本までだ。

3本食べた人は初めてである。

さすが、あの渋いジャズバーを

22年間、女手ひとつで支え続けてきた人だな、

と感動してしまった。

 

なにが「さすが」なのか、よくわからんが。

 

阿佐ヶ谷スターロード

 

 

 

| グルメ |
寅さんの1作目

先週土曜日の夜、BSジャパンで

「やっぱり土曜は寅さん!」と題し、

『男はつらいよ』の1作目を放送していた。

(この日は続けて2作目をやり、

さらに来週土曜は3作目を放送するのだとか。

これから全部やるのかな?)

 

寅さんはちょこちょこ観ている気がするが、

考えてみると、1作目というのは未見である。

作られたのは1969年だそうで。

なんと僕の生まれた年ではないか。

 

ということで、

クリームシチューをずるずるすすりながら

観てみると、

いや驚いたねぇ。

なにがって、さくらの美しさに。

 

家を出た寅さんと

20年ぶりに再会するシーンである。

 

 

ぐおおお、なんだこりゃ。

天使のオーラが半端ねぇ!

しかしさすが山田洋次監督。

上の画像の人の配置にご注目。

さくらが最大限輝くように

緻密に構成されているではないか。

 

「…お兄ちゃん?」

 

「そうよ、お兄ちゃんよ!」

 

……寅さんはぜんぜん変わらんな。

 

しかし、やっぱりいいね、寅さんは。

笑って、泣いて、全部が詰まっているじゃないか。

前田吟演じるひろしとさくらの結婚式では

涙がぽろぽろとこぼれ落ちて、

クリームシチューがしょっぱくなってしまった。

それにしても、渥美清のような俳優は、

もうちょっと出てこないだろうなぁ。

 

ところで、さくらの美しさ以上に驚いたことがある。

ひろし役の前田吟である。

 

 

完全に二の路線だった。

 

ま、それはいいとして、

驚いたのは声。

低くて重くて、

声もやっぱり二枚目路線なのだ。

年を重ねるごとに声が軽くなるって、

どういうことよ? 吟さん。

 

 

| 映画 |
昼からワインと弦楽四重奏

飲み仲間の作曲家兼音楽プロデューサー、

多田泰教さんが手がける

変拍子の弦楽カルテット「レスイズモア」の

コンサート「葉桜とワインと変拍子」へ。

14時スタート。

タイトルのとおり、葉桜とワインを愛でながら、

という趣旨だったのだが、

桜はまだ満開だった。

 

 

変拍子というのは僕もよくわからないのだが、

とにかく高度な演奏技術が求められるようで、

なんかすごいことをやってんな、と圧倒される。

ただメロディは多田さんの作らしく、

とてもなじみやすく、気持ちがいい。

昼間からワインを飲んでいるから、

さらに恍惚となった。

 

その後、原稿の締め切りがあったので、帰宅。

の予定だったのだが、

都心部に出たことだし、

桜も見ごろだということで、

千鳥ヶ淵にちょっとだけ寄っていった。

大学時代、東京に住んでいた父が、

「ここの桜がすごいぞ」と言っていたので

ずっと気になっていたのだが、

東京暮らし12年目にしてようやく初訪問となった。

たしかにお見事。

 

お濠と江戸城の石垣も素敵。

 

半蔵門の石垣の色合いはアートだなぁ。

 

お濠の草原も春満開でした。

 

レスイズモアは今後も精力的に活動していくようです。

海外公演も予定されているとか。

弦楽四重奏、変拍子、変態プレイ等に興味ある方、

また変態プレイに打たれて

とにかく気持ちよくなりたいという方、ぜひどうぞ。

 

・5月10日(水)19:00〜

名曲喫茶カデンツァ(本郷三丁目)

入場料:2200円(ドリンク付き)

 

・6月10日(土)14:00〜

「新曲蔵出し大感謝祭」

名曲喫茶カデンツァ(本郷三丁目)

入場料:2200円(ドリンク付き)

 

・7月15日(土)18:30〜

紀尾井町サロンホール

入場料:前売2500円/当日3000円

 

その他詳細は

レスイズモアのフェイスブック

 

 

| 生活 |
将軍様はどうお考えか

ハリルジャパンや、

ザックジャパンならぬ

トランプアメリカが

シリアにミサイルを59発撃ち込んだ。

2日前にシリア政府軍が

化学兵器を使ったことに対する報復だそうだ。

その是非はさておき、

北朝鮮は震えあがったのではないか。

あのジャイアンは、

国連との調整も、逡巡もせずに、

ほんまにやりよる、

めっさ怖いやんけ、

わいどないしょ、と。

 

その将軍様の動揺を想像した瞬間、

溜飲が下がるのを少なからず覚えたのだが、

じつは別の心理が働く可能性もあるらしい。

すなわち、

シリアがやられたんは核を持ってへんからや、

わいらはやられんように、

これまで以上に核兵器、ならびに

アメリカに届く長距離ミサイルの開発に精進せんと。

ほんで、もし先制攻撃されたら、

そのときはもうヤケクソじゃ、

日本にも撃ったるわ。

 

うーん、勘弁してくれ。

単細胞のジャイアンよ、

ゲームみたいに

気軽にボタン押すんじゃねえぞ。

 

 

| 社会 |
串の物語

昨日発売の『dancyu』は焼鳥特集。

僕は串について書かせてもらっています。

串? どうやっておもしろく書くんだ!?

と依頼をもらったときは困惑しましたが、

取材先の人たちがみんな個性的だったので、

なかなかいい記事になったと思います。

よろしければ読んでみてください。

 

 

 

| お仕事 |
近くの桜

急に温かくなってきた。

こりゃいかん、桜が散るがな、

と慌てて近くの善福寺川へ。

先週日曜日にも花見をしたのだが、

何度味わったっていい。

 

 

 

 

旅に出たくなるなあ。

 

| 生活 |
名古屋の酒場探訪

愛知県のとある店に取材に行った。

で、日帰りもできるのに、

名古屋に泊まって酒場調査へ。

名古屋名物なんとかチャン。

なかなかでかい。

 

まず向かったのは大甚。

名古屋といえば、な店らしい。

創業なんと明治40年。

居酒屋評論家が「日本一の酒場」と評したとかなんとか。

何言ってやがんでい、日本一は京都のあの店だ、

と思いつつ入店。

いかにも時代を帯びた店内に

サラリーマンがごった返している。

 

料理は小皿に乗ってテーブルに並んでいる。

好きなものをとってくる、

という大衆食堂方式。

これが見事にすべてうまかった。

とくに昆布とシイタケの煮物。

そのほかいろいろ食べて、1杯ずつ飲んで、

3人で3500円。よっ、日本一!

 

続いて大洲の焼き鳥屋へ。

メニューに「スーパーブー」という文字があった。

やっぱりところ変われば品変わる、

ってもんで、なんだろうこれ?

とカメラマンさんがスマホで調べようとするので、

いや、待たれい。

旅の醍醐味は経験と発見ですよ。

何も知らずに頼んでみましょう。

そう言うと、カメラマン氏も「そうだ!」と

スマホを座布団に投げつけ、

で、僕らは女将さんを呼んで恐る恐る

「スーパーブーひとつ」

と言うと、女将さんはごく自然に、

「スーパーブーですね」

とお答えになった。

 

で、ドキドキしながら待つこと数分、

やってきたスーパーブーは、

こんなスーパーブーだった。

 

 

スーパーブーという商品名のソーセージだった。

 

うん。

 

待っていたときが一番おもしろかった。

 

 

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