石田ゆうすけのエッセイ蔵

旅作家&エッセイスト、石田ゆうすけのブログです。


※親サイトの『7年半ぶっ通しチャリ世界一周』はパソコンを新しくしたためにストップしたままです。
近況報告や各種案内は、もうしばらく、当ブログにて行います。
観戦クッキング

居間にまな板と包丁と食材を持ち込み、

晩飯をつくりながらプロ野球を観た。

キャベツを千切りにしながら祈り、

カボチャをつぶしながら叫び、

アジをおろしながら笑い、

最後は延長12回、代打満塁サヨナラホームラン!

野球漫画かよ!

両軍の選手、監督の顔が明暗くっきり分かれ、

そこに人間ドラマのおもしろさが見てとれ、

これが野球の魅力なんだよなあとしみじみ。

巨人ファンには申し訳ないけれど、

8回に同点ホームランを打たれた澤村と原監督の顔は

下手な映画よりもはるかに凄絶だった。

あまりにおもしろい試合だったため、

18時の試合開始とともにつくり始めた晩飯が

完成したのは試合終了時の22時過ぎ。

ほとんど手が動いていないじゃねーか!

 

ともあれ、これで巨人と入れ替わり、

我がタイガースが2位に浮上!

今日の先発は高橋遥人。頼むぞ!

俺はお前のストレートが好きだ!

 

| グルメ |
川崎殺傷事件

川崎での痛ましい事件について

誰しもが思う

「死にたいなら一人で死ね」

という考えを、

著名人たちがテレビで声高に発言する。

コメンテーターとして

それはどうなのかな、

と首を傾げてしまうけれど、

実際、僕も同じことを思ったし、

遺族の心情を想像して胸を痛めながらも、

思考はそこで止まっていた。

そんなとき、こういう記事を読んだ。

「死にたいなら一人で死ぬべき」

という非難は控えてほしい

 

なるほどなあと思った。

その視点はなかった。

自分にはない考えに触れ、視野を広げる。

常々そうありたいと思うし、

その機会が増えたことは

ネットの功罪の「功」だと思うのだけれど、

実際には、真逆の「罪」が目立つ。

己の思想に沿った考えのみ選択し、

視野を狭め、尖鋭化させてしまう。

上の記事には批判が殺到した、

別の記事で知って驚いた。

 

感情的、短絡的な発言が増えるのは

ネットの匿名性によるものだろうけど、

読解力という基礎の部分が欠如しているのは、

なんとも薄ら寒い気持ちになってしまう。

 

何が書きたかったのかわからなくなってきたが、

とにかく、殺伐とした世と向き合っていくためには、

ちゃんと考える、想像する、

このことがますます大切になっていくんじゃないかなと。

思考を安易に止めてはだめだ、

と自分に言い聞かした、という話です。

 

| 社会 |
カメラの悲哀

白神山地周辺の旅から帰ってきました。

新緑の盛りは過ぎていたけど、

それでも緑がきれいでした。

 

白神山地の「核心地域」に向かう道。

 

「核心地域」の遊歩道。

まさに緑のシャワー。

 

天気がよかったので、

能代〜鯵ヶ沢間の西海岸も堪能できました。

ハリボテみたい。

ディズニーランドにありそうな岩だな。

 

この岩と自転車と俺、という写真を撮ろうと、

三脚にカメラをセットし、

岩のところに走っていって振り向いたら、

風でカメラが倒れており、

買ったばかりのキャノンG7Xが砂まみれに。

「ギャーッ!!!」

走って救助に行き、カメラを拾い上げると、

本体から飛び出したレンズの隙間にまで

細かい砂がびっしり。

半ばパニック状態で砂を丁寧に取り払い、

祈る気持ちで電源をオフにすると、

ガリガリガリといい音が鳴って、

ぎこちない動きで、

レンズが本体に仕舞われました。

G7Xの初舞台だったのに…。

一応修理に出すけど、

短命ランキング、堂々の1位になるか?

| |
御礼

うれしい知らせがありました。

拙著『行かずに死ねるか!』が

重版になったとのこと。

これで26刷り。

単行本が出たのが16年前、

文庫本が出たのが12年前。

もうだいぶ古い本になりましたが、

今でもこうして重版されるのは、

みなさんが読んでくださるおかげです。

ほんとありがとうございます。

 

ということで、明日から元気いっぱい、

取材旅行に行ってきます。

今回は白神山地方面へ。

| 著書について |
ふたたびシェ・イシ

めでたいことがあったので、

以前住んでいたアパートの隣人である、

映画監督のまつむらしんご夫妻を迎え、

「シェ・イシ」を開催した。

我が家で不定期に開かれる

フレンチレストランのことだ。

シェフはイシーダ・ユスーケ。

 

まずはオードブル3種。

手前からズッキーニの野菜巻き、リモージュ風カボチャサラダ、

ネギとグレープフルーツマリネ、ズワイガニを添えて。

 

続いて温かい前菜。

マッシュルームのサワークリーム生ハム詰め。パセリかけるの忘れて。

 

イサキとタコのカルパッチョ・・・の残骸。

食べる前に撮るのを忘れた。

今回は前回にもまして撮影はいい加減だ。

 

このあとマッシュルームのスープが出され、

それから魚のメインへ。

天然真鯛のポワレ。フュメドポワソントマトソースを添えて。

 

リンゴのソルベが出されたあと、

お肉のメインは今回も、

ラム肉のグリル、ブルーベリーソースを添えて。

最後にコーヒーとまつむらくんが持ってきたメロンで〆。

 

手前みそになるが、笑えるくらいうまかった。

まつむらくんはワインも飲まずにひたすらかっこみ、

「お代わり!」と皿を突き出すのである。

定食屋じゃねえ!

もっとも、シェ・イシの特長は

この「お代わり」なんだけど。

東京広しといえど、

お代わりのできるフレンチがどこにあるだろう?

 

食べ終えたあとのまつむらくんの台詞がよかった。

「石田さん、どこに向かっているんですか?」

 

 

| - |
”ライブ放送”の尋常じゃない緊迫感

プロボクシングには4団体あり、

それぞれに王者がいて、

ほかにも暫定王者など

よくわからない王者もいるので

世の中、世界チャンピオンだらけだ。

この中で一番強いやつを決めよう、

ということで始まったのが「WBSS」、

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズである。

日本の”至宝”、井上尚弥がこれの準決勝に挑んだ。

 

試合会場はスコットランド。

日本時間の朝4時だか5時だかに試合開始。

WOWOWがライブ放送していたが、

僕はこれに入っていないので、

21時からの録画放送を見ることにした。

そのために朝からネットを切り、

携帯のニュースも目に入らないようにし、

さらにはボクシング好きの友人たちには

「ライブ状態で観るので、

結果をメールしないように」

と予防線を張っておいた。

生きづらい世になったものだ。

 

しかしそこまでやった甲斐があった。

とくに1ラウンドの攻防には、

稀に見る緊迫感があった。

相手のロドリゲスもさすがに無敗王者で、

思った以上に強い。

井上の被弾なんて、

これまでほとんど見たことがないのに、

昨日は何発かもらっていた。

放送時間は残り20分ほど。

序盤で決着がついたのは明らかだが、

もしかしたら井上が一発いいのをもらってKOされる、

なんて大番狂わせが起きた可能性もある。

1ラウンドを見る限りそう思え、

まさに手に汗べったり、心臓バクバク状態。

で、2ラウンド目に衝撃の結末が待っていた。

井上の左フック一発でロドリゲスがダウン。

無敗王者がその一発で戦意喪失し、

自分の陣営に向かって

もうダメだ、と弱々しく首を振っていた。

とんでもないものを見てしまった。ライブで。

 

バンタム級にはもう相手がいないんじゃないか、

と思ったら、いた。

ネリだ。

虫唾が走るので

あいつには関わってほしくないけど、

うーん、でもやっぱり本音では見てみたいな。

 

それにしても、

野球の大谷翔平の活躍を見るにつけ、

この時代に生きてよかったとつくづく思うが、

井上尚弥もそう。

感謝感謝です。

| スポーツ |
山に水をくみにいくうどん屋

ちょっと遅くなりましたが、

食の雑誌「dancyu」ウェブ版に書いている

うどんの最新記事、アップされています。

(連載記事とは別の)

よかったら、読んでみてください→こちら

| グルメ |
お祭り騒ぎ

昨日は今季初、東京ドームに参戦!

でも相手の先発は菅野。

勝てる気がしない。

 

ところが蓋を開けてみると、、、

 

買って間もないキャノンG7Xの画質。悪くない!

 

カッキーン!

大山のタイムリー!

そのあと出るわ出るわホームランの嵐。

菅野から4本、代わった田口からも1本!

一試合5本のホームランなんて、いつ以来だろう?

少なくとも僕の球場観戦歴では初めて。

ま、こっちも2本のホームランを打たれ、

結果、乱打戦となったけど、13対8で勝利。

いやあ、気持ちよかった!

大山のホームランはすごかったな。

しかし、菅野はどうしたんだろう?

最初から明らかに悪かった。

1回から「あれ?勝つかな?」と思ったもんなあ。

投球数が去年初めて3,000球を越え、

その影響が出ている可能性がある、と何かで読んだ。

と気になって、いま探してみたら、あった。

巨人・菅野智之の状態が気になる。

 

日本球界という括りで考えると、

彼のこの不調ぶりはちょっと心配。

| スポーツ |
春の豆

郷里の父は退職後、そのありあまるパワーを

農業に注力し、無農薬のおいしい野菜を作っている。

収穫した野菜をたまに送ってくれるので

とても助かっている。

春はとくに楽しい。

ということで、春の豆、フルコース。

 

 

豆ごはん、スナップエンドウの天ぷら、焼きそら豆。

(向こうにあるのはイワシの煮つけ)

もうこれだけで他には何もいらないという感じ。

春の豆の幸福感は何物にも代えがたいけれど、

とくにスナップエンドウの天ぷらはすごいです。

食べたことない人、だまされたと思ってつくってみてください。

普通に天ぷらにして塩で食べます。

世の中にこんなうまいものがあったのかー!という味です。

なんか前も書いた気がするけど。

 

| 生活 |
巡礼路のうた

スペインに「サンティアゴ巡礼路」というのがある。

その距離約800辧それを何日もかけて歩く旅が人気らしい。

旅のスタイルは四国の八十八カ所巡りに似ているし、

巡礼路としての性格は我が郷里の熊野古道に似ている。

実際、熊野古道とは「姉妹道」として提携しているようだ。

 

この巡礼路を、

知人のアコーディオン奏者、

岩城里江子さんが40日かけて歩いた。

そして歩きながら生まれた曲を、

CDアルバムにした。

 

スピリチュアルなものが苦手、

というより、スピリチュアルなものに

傾倒する人たちのノリが苦手な僕は、

聖なる〇〇から生まれた〇〇、といったものには、

無意識に斜に構えるところがあるのだけど、

このアルバムは友人のよしみ抜きにして

「へえ、そうなるんだ」と大いに感心した。

聴いていると、スぺインの歩道を、

実際歩いているような気分になるのだ。

ヨーロッパのノスタルジーや、

山や野の空気や風が伝わってくる。

行ったことのない(そして天邪鬼な)僕ですら、

そうなのだから、歩いた経験を持つ人が聴いたら、

胸が熱くなるんじゃないだろうか。

 

この中に「Holy Holy」という曲がある。

最初聴いたとき、とても懐かしい感じがした。

子供の頃、何かの折に聴いた聖歌かなと思った。

で、岩城里江子さんに聞くとこんなメールが。

 

” 最後に一緒に歩いた
  オランダのリカちゃんって女の人がいてね。
  その人がこの曲のサビをずっと歌ってたの。
  オランダで流行ってるの?って言ったら、
  上から聴こえてくるっていうの。
  で、それ、録ってた。
  そのフレーズを歌いやすいように
  ちょっと変えて作った曲なの。
  旅のはじめの方で出会ってから
  最後にばったり再会したのだけど
  最後に旅を総括するようなことを話せた人だった。
  でね別れ際、彼女の名前のスペルを聞いたら
  RIEKA、だったのよ。
  私のRIEKOと1文字違いでしょ。鳥肌立った。”

 

気持ちのいいアコーディオンのアルバムです。

サンティアゴ巡礼路に行った人も、
これから行こうと思っている人も、
そうじゃない人も、よろしければ。
旅をつづったブックつき。
合わせて読むとますます旅している気分に浸れます。
5月26日(日)15時半から柏でコンサートもやるみたいです。
| |
★dancyuウェブに連載中
食の雑誌「dancyu」のウェブサイトに「麺店ポタリング紀行」というアホな記事を書いています。→https://dancyu.jp/series/pottering/
『地図を破って行ってやれ!』文庫改訂版出ました。
2016年8月発売。幻冬舎刊。650円(+税)。アホな日本紀行です。単行本をすべて書き直しました。感想いただけると嬉しいです→ yusukejitensha@yahoo.co.jp
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